ロンドンのドラマー Moses Boyd のセッションバンド。70年代のファンキーなジャズや、Black Jazz Recordsのジャズと違うのが、ヒップホップが発明されて、さらにATCQではなくて、JDilla やMadlibを耳にしているミュージシャンたちがやっているジャズだからだろう。とはいえ今ではそういったバックグラウンドの音楽も随分あって、またJDilla かと思うこともあるのだが、この人たちのライブ映像を見たときにジャズのライブとしての楽しさがある。その反面ライブからはスタジオレコーディングの曲から感じられるようなヒップホップ特有の跳ねたビートにならない。ヒップホップのビートとはそういうものなんだと思う。Robert Glasper だともっと豊潤でこってりしていてメローになるが、Moses Boyd Exodusはもっとスカスカでそれはそれで魅力になる。
Soundcloudで曲を聴くと良いし、こういう過渡期のバンドが急に良くなったり、突然停滞してやめてしまったり。これからが楽しみ。
Moses Boyd Exodus | Free Listening on SoundCloud
Moses Boyd (@Mosesboydexodus) | Twitter
Rye Lane Shuffle