ラベル Europe の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Europe の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

9.23.2011

Roads and rain by Abbas Kiarostami アッバスキアロスタミ 映画監督の撮る写真

the guardian : Roads and rain by Abbas Kiarostami / Abbas Kiarostami's best shot
8月にロンドンのPurdy Hicks galleryで開催されたイランの映画監督アッバスキアロスタミの写真展の情報。(画像あり)

他に映画監督で写真を撮って発表している(されている)人といえば、タルコフスキーのポラロイド、キューブリックの端正なスナップ写真、ソフィアコッポラの瑞々しい映画のスチル写真。キューブリックは元々プロのカメラマンでした。他にももっと沢山いるはずだが...

**

タルコフスキー
JJPOLLET : Instant light Tarkovsky Polaroids
Culture Vore : Tarkovsky Stops the Flight of Time
Dangerous Minds : Tarkovsky’s Polaroids

キューブリック
Retronaut : Chicago, 1949, by Stanley Kubrick
One frame: Stanley Kubrick - British Journal of Photography
Stanley Kubrick | Photography | Phaidon
Giunti : Stanley Kubrick

ソフィアコッポラ(は撮っている姿しかなかった)
Anyonegirl : Sofia Coppola ‘Somewhere’ Interview
smh.com : The quiet achiever

**

Amazon.co.jp : Instant Light: Tarkovsky Polaroids
スタンリー・キューブリック ドラマ&影:写真1945‐1950
Stanley Kubrick
Stanley Kubrick: Drama & Shadows: Photographs 1945?1950
ソフィア・コッポラ写真集 SC

9.22.2011

EU・ジャパンフェスト日本委員会 In-between 日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ

ヨーロッパの写真家が日本を見る

写真展「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイvol.13」in トゥルク (Turku) 2011
会期:2011年9月21日~10月16日
会場:Governor's House
出品作家:カッレ・カタイラ(Kalle Kataila)(フィンランド)、クリスタ・モルダー(Krista Molder)(エストニア)

トゥルク (Turku)はフィンランド南西部の町。

写真集「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ」 
写真プロジェクト 撮影の実績 アーティスティックディレクター:菊田樹子氏/ 倉持悟郎氏
Anders Petersen - Okinawa
Mark Power - Miyazaki
JITKA HANZLOVÁ
Karin Borghouts - Japan
Stephen Gill
Pentti Sammallahti
Francoise Huguier - Japanese Bath

**

日本の写真家がヨーロッパを見る


写真集『In-between』1-14 (以下アマゾンのリンク) 
In-between 2 港千尋 フランス、ギリシャ
In-between (4) 小野博 オーストリア、スロベニア
In-between (5) 本山周平 ルクセンブルグ、オランダ
In-between 6 野村恵子 イタリア、スウェーデン
In-between 7 松江泰治 イギリス、スロバキア
In-between 8 鬼海弘雄 ポルトガル、マルタ
In-between 10 今井智己 リトアニア、ベルギー
In-between 11 吉増剛造 アイルランド
In-between 13 野口里佳 チェコ、キプロス

**

EU・ジャパンフェスト日本委員会について : 委員会設立の経緯
EU・ジャパンフェスト日本委員会
アーティスト支援制度 - Tokyo Art Navigation

9.11.2011

Arnold Odermatt スイス警察 カメラマン アーノルド・オダーマット



1958年日本である事件を捜査する捜査員の様子を撮影した今でいうフリーランスのフォトジャーナリストのWatabe Yukichi渡部雄吉)さんのA Criminal Investigationがさまざまなメディアで取り上げられ話題になっています。この本については画像付きでこのブログに詳しいのでこちらを参考に。

一方、スイス警察に40年勤務し、自動車事故現場を記録撮影した警察のカメラマン Arnold Odermattの写真も1990年代に彼の息子 Urs Odermatt -映画監督が自分の映画製作のために参考にするためにそれらの写真を発見するまで一般に知られるものではありませんでした。その後数冊の写真集が出版され世界中で注目を集めることになります。

Arnold Odermatt (via:A M A D O R G A L L E R Y )

写真集はドイツの出版社Steidlから発売されました。事故現場の記録写真 "Karambolage" 真剣に勤務している同僚の(ユーモラスに見える)写真がまとめられた Arnold Odermatt: On Duty そして休みに彼が撮った家族の写真をまとめた In Zivil / Hors Service / Off Dutyの三冊。

Arnold Odermatt
NORDWEST FILM :Urs Odermatt & Arnold Odermatt
James Kelly Contemporary : Arnold Odermatt
写真の由無し事: 2010年 マイピックアップ 写真家55人
Arnold Odermatt - Wikipedia, the free encyclopedia
lens culture: Arnold Odermatt
ビール/ビエンヌ写真祭2013: スイス北西部の街 見慣れた風景と異常な風景 - swissinfo.ch

渡部雄吉
atsushisaito.blog : Watabe Yukichi 「Criminal Investigation」
DALPINE : A Criminal Investigation - Watabe Yukichi
5B4: A Criminal Investigation by Watabe Yukichi

Amazon.co.jp : Watabe Yukichi - a Criminal Investigation
ヴェネツィア案内 (とんぼの本)

8.21.2011

Mark Magazine オランダの建築雑誌

(C)Mark Publishers

オランダの建築雑誌 - Mark Magazine

17-31号までのレイアウトが特にかっこいい。ADは Mainstudio の Edwin van Gelder http://www.mainstudio.com/



7.27.2011

Vladimir Velickovic ユーゴスラビア ベオグラード 画家



Vladimir Velickovic (b.1935 Belgrade ベオグラード ユーゴスラビア) フランスを拠点とする画家。

フランシスベーコンやウィリアムブレイクを連想するものの、それとはまた違う一度見たら忘れない画風。この絵(Cible fig. II)をカタログで見たのですが、ある動作が描くストロークを線に取り入れているという解説がつけられていて、以前ブログで紹介したマイクマンデルの"Making Good Time"のアイデアとの偶然の繋がりが興味深いです。Wikipediaで知ることのできるプロフィール以上のことはわかりませんでしたが、アメリカ、ヨーロッパでその作品が1951年以来展示され続けている重要な画家のようです。アーカイブしておきます。

Vladimir Velickovic - Wikipedia, the free encyclopedia
Vladimir Velickovic Official Site

Artween TV Vladimir Velickovic Sa peinture (インタビューの動画/French/English)
Vladimir Velickovic - Galleri GKM
Vladimir Velickovic original prints, lithographs and etchings on ...(素描などの画像)

日本では国立新美術館の杮落し「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 - 2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」で作品が展示されていたそうです。

7.10.2011

FOTOTORST www.fototorst.com チェコ/スロヴァキアの写真家 フォトトルスト 選集



中欧の過去の写真作品を紹介する選集 "Fototorst"

ピクトリアリズム、ドキュメンタリの写真だけでなく、政治的、文化的に複雑な歴史をたどって来たチェコならではのアヴァンギャルドな写真も入ってくるユニークなシリーズです。サイズは約16X18(センチ)くらいと小ぶりですが、デザインもシンプルでかっこいい。そしてなにより安価なのがいいです。全てペーパーバック。あまりにも名前の知らない写真家が多かったので、便宜上シリーズに入っている写真家を大まかな志向性で分類してみました。勿論スナップショットに分類していても、アヴァンギャルドな実験をしている写真家も多くいるということも前提で。



スナップショット/ドキュメンタリ
Jan Reich
Jan Sagl
Tomki Nemec
Bohumil Krcil
Eva Davidova
Vaclav Chochola
Jan Lukas
Viktor Kolar
Zdenek Tmej
Bohdan Holomicek

19世紀
Josef Binko
Jan Langhans




アヴァンギャルド/スティルライフ
Dusan Simanek
Eugen Wiskovsky
Tono Stano
Emila Medkova
Ivo Precek
Jaromir Funke
Karel Teige
Jaroslav Rossler
Alexandr Hackenschmied

ポートレート
Frantisek Drtikol
Alfons Mucha



社会的考察
Iren Stehli
Antonin Kratochvil
Karel Cudlin

分類不能
Jindrich Pribik
Eva Fukova(Eva Fuka)
Miroslav Tichy
Jinrich Styrsky

世界的に著名な二人
Josef Sudek
Josef Koudelka


日本では二人のジョセフ(クーデルカとスデク)が有名ですが、チェコを中心にかなりの写真文化があることがよくわかります。初期に出版されたものは絶版になっているものもあるので、手に入るうちにどうぞ。

Youtube - Fototorst
p.a.r.k. : "Fototorst" - Miroslav Tichy (Fototorst) チェコの出版社 Torst の写真集
大学図書館の蔵書検索 CiNiii
Ateliér Josefa Sudka | Homepage(プラハの写真ギャラリー)

Amazon.co.jp : Search for Fototorst

2.18.2011

Marc Trivier アーティストの肖像写真 ベルギー人の写真家

(C)Marc Trivier: Paradise Lost

アーティストの肖像写真を主に撮影してきたベルギー人の写真家 Marc Trivier(b.1960 Belgium)

Baronian Francey:Marc Trivier (多くの画像が掲載されています)
Maison Européenne de la Photographie (MEP) (Paris)
09/02/2011 > 03/04/2011(ちょうどパリで展覧会が開催されています)

Slash/Paris:Marc Trivier — Photographies 1980-2010
La Letter:EXHIBITIONS Marc Trivier Photography 1980-2010

Marc Trivier - Wikipedia
Biography(French)

2.12.2011

Josef Koudelka ジョセフ・クーデルカ プラハ1968 東京都写真美術館


(C)Schirmer /Mosel/Aperture
Invasion Prag 1968

ジョセフ・クーデルカ プラハ1968
-この写真を一度として見ることのなかった両親に捧げる-
会 期: 2011年5月14日 ( 土 ) ~ 7月18日 ( 月・祝 )

東京都写真美術館

ジョセフ・クーデルカ(b.1938 Boskovice チェコスロバキア)の1968年のソ連軍のプラハ侵攻を記録したフィルムを西側世界に持ち出して世界中に知らしめた写真史の中で必ず取り上げられる写真家。今回は"『Invasion Prague 68』より173点(予定)を出展"とのことで楽しみな展覧会です。

Czechoslovakia 1968 (C)Josef Koudelka(via:masters of photography)

前回の展示は97年末のクーデルカがスティルを担当していた "ユリシーズの瞳 テオ・アンゲロプロスとジョセフクーデルカ"でしょうか。(PDF) 14年ぶり。しかも初めての個展ということになりそうです。また今回の写真展のカタログは、各国で絶版になっている"Invasion Prag 1968"の平凡社版"ジョセフ・クーデルカ プラハ侵攻1968"

マグナム:ジョセフ・クーデルカ Josef Koudelka
Josef Koudelka - Wikipedia, the free encyclopedia
ヨゼフ・コウデルカ - Wikipedia
Magnum In Motion : Invasion by Josef Koudelka(スライドショー)

1.21.2011

Wout Berger ワウト・ベルハー(バーガー) A Poisoned Landscape

Wout Berger (ワウト・ベルハー b.1941 オランダ)

風景のアーキタイプ -柴田敏雄の「日本典型」シリーズへ- 【伊藤俊治(1998 Vision Of Japan,Shibata Toshio)】を読んでいてみつけた名前。初めて見る名前だが、写真を見た記憶が。なるほど以前見たカタログ 東京都写真美術館の'Critical Landscapes'(「発言する風景 クリティカル・ランドスケープ」)) (1995)で展示していたことがわかった。また2004年に L'Insensé;, Maison Louis Vuitton, Roppongiにて、日本では合計2回展示があった。

彼のサイトではコミッションワーク、そしてメインのプロジェクト "A Poisoned Landscape"など数点のイメージを見ることが出来る。

Brighton Photo Biennial 2010 : Wout Berger Exhibition: BPB Curated: New Ways of Looking

Donald Kuspit"Toshio Shibata”Art Forum International(COPYRIGHT 1993 Artforum International Magazine, Inc.COPYRIGHT 2008 Gale, Cengage Learning )

flotsam books : WOUT BERGER : ヴァウト・ベルハー写真展
WOUT BERGER : GIFLANDSCHAP POISONED LANDSCAPE
Amazon.co.jp : Wout Berger: Like Birds
VISIONS of JAPAN SHIBATA Toshio

7.12.2010

Les Rencontres D’Arles Discovery Award 2010 アルル国際写真祭 Taryn Simon via:HotShoe

(C)Umbrage Editions Inc

南仏アルルの写真フェスティバルで日本の赤々舎/Goliga Booksによる「日本写真集史 1956-1986」が受賞とのこと。(via:twitter@fukuhen)

おめでとうございます。

では Les Rencontres D’Arles Discovery Award 2010は誰だったのかなと、写真集探偵としては気になったので調べてみるといいソースがでてきました。

----
HotShoe(HotBlog: Fresh Perspectives on Contemporary Photography)
Les Rencontres D’Arles Discovery Award 2010 winner Taryn Simon, Luma Prize Trisha Donnelly
----

以前このブログでも取り上げたことのあるアメリカのTaryn SimonのThe Innocentsシリーズがメインの賞を受賞。コンテンポラリー寄りのアーティストを選出する新設されたLuma Prize(Foundation LUMA)にはアメリカのTrisha Donnellyが選ばれました。ともにアメリカの女性アーティストです。

Taryn Simonについては今年の3月にこのブログで浅く取り上げているのでそちらもどうぞ。Trisha Donnelly(トリシャ・ドネリー)は横浜トリエンナーレ2008に招待されています。

他にノミネートされたアーティストとしてShannon Ebnerや以前Rat Hole Galleryでも個展が開かれたRoe Ethridgeや、そしてKazuo Shinoharaとあるのですが日本の建築家篠原一男さんでしょうか。

----
p.a.r.k: 近くにある秘境の写真 - Taryn Simon: An American Index
p.a.r.k: Shannon Ebner - The Sun As Error
----

Taryn Simonは2010/10にはSteidlから"Contraband"という写真集の発売が決定しています。これまたシンプルで面白いモチーフに挑んでいます。

7.10.2010

Philippe Halsman フィリップ・ハルスマン

(C)Bulfinch

1906年ラトビア生まれのアメリカを拠点とした世界的にも著名な写真家 Philippe Halsman

Philippe Halsman - Wikipedia, the free encyclopedia

彼は特にシュールリアリストと組むとベラボウにかっこよくその中でもとても有名な一枚、ダリとの共同制作のこの一枚(Salvador Dali A (Dali Atomicus))は当時(1941年)の機材を考えると大変な撮影だったことは想像でき、また楽しさが伝わってくる写真でもあります。

*アナザーカットがこちらのリンクで見ることが出来ます。もう一枚のダリとの写真(Salvador Dalí portrait, In Voluptas Mors (1951).)これもまた秀逸な一枚。

National Portrait Gallery 1998
life is:The father of Jumpology: Philippe Halsman


1.30.2010

Corinne Bailey Rae "Sea" コリーヌ・ベイリー・レイ

(C)EMI

”癒し系”というキャッチフレーズをつけられ出てきたコリーヌ・ベイリー・レイですが天性の歌の才能があるのは間違いありません。1stアルバム”コリーヌ・ベイリー・レイ”もシングル曲を中心に良い曲ばかりなのですが、何回か聴くと飽きてしまうところがありました。4年ぶりの最新作は楽曲がより複雑になって、ボーカリストとしての表現力もかなりの成長をみせなかなかの傑作といえるでしょう。



とても近い人との死別があったようです。シンガーとしてはビリーホリディをあげるまでもなくそれさえも芸の肥やしにはなることが多いですが、その悲しみは想像を絶するものでしょう。1年間外に出ることなく塞ぎこんでいたようですがリスナーとしては新しいアルバムが出てよかったです。

アメリカのカレッジラジオKCRWのスタジオライブ見ると彼女のシンガーとしての魅力が垣間見れます。世界ツアーもまもなくスタート。
KCRW - Morning Becomes Eclectic
コリーヌ・ベイリー・レイ - Wikipedia

Amazon.co.jp : Sea
あの日の海
iTunes Store : Corinne Bailey Rae