DxOMark - Camera Sensor Ratings
レンズ補正や、グレーディングに特化したソフトウェアを開発する会社のよく知られてているデジカメ、レンズのセンサー検証サイト。肝心な検証方法は、最終的なイメージデータ(画像)になる前のRAWデータを解析したもので、信号の処理、機械の堅牢性、扱いやすさ、柔軟性、光学的な質や、コストパフォーマンスは評価から除外されている。その他の評価に際しての注意点が
こちらに明示されている。
この評価スコアの利用については単純にスペック上の優劣ではなく、一般的な用途、ポートレート、風景、スポーツなどカメラをいかに使うか、各自がこの評価を参考にすることを推奨している。
評価基準があいまいなカメラメーカーが用意した作例や、カメラ雑誌に掲載されているハンズオン(実地での撮影)レビューではなく、あくまでソフトウェアを開発する上で解析されたRAWのデータからセンサーを評価したという基準であるということを踏まえればある程度まで参考になる。
結果をみると全体的に
ニコンのカメラの評価が高く、
フェーズワンをはさんで、
ペンタックス、つづいて
キヤノンの
1Dxがでてくる。ダイナミックレンジについては、リコーの
GRが16位とコンパクトながらなかなかのスコアで使用用途も限られ興味はなかったのだが気になるところ(単焦点?だから?)。キヤノンについてはスポーツに強いイメージがあるが、確かに低い感度でも早いシャッターが切れる様子。
また
レンズ評価もそれぞれの機種との組み合わせでの解析結果がわかりやすくまとめられている。あまり身近なところで使っている人をみないペンタックスのカメラの評価が比較的高かったのが意外だった。
ただし、上の動画
"How Fair are the DXOMark Sensor Evaluations?" にあるようにこの
DxO Mark による評価についてはセンサーの解析だけで、実際使った使用感や、フォトショップなどのソフトウェアでノイズを除去した場合など、様々なケースが除外されているため、どの程度この評価をフェアと判断していいか議論の余地が残るところとされている。
改めて感じたのが日本のカメラメーカーは全てのカメラの中でも多数派で写真文化になくてはならないもので、マーケッターや銀行の邪魔に耐えながら、これからもごまかしのない真面目なモノ作りを期待したい。
なおDxOからは、
Optics Proや発売されたばかりのグレーディングや粒状性をコントロールする単体でもフォトショップのプラグインとしても動く
Film Pack 5などが発売されている。無料で体験版がダウンロード可能。パッケージ版はカメラ店で。
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www.dxo.com
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