アイルランドのバンド "The Pogues"の定番のクリスマスソング"Fairytale of New York"が7インチでリイシュー。オリジナルは "If I Should Fall From Grace With God" (1987)に収録されています。歌詞とギターコード(3コード)はポーグスのオフィシャルサイトに。だいたい歌詞を要約すると、クリスマスイブに酔っ払ってグデグデになったアル中のダメな男が拘置所で、自分の連れ合いの奥さんを思いながら眠りに落ち、夢の中で口うるさい奥さんと掛け合いがはじまって、散々罵られて、男は愛してるんだけどいい生活させられなくてすまなかったなぁと歌ってるユーモアと悲しさが入り混じったペーソスある曲と解せられます。
日本の落語に”芝浜”という酒で問題を抱えている男がでてきて夫婦が掛け合いする年末の噺がありますが、どこの文化でも長年連れ添った男女の間には似たような話があるんでしょう。
Youtube : Fairytale of New York - Shane McGowan & Joyce Redmond (オリジナルで歌っていたKirsty MacCollは2000年に逝去)
過去にボーカルのシェーンも歌の中の主人公と同じく酒とドラッグでグズグズで、最近のライブでは年もとってきたことにより若いときより真に迫った曲となってきたのが面白いです。シェーンもなんとか生きのびて今も歌えることができてよかった。
Sound On Sound : The Pogues 'Fairytale Of New York' | Classic Tracks
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