8.23.2025

A24 auction オークション 映画の小道具のチャリティオークション

 映画製作スタジオのA24のオークションのウェブサイト

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(原題: Everything Everywhere All at Once)の撮影で使った小道具のオークションを開催して、その売り上げを支援する団体に寄付するというもの。

白背景で撮影された物撮りの画像は、撮影の段階から使用感がでるように加工がされているため、映画=人為的なフィクションの空間で使用したプロップなのに、モノを通して本当に映画で演じていたキャラクターが実在しているように見えるのが面白い。

ここで2010年にブログで取り上げた写真集「the Collection of Lenore Doolan and Harold Morris.. 」 を思い出し、このアートブックは実際には存在しないカップルが離婚して処分する所持品を出品したオークションカタログの体裁をとってその人物を物語る(どんな生活をして、どんなものを見て、どんな消費をしていたか..)ことを試みている。
Barbara Krugerの作品に”I shop therefore I am ”も連想したり。

ここでスキャンした本が読める。
Important artifacts and personal property from the collection of Lenore Doolan and Harold Morris, including books, street fashion, and jewelry : Leanne Shapton : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

Where We Live: Photographs of America from the Berman Collection WILLIAM EGGLESTON STEPHEN SHORE コレクターの顛末
the Collection of Lenore Doolan and Harold Morris.. あるカップルの所持品のオークションカタログ- レノアとハロルドのコレクション 

Amazon.co.jp : Important Artifacts and Personal Property from the Collection of Lenore Doolan and Harold Morris, Including Books, Street Fashion, and Jewelry  

11.25.2021

Dom Whiting イギリスの自転車ドラムンベース DJ




新型コロナのパンデミックになって、世界中でいつもとは違うある程度の我慢をそれぞれがやってきてもうすぐ二年。日本では布マスクが無償で配布されたものの、無償のPCR検査がまだ行われず、それにも関わらず各人がマスクをよく着用してニュージーランド、台湾、韓国ほどではないがそれなりに死亡者は多くはない(少なくもない)

オランダ、コロナ規制への抗議続く 一部が暴徒化 | Reuters
欧州各地で大規模デモ 新型ウイルスの規制強化に反発 - BBCニュース

新型コロナの陰謀論は論外として、日本にいて、他人に感染させないように外に飲食にもいかない、仕事以外ではほとんど人にも会わずに静かにこの2年近く過ごし、ヨーロッパで最近こういったデモのニュースをみると、なぜ抗議するのかあまりピンとこない。

Youtubeで見つけた動画 もともとはゴーカート好きのようでそんな動画をアップしていた個人のアカウントが、今年になって主にドラムンベースのDJ Mixを自転車に乗りながら配信している。初めは画質も悪いカメラで、一人自転車にのってDJライブミックスとMCもやっていていたのだが、ひとりふたりと自転車にのってサウンドシステムについていく人々が配信の度に増えていき、そのうち道路をふさぐくらい多くの人がこのDJのあとをそれぞれ追いかけている。

いいDJなのでミックスは楽しみながらも道を塞いで交通の妨害になっていて邪魔だなぁとか今では思うようになったが、そういえば以前イギリスに数年滞在していたことがあってその時の感覚だとどう感じていただろうか。ちなみにこの自転車の集団にすれ違う車は、進路は妨害され徐行しつつ、不愉快な思いもしている人が多いだろうが、おおむね好意的にクラクションで応えて反応している。

それぞれ自分が何をやって良いかの自由は(いろいろある法律の範囲内で)自分で規定でき、お互いの自由を尊重することは自分の自由を守ることでもある ー という当たり前のことをイギリスのDom Whitingの動画を紹介しながら考えてみた。




7.30.2021

Private Eleanor From Baltimore, Maryland ボルチモア バンド



Private Eleanor
Private Eleanor - Bandcamp
Private Eleanor | Spotify

2005-2007年頃に活動していたと思われるアメリカのバンド。完全に無視されているバンドで、ネットにも情報がなく、一応このグループのオフィシャルサイトがこのバンドがどんな形で存在していたかを伝えている。

特にキャッチーな曲を上に貼ったがどの曲もそれぞれささやかなアイデアがあってどれも愛すべき曲だと思う。Teenage Fanclub American Analog Set を連想させこのグループらしさってどういうところにあるのかはうまく言い表せないが、少なくともこれだけの曲があっても無数にあるインディーロックの中で埋もれてしまうのだから音楽ビジネスは実に厳しい世界だ。

ちなみに2005年頃にいわゆる Pitchfork ぽい分野ではどんな音楽が聴かれていたかというと、同じボルチモアのAnimal Collectiveの"Feels"や、Clap Your Hands Say Yeah, Franz Ferdinandの”You Could Have It So Much Better" まだ活動していたBroadcastの"Tender Buttons"などなどがある。


貴重な2007年のフッテージ トラックの荷台のステージ
アルバムからの"This year I'm going to see the sun "
よい演奏なのに前を素通りする人々

以前こちらも良さをどう表現したらよいのかわからないバンド The Glandsについてもブログで取り上げたのでどうぞ。

Amazon.co.jp : Sweethearting

7.12.2017

P-82 カビ・ストッパー レンズ

P-82 カビ・ストッパー (4入)
HAKUBA 防湿用品 湿度計C-44 KMC-44

この時期の定番必需品。カメラボディ、ストラップ、レンズ拭きなどは汗や手あかなどついているので、カビにとってはよい栄養。それらをレンズと一緒に保管しないこともこの時期注意すること。