4.13.2013

Photoworks (biannual magazine) イギリスの写真雑誌 洋書

(C)Photoworks


写真作品のセレクトや、世間一般に流布するイメージの考察なども入っていてよさそうな雑誌。写真美術館の図書館で見たような気もする。issue #13 では日本の写真が特集されている。

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Photoworks : Commissioning and Publishing Photography

p.a.r.k.: Aperture 209 "We The People?" IMA(イマ) Vol.2 2012年11月29日 写真雑誌二冊

Amazon.co.jp : Photoworks: Issue 20
Photoworks: Issue 19
Photoworks: Issue 18
Photoworks: Issue 16
Photoworks: Issue 15
Photoworks: Issue 13

4.10.2013

Wimberley プランプオブジェホルダー PP-100 ハレきり 植物・花の保持用 フレキシブルアーム


(C)Wimberley 


ハレ切りや、レフの自在な移動、モノの固定用のアーム。

これまで使っていたものはすぐ壊れてしまったり、融通が利かないなど良いのがなかった。このウィンバリーのフレキシブルアームは多少(かなり)高かったが作りがよかった。

大きな黒いクリップのほうは強い力でモノを挟むようにでてきていて三脚などに噛ませる根元側。ズレ落ちないでしっかりしている。モノの固定や小さなレフの保持などに使う白い方のクリップは力がそれほど掛からないように作られていて、また角度も変えやすくよく考えて作られている。樹脂製ながらもそこそこ長く使えそう。

海外ではこれで花を摘んで保持してブレを減らして使う用途としても使われているとのこと。 もう一個欲しい。ちなみに白いクリップのほうはそれほど挟みこむ力がないのだが、 McClamp という製品は保持する力が両端とも強く設計されているのだそう。

Wimberley Plamp Articulating Arm & Clamp PP-100 B&H Photo

ケンコー・トキナー Wimberley プランプオブジェホルダー PP-100 257231
ウィンバリー PP-100 プランプ オブジェホルダー

4.06.2013

アメリカン・ダイレクト 楽天の海外通販 Buy.com

カメラについては、日本で買うのが一番安いし、中古の商品の数も圧倒的に多いのだが、実際、撮影に使うようなものはアメリカやドイツ、台湾やトルコなど海外のメーカーで多く作られている。

アメリカに散らばる小売店から、楽天がもつ現地の倉庫に荷物が転送され、それから日本に発送されるので納期は2,3週間ほどかかったが、使いようによっては便利かも。楽天のアカウントで利用可能。

日本語の商品説明は自動翻訳のため、すべておかしいので自分で型番など調べて目当ての機能をもつ商品か自分で調べる必要がある。カメラバックについては日本の販売価格より送料を含めても安いようだ。一応参考までに。商品は欠品のも多く、潤沢ではありません。

Buy.com (アメリカン・ダイレクト) カメラバックの場合
Tamrac Explorer 400 5564
Tamrac Pro 8 5608
Tamrac Ultra Pro 5611

”ただし” 返品、保障なし!ということである程度のリスクがあるのでご注意を。

【楽天の個人輸入】海外通販ならアメリカ・ダイレクト | お買い物ガイド よくあるご質問(FAQ)

4.04.2013

MARIO GIACOMELLI マリオ ジャコメッリ 東京都写真美術館 新装版 写真集



Contacts.というウィリアムクラインが監修したドキュメンタリから。


MI RICORDO MARIO GIACOMELLI - la tipografia e lo studio from Pietro De Gregorio on Vimeo.

Mario Giacomelli (b.1925, Senigállia セニガッリア)

ジャコメッリという写真家のことはそこそこは知っているつもりでしたが、改めて今回の写真美術館の展示を見て、自分が変わったのか認識にも変化がおき展示室には長い滞在となりました。

会場で流れていたそれなりに長いドキュメンタリ "Mi ricordo Mario Giacomelli" がありましたのでその内容を思い出しながらいくつかメモしておきたいと思います。

その映像は、ジャコメッリと関わった人々、作家のそばにいた姪、友人の写真家、90年代に撮れなくなったときに旅をともにした友人、額装家、ジャーナリスト、評論家、デザイナー、被写体となった農家の人々やモデルが、ジャコメッリと交わした言葉やエピソードで構成されています。それぞれ興味深い話でしたが、全体を通して見終わるとジャコメッリが、「何かと何かの境界に生きそこを逸脱していった存在」であるというのがこのインタビューをまとめた横糸なのかなというのが見えてきます。

地中海的文化と、北ヨーロッパの文化(ローマとヴェネチアの間のアドリア海に面したセニガッリアの生まれ)の影響を受け、図像(イメージ)の文化をよく知り尽くしているにも関わらず、そこから逸脱したこと。(フェリーニを例として挙げていましたが)地域、地方性が強かったものが、コスモポリタン(別の話では、より普遍的なものへとも)へと作品が動いていったこと。モチーフの具象性に囚われていたものが、それがメタファー/隠喩のエネルギーと結びついたこと - といったように何かと何かの割り切れない混ざりあったマージナルな境界で制作していたのがジャコメッリだと、このドキュメンタリからは見て取れました。

ジャコメッリを知るイラストレーターはモチーフに関わっていくにつれ(芸術家がモチーフを自分の外側にあるものとして対象を捉えることから)次第に「芸術家とモチーフとの距離がなくなっていく」という話をしていたし、「ジャコメッリは芸術家でもなく、写真家でもなく、ストーリーテラーだ」といっていたことから、イメージの制作のその先の何かにまで到達したのだと言えるかもしれません。

映像については記憶が曖昧な部分もあるので実際みていただけたらと思います。日本語の字幕がついたDVDは販売されていません。

ちなみに展示されているプリントは作家本人が暗室で焼いたもので、なぜこれだけの点数が集まったのか不思議でならなかったのですが、ジャコメッリは自分の写真を美術館に寄贈したためだと判明。それを引き受けた美術館に彼の作品だけでなく、当時 Balocchi, Malfagia といったフリーランスの写真家と作ったグループ gruppo Misa の作品も収集するように依頼したとのこと。

キャリアにおける一連の作品がすべて作家本人のプリントで見ることが出来るのはなかなか無い機会。あるイタリアの地方にいたコントラストの強い写真のイメージの制作者くらいに思っていましたが、現実世界の深遠さを映像化した人として今回で認識を改めました。時間があれば展示室内の映像もあわせて。


東京都写真美術館 マリオ・ジャコメッリ 写真展
マリオ・ジャコメッリ 写真展 | OTHER SPACES | パルコアート

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p.a.r.k.: Luigi Ghirri: It's Beautiful Here, Isn't It... / Bello qui, non è vero? ルイジ・ギッリ
Italian etc.. on p.a.r.k. イタリア 写真 まとめ
Lots of Contacts. 写真家 コンタクト DVD ドキュメンタリ

Amazon.co.jp : マリオ・ジャコメッリ写真集 <新装版>
マリオ・ジャコメッリ(完全日本語版)
Mario Giacomelli
Mi ricordo Mario Giacomelli. DVD. Con libro
コルシア書店の仲間たち (文春文庫)