要約すると 1) 70年代のドイツでは写真は芸術としての価値を認められていなかったので写真家になるつもりはなかった 2) まず学校では、建築写真、2,3年すると風景写真を撮るようになり、よく車に乗ってデュッセルドルフ郊外にいっていた 3) 風景や群集自体は本質ではなく、いかに風景の中に人物を配するか 4) いくつかの例外的な作品をのぞいて修正したか見分けはつかないが、重要なのは”いかにその作品が生み出されたか” 5) ミクロ的、マクロ的な視点の共存
おそらく日本で開催される展示に近いであろうデンマーク ルイジアナ現代美術館の展示の設営の様子
ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
東京展
2013年7月3日〈水〉→9月16日〈月・祝〉
国立新美術館 企画展示室1E
大阪展
2014年2月1日〈土〉→5月11日〈日〉
国立国際美術館
1955年ドイツライプツィヒ生まれのアーティスト。日本での展示は国立近代美術館 2005年の「ドイツ写真の現在」以来だろうか。(1990年にはおなじく国立近代美術館の「写真の過去と現在」展での展示)。
作品のモチーフとなる場所の選択(ポスト資本主義=グローバリズム)も提示の仕方もわかりやすく、展示をみる前にはあまり論じることも見当たらないが、実際、作品が架けられた展示室の中でそれぞれの作品を繋ぐ横糸がどのように現れれるのかが楽しみである。個人的にはモチーフの場所の属性の意味に気をとられて(*作家本人もグローバリズムについて自作が結び付けて考えられることが多いが、特に興味があるわけではないと語っている。)目の前にある作品のフレームの中のイメージ(図像)に備わっている性質そのものを見落とさないようにしたい。
元々は東ドイツ側のライプツィヒに育ち、西側に移って1957年にデュッセルドルフに引越し。父親は写真スタジオを営んでいたが、彼は父親と同じ道にいくとは考えていなかった。その後タクシードライバーをしながら生計をたて、フォトジャーナリストを目指すもののうまくいかず、Thomas Struthのすすめもあって芸術関連のコースをとり、Bernd and Hilla Becherに出会い彼らから学ぶことになる。彼自身がこのようにプリントを売って生活する作家になることは想像しえなかったと一番上の動画で語っている。
Andreas Gursky - Wikipedia, the free encyclopedia
Sprueth Magers :: Artists :: Andreas Gursky
Andreas Gursky | Tate
Large-scale Urban Photography by Andreas Gursky | Amusing Planet
Andreas Gursky - Guggenheim Museum
*写真家アンドレアス・グルスキーの回顧展(2009) イスタンブールで開催 - YouTube
Goethe-Institut グルスキーとのインタビュー
芸術係数blog » 芸術係数読書会:パメラ・リー「グルスキーのエーテル」を読む
p.a.r.k.: 東京都現代美術館 トーマス・デマンド 展覧会 メモ
Amazon.co.jp : Andreas Gursky
Photographs 1994-1997
美術手帖 2012年 08月号 [雑誌]
現代写真論
ミニマリズム
0 件のコメント:
コメントを投稿