11.15.2015

Can Art Change the World? By JR アートは世界を変えることができるか



フランス出身のアーティスト JRについて、グラフィティにあるようなヴァンダリズムとサーカズムとストリートカルチャーといった魅力とも関わりが薄く、優れた写真作品にあるような視覚が認知に影響を及ぼすような図像の強さがなく、コンセプチュアルアートというには、ストレートなメッセージ性が強く実用的。趣味から随分外れるアーティストだったが、最近 このアーティストのInstagramを見ると、世界を旅行してその場所に関与して作品を制作し、展示し、なるほどこのアーティストのやろうとしていることが少しわかってきた。アートは世界を救うことができないが、人々の物事の見方を変えることができる。

Phaidonから初めてのアンソロジーとなる活動を振り返った書籍が発売されている。

エリス島についての映画の監督、プロデュースも。俳優のロバート・デニーロが出演
Ellis - Movie
Welcome to Inside Out Project | Inside Out Project

Amazon.co.jp : JR: Can Art Change the World?

11.02.2015

Irving Penn: Beyond Beauty アーヴィン・ペン 回顧展(アメリカ合衆国)


スミソニアン・アメリカン・アートミュージアムで始まったアーヴィン・ペンの大規模な回顧展。
Irving Penn: Beyond Beauty | Smithsonian American Art Museum 

アメリカ合衆国内を巡回。ファッションを超えたところでの美というのが展示のテーマだが、それはさておき、あるものをそのまま撮るのではなく、撮影者が被写体を作ってライティングし撮影する写真のお手本となるもので、折々見返したくなる アーヴィン・ペンの写真。他の同時代のファッションフォトグラファーとのアートマーケットでの評価額も区別される。

Irving Penn Archives | The Art Institute of Chicago 
Irving Penn’s Archival Food Photography in Vogue - Vogue

Amazon.co.jp : Irving Penn: Beyond Beauty

10.31.2015

Massel 7's Bouillon Cubes マッセル ブイヨン スープストック ヴィーガン

オーストラリアのメーカーのスープストック。他の材料の旨みがわからなくならない控えめな味で使い易い。セロリの葉や、人参の皮を煮出してスープに、このブイヨンと塩コショウするだけで簡単に美味しいスープになる。カレーを作るときのベースのスープにも。

7's Bouillon Cubes From Massel

Rakuten: 化学調味料・動物性不使用!マッセル 7ブイヨンキューブ(アソート)35gx9 jn st pns

Amazon.co.jp : マッセル ストックパウダー チキンスタイル 減塩タイプ 140g
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マッセル 7ブイヨンスタイルベジタブル 35g×30個入

10.27.2015

Jon Krakauer "Into Thin Air" ジョン・クラカワー「空へ」 3D映画 エベレスト 3D


1996年のエベレスト大量遭難の際にまさに事故にあった公募隊に参加していたジャーナリスト ジョン・クラカワー(Jon Krakauer) のベストセラー 「空へ」を基にして”いると考えられる”映画。

映画版では現在の最新撮影技術を使ってこれまで撮影できなかったような映像のスペクタクルを体験できそうだが、ノンフィクション「空へ(Into Thin Air)」は関係する参加者に丁寧にインタビューし、熟練のクライマーが率いる商業登山でなぜこれほどまでの事件が起こったのか、出来るだけ客観的事実に基づいて編まれた非常に読み応えのあるノンフィクション。

映画『エベレスト 3D』 公式サイト 11月6日(金)ロードショー

Amazon.co.jp : 空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)
Everest [DVD] [Import]

以下一部ネタバレ注意
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映画「エベレスト 3D」を見てきたが、 映画の脚本の基になったと考えられる「空へ」とこの映画が奇妙な関係にある。

事故の際に起こった大部分の出来事の描写は、この事件が起こった公募登山隊に参加したジャーナリストであるジョン・クラカワー氏の「空へ」に出てくる内容に沿ったものを映像化している。この映画にも俳優が演じるクラカワー氏がたびたびでてくるのだが、少ないセリフを拾って並べるとわかるが、事故の原因のひとつがクラカワー氏と雑誌の取材にあることをほのめかし、随所でこの映画によってクラカワー氏が非難されている。
私はこのクラカワー氏の本を読んだことがきっかけとなって映画を観に行ったために、奇妙な居心地の悪さを感じた。

本に書いてあることが全て真実、真相だと思って受け入れてはいないが、実際、何がこの事故の原因となったか判じることができない複雑に絡まった要因がこの事故から学ぶことができるゆえに、この映画における事故の原因を特定の人物を責めるような脚本が陳腐に感じ取られた。

陳腐といえば、実際の事故に基づいた映画化とはいいながら、事実にない(なかったとは言えないが)妄想のシーケンスや登山者と家族とのドラマを絡める点も、”事実を基に脚本を書いた”という映画の成立形態として無理があった。


「エベレスト」のプレミア上映にはシェルパのアン・ドルジェ、生還した参加者のベック、事故の際に救助を行った著名な登山家であり映像作家であるデイビット・ブリーシアーズが笑顔で並んで写真に写っている。

一方「空へ」の著者クラカワー氏はこの映画に対して不快感を表明し、事実になかったディテールが捏造されていると述べ映画化権をソニーに渡したことを後悔、一方映画監督は不思議なことに書籍の「空へ」に基づいてこの映画を作っていないということを述べている。

なお、映像の点においては、空間の奥行きに意味があるSF映画の3Dと性質が違って、この映画において立体感といえば山の頂上を見上げたとき、氷の谷底を見下ろした時が主であまり意味を見出せず、また事件が語られる誰かの視点がない、かといって絶対的な客観性をとらず視点がゆれ、それゆえに、人の視座を置くことができない谷底から登山者を見る視点や、頂上より高い空から登山者を眺めるカメラの視点など唐突にでてくる不思議なアングルに戸惑いを感じるさせるシーンがあった。

Everest (2015 film) - Wikipedia, the free encyclopedia
Behind The Devastating Drama Of The New Movie ‘Everest’ | Here & Now

最後に、真実はどうであれ、数百万の大金支払ってエベレストの頂上に登るための公募登山隊の参加者に対して、ツアーの企画者が全ての責任を負うのは当然のこととして、ツアーに参加するということを決めたのはそれぞれの登山者で、それは人生の折々しなくてはならない選択や決断にたいして、自分自身がその選択をした直後に何が起ころうともその選択が起点になったことの自身の責任であることから決して逃れられないということをこの登山の映画と、書籍「空へ」によって再確認することとなる。

三浦雄一郎、野口健ら映画『エベレスト3D』を語る…cyclestyle.net/ 
映画「エベレスト 3D」 日本人女優が語る撮影秘話  :日本経済新聞