東川町国際写真フェスティバル Offcial blog :
第28回写真の町東川賞受賞者発表
2012年の”写真の町東川賞”受賞者は以上の通り。
海外作家賞はトルコから
Arif Aşçi(アリフ・アシュジュ)以前に絵は見たことがあったのだが、ご覧の通り名前が覚えられず忘れていたがまた出会えた。アリフ・アシュジュは1958年生まれでイスタンブールを現在拠点としている
写真家。2010年の"Istanbul Panorama"が代表作のようである。
Istanbul Panorama -
ARIF ASCI
Arif Aşçı`dan “İstanbul Panorama”
Sergisi
Arif Aşçı's “İstanbul Panorama” «
microcord
モノクロの横、または縦に広がるパノラマでの街の写真といえば、チェコの Josef Sudek "Prague Panoramic"と同じくチェコの Josef Koudelka "Chaos"の2冊。ヨゼフ・スデクの方は絶版後稀少になってしまい一度しか見ていませんが、プラハの街をフレームにそのままおさめたような、写真家の構図法的な意図を除いたモダニズム写真で、クーデルカのほうは線や構成という形式上の共通点でどこにでもあるような日常的なフランスのある場所の風景も、ちょっと前まで戦争があったところも全て並置しておくことでヨーロッパという場所や歴史、人と自然の関係をみせているコンセプチャルなシリーズ。そしてアリフ・アシュジュは写真を使って何を見せているのか(どのシリーズが展示されるかわかりませんが)展示が楽しみです。
Arif Aşçı
(1958 - .....)
Josef Sudek の Panoram Kodak -
The art of watch maintenance and etc.
Josef Sudek –
Prague’s Best Photographer
マグナムフォト :
Josef Koudelka "Chaos"
Panoramic Photographs - American Memory -
Library of Congress
国内作家賞の松江泰治氏、新人作家賞の
志賀理江子氏はこのブログをごらんになっている方のほうが詳しいと思いますので省略。特別賞の宇井眞紀子氏はアイヌをずっと取材されている写真家。飛彈野数右衛門賞の南良和氏は秩父の農村を撮影されているようです。松江氏は96年に新人作家賞を受賞されていて、その後の16年間の活動に改めて評価を与えるということで素晴らしいことだと思います。おめでとうございます。
松江泰治 -
Taiji Matsue - Amador Gallery
ARTiT : 写真は抗う:
志賀理江子との一日 文/アヴィーク・セン
宇井眞紀子 |
ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC ...
TOSEI-SHA 南 良和 写真展
「秩父の原風景」(1955年~1964年)
Amazon.co.jp :
Taiji Matsue: Landscapes
志賀理江子 - Lilly
Josef Sudek - Prague Panoramic
Josef Koudelka - Chaos
アイヌときどき日本人―宇井眞紀子・写真集