4.28.2013

A Period of Juvenile Prosperity Mike Brodie "Train Hopping" Freighthopping マイク ブロディ 列車に無賃乗車 旅 写真 ヒッチハイク



流浪のオンライン書店 - フロットサムブックス(flotsambooks) のツイッターで知った写真家。貨物列車に無賃乗車し、のべ 50000マイルを旅してその仲間を撮った写真。


reFramed: In conversation with Mike Brodie - Los Angeles Times スライドショウ
Mike Brodie: A Period of Juvenile Prosperity - NOWNESS
Yossi Milo Gallery - Artists - Mike Brodie
Slide Show: The New Yorker インタヴュー
From an interview with Fecal Face.com
Mike Brodie's freight train photographs: 'It's a romantic life, at least in the spring and summer' 
Mike Brodie by Elizabeth Avedon | Le Journal de la Photographie

Le Journal de la Photographie の記事によると 「17歳の時に友人を訪ねるために初めて列車に飛び乗ったがその列車は逆方向にいった。翌日同じ列車に乗ってスタート地点に戻ってきたのだが、その何かに魅せられた。それからは、徒歩、ヒッチハイク、列車へ飛び乗って旅行を続けた。初めはポラロイドカメラで、フィルムの生産が終わると35ミリフィルムでその旅を撮り続けた。(中略) 撮影は独学で、フィルムをムダにしたくなかったことで撮影がうまくなった。」

Train-Hopping Traveler’s Life, Captured on Film - New York Times

映画でも何度もでてくるシーンだが、ひとつのアメリカをタダで旅する伝統のスタイル。何かの映画(おそらくガスヴァンサントのパラノイドパーク)で機関士にみつかってボコボコにされるシーンもあったが実際のところどのくらいの頻度でボコられるだろう。綿谷修氏のJuvenile Antoine D'agataカネフスキーの映画なども連想する。実際にあっても見えなかった世界が、その世界の中に生きるMike Brodieが写真にしてこちら側の世界にもってきたことで知ることとなったイメージは、想像したものよりはるかに鮮やかにみえる。

Twin Palms から写真集が発売。

ちなみに電車への無賃乗車は違法で、かつ事故も毎年起きているようでご注意を。

Flotsam Books : ANTOINE D'AGATA : POSITION(S)  
Amazon.co.jp : A Period of Juvenile Prosperity
パラノイドパーク [DVD]
Larry Clark - Tulsa

4.27.2013

Black Dog "Spanners" Amazonで投売り 良いアルバム テクノ IDM




Warp以前のテクノミュージック制作グループ Black Dog 1995年のアルバム。ブライアンイーノと、サルサのようなラテン音楽の揺れと、リズムボックスとデトロイトが一緒になったようなリズムの聴き所が豊富。音はスカスカ。似たタイプで Autechre にあるようなヒップホップの要素は全然ない。久々聴いて楽しめました。いかがでしょうか。

ブラックドッグ - Wikipedia
Warp / Records / Releases / The Black Dog / Spanners

Amazon.co.jp : Spanners

4.24.2013

Real Live Wires Talking Heads Chicago Broadcast 1978 トーキングヘッズ ライブ盤


(C)Smokin'

トーキング・ヘッズブートレグくさい。 2枚目のアルバム More Songs About Buildings and Food が出た時期..調べるとFM放送の音源のようだが。 レーベル名はSmokin' これも不明。あまり手を出さないほうがよいのかもしれない。

余談だが、アーティストのDavid Hockneyに複数のポラロイドで画面構成した作品があるがデヴィッド・バーンの制作による More Songs About Buildings and Food" のジャケットのアートワークはホックニーのそれに先んじているのだそう。

Amazon.co.jp :  Real Live Wires

4.23.2013

Things Come Apart: A Teardown Manual for Modern Living 身の回りにあるものの分解写真




商業写真家が、カメラや電話、チェーンソー、ラジオなど身の回りにあるモノを分解して、レイアウトして撮影した写真。画像を下のウェブサイトで見るのが一番早い。

Novidadinhas: Disassembly | Blog da Tarde
TODD MCLELLAN MOTION/STILLS INC

最初は分解したパーツをバランスよく並べていたのが、クルマの広告なども撮っている技術のあるフォトグラファーなので次第にZ軸(奥行き)にもパーツを組んでいる。パーツごと撮影して画像処理のソフトウェアで組んでいるのか、あるいは実際パーツを接着剤で組んで細かいパーツは合成しているのかわからないがとんでもない手間。

この写真の何が面白いのかと考えたが、第一にパーツが見せる線や曲線と素材の表面が見せるテクスチャー。次に、一瞬それが元々なんであったか部品の中から情報を拾って推測する脳の運動を促すという点だろうか。 

他にもピアノを落として粉々にしたりもしている。思いついたことはやろうということだろう。
 
Amazon.co.jp : Things Come Apart: A Teardown Manual for Modern Living