去年サンタモニカ美術館で回顧展が開催されたシカゴ生まれの写真家。17歳の時からドキュメンタリーのシリーズを制作、以後、ブルックリンでハシディズムのユダヤ人と一緒に1年間生活したり、警察官について殺人についてのシリーズ、セックスクラブ、性転換者、AIDS患者など社会の周縁にいる人々に関心を寄せたドキュメントに取り組んでいる。 個人としてはAIDS患者へのボランティア、麻薬中毒者に清潔な注射針を提供する"needle exchange"プログラムを支援。41歳でアパートで亡くなっているのが発見される。以下のリンクに訃報記事。
Brian Weil, 41, Photographer Who Founded Needle Exchange - NYTimes
ジャーナリズムではなく、ドキュメンタリ。ジャーナリズムは事件や出来事を伝えるものだが、ドキュメンタリーは作者の長期にわたる取材を通して得た印象がプリントに投影される。ハイコントラストで荒れていて非常にダーク。
ICA - Philadelphia, PA - Brian Weil
Amazon.co.jp : Brian Weil, 1979--95: Being in the World