2.27.2013

四回連続シンポジウム「日本の美術教育を考える」 大竹伸朗氏 聞き手:宮島達男氏


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ユーモアがあって、含蓄ある二人の話。

大竹氏「不意の出来事が一番大事」 (宇和島でのカラオケ番)
(アーティストは)「どれだけの時間に耐えられるか」 
「生きているになんとか必死に向かう以外、自分のやるべきことはない。」 
(作品つくるのは)理屈じゃないからさぁ。別に作らなくていい。作ろうがるまいが世の中困らない。でも作るんだよっていう。

宮島氏「(学生たちで伸びる、ガンガン行くのは) 自分でターゲットとか目標を設定してそこに向かっていく」
「(認められる認められないは)他人がジャッジをすることで自分がジャッジすることではない。自分が作るか作らないかという問題なだけ。作り続けられる、作り続ける意志がアーティストをつくっていく。」

連続シンポジウム「日本の美術教育を考える」 -今の日本から世界のトップアーティストは育つのか?-:東北芸術工科大学 TUAD

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「宮島達男 解体新書」すべては人間の存在のために

2.17.2013

plustek optic film フィルムスキャナー

(C)Plustek

90年代からずっとスキャナーを作ってきた台湾に本社のあるPlustek社から、フィルムスキャナーが去年発売されていました。7200 X 7200dpiの読み取り解像度で、複数回スキャンすることで最適化されたデータをはきだすようです。

OpticFilm 8200i Aiという機種で、プレビュー時間は約 8秒。 スキャン速度は7200dpiのときに約 113 秒。USB 2.0での接続。対応フィルムサイズは35ミリのネガ・ポジフィルム。フィルムスキャナーを作るメーカーは少なくなりましたが、こういった選択肢があるのはいいことです。また何かわかりましたらメモ代わりに情報を追加していきます。

OpticFilmシリーズ | OpticFilmシリーズ | Plustek



2.14.2013

The Story of Art E.H. Gombrich ゴンブリッジ 美術の物語



30以上の言語に翻訳され、何度も版を重ね、半世紀の間世界中で読まれ続けてきた、美術史の本。「美術の歴史」であるには違いないが、年表に沿ってすべての出来事を網羅するのではなく、ゴンブリッジ卿 (Sir Ernst Gombrich's 1909–2001 )は、画家や建築か、彫刻家が生み出してきた絵画や建築の達成を選び出し脈々と作り、改良し、受け渡されてきた作ることの「物語」として鮮やかに編んでいる。

このファイドンのポケット版ではテキストが先にきて、後半の半分は図録に割かれていて、テキストと図録とのいったりきたりが少し面倒だが、それでも冷静でありながら時に著者の興奮が伝わってくるような文章で分厚い本(1046ページ!)ながら飽きることなく読み終えることができた。

少しの間絶版となっていたが日本語版が重版されたことは朗報!他の言語とも価格差も少なく、ファイドン偉い!

ファイドン株式会社 | 美術の物語【ポケット版】

2.05.2013

Silent Film Soundtracks Vol. 1 Larry Marotta サイレント映画に音をつけたもの




その是非はともかく、デュシャンなどのアートフィルム(サイレント)を元に作曲されたLarry Marottaというギター奏者による音楽と映像。



同様にジェフミルズのMETROPOLISやAirの月世界旅行(Le Voyage dans la Lune)も同じアイデアによるもの。

QRD #41: Interview with guitarist Larry Marotta
Larry Marotta | ミュージック(無料)

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