ロジャー・バレンの代表作 Outland(2001) の第二版の写真集。ヴィヴィアン・サッセンについても一部で議論されるように、制作における搾取する側、搾取される側の関係はどうなるのか、といった問題が頭をよぎる。人体や動物まで使ってよく構成された写真の魅力と、制作における倫理について考えさせられざるえない強さでいうとロジャー・バレンの作品は圧倒的だ。
2003年にパリのギャラリーで見て以来気になる作家なのだが、作品集を買おうとするときに毎回躊躇して結局所有することをためらっている。今回のOutlandの第二版をみてまた考える。写真家が被写体を像におさめる際にさまざまな形で現れる関係性(一方的、相互干渉)があるが、なにより印象に強く残るイメージの獲得にこの写真家は成功している。
Outland | Photography | Phaidon Store
Roger Ballen goes back to Outland | Photography | Agenda | Phaidon
Roger Ballen - Wikipedia, the free encyclopedia
Works and projects - Roger Ballen - Artists - galerie kamel mennour, 75006 Paris
Catalogues | Roger Ballen Photography カタログ ダウンロード
Roger Ballen - Asylum of the Birds | Hamiltons
p a r k: Pieter Hugo Roger Ballen:南アフリカ共和国で活動する写真家
Amazon.co.jp : Outland