2.23.2010

"Fototorst" - Miroslav Tichy (Fototorst) チェコの出版社 Torst の写真集 ミロスラフ・ティッシー


(C)Torst

チェコの出版社 Torst。その出版社がチェコの写真家のピクトリアルなものから、ドキュメンタリ、アヴァンギャルドまで網羅し継続して発刊してきている写真家の選集が "Fototorst"

2004年の展覧会でようやくその存在を初めて知られるようになったミロスラフ・ティッシー(Miroslav Tichy)Jan Saudek、また画家のミュッシャ、そして日本ではあまり名前の聞かない人まで数多くの写真家の写真集を重版なしで出版しつづけています。版径(18センチX16センチくらい)が小さいため安価に抑えられている点もいい。




ちなみに上に写真集を紹介する動画を貼ったミロスラフ・ティッシーは1926年生まれのチェコのアーティストで、プラハのAcademy of Fine Arts で画家になるのを学んでいたのが1948年に共産党による統治が始まることで女性の肖像ではなく、労働者の絵を描くことを求められるものの拒否することで兵役につくことが強制された。その後も地元に帰ったティッシーは政治体制から距離をとりつづけ、60年代頃から自作のカメラで女性を撮影することに専念した。その後ソビエト体制。1985年に再び絵を描くことに取り組み、1989年にチェコはビロード革命により民主化された。(Wikipedia)

, "First of all, you have to have a bad camera", and, "If you want to be famous, you must do something more badly than anybody in the entire world."
(なによりまず、悪いカメラを持つべきだ。もし有名になりたかったら、世界中の誰よりも酷く何かをしなければならない)


実際自作のカメラはみすぼらしく、写真を撮られた女性たちも本当に写るカメラと思っていなかったためティッシーの好きなようにやれていたときもあったのだそう。

プラハは小さな街ですが、カフェやギャラリーを併設した良い書店が街中にいくつかあって、自由に本が読めなかった冷戦時代を体験しているからでしょうか・・・ 本への愛情をそこかしこに感じました。

p.a.r.k: FOTOTORST www.fototorst.com チェコ/スロヴァキアの写真家 フォトトルスト
TORST:Wikipedia
ミロスラフ・ティッシ- | タカ・イシイギャラリー / Taka Ishi Gallery 
ZEPHYR| MIROSLAV TICHÝ |
MIROSLAV TICHY | VICE 日本

Miroslav Tichý - photographer - home 
Miroslav Tichý show uncovers unseen images | Photography | Agenda | Phaidon 

Amazon.co.jp : Eva Fukova (Fototorst)
Josef Koudelka (Fototorst)
Jan Sagl (Fototorst)
Miroslav Tich (Fototorst)
Tichy

2.22.2010

New RadicalsとEugeniusつながり - 服の模様



これもラジオでかかってた曲。見事な能天気な一発屋ぶり。突っ込むところが沢山あるPVですが、いい曲だと思います。歌詞の内容は若者への応援歌。Tシャツが汗で汚れてるのか気になっていましたが、どうもミッキーマウスのプリントが洗濯し過ぎて取れているだけということがわかってほっとしました。現実を知りすぎている中学生に夢をもたせるため音楽の時間に歌わせましょう。

New Radicals / BARKS アーティスト
Maybe You've Been Brainwashed Too

iTunes:New Radicals

余談ですがvo.の人が羽織っている服で思い出したのが、スコットランドのバンドEugenius(& Vaselines)のPV。同じウィンドウブレーカー着てると思ったら全然似てませんでした。むしろギターに二本線。記憶もあいまいなものです。


Eugenius - Blue Above The Rooftops


iTunes:Eugenius
icon

Steso Songs & Lene Lovitch ステソソングス リーナラビッチ ゴス 神経症

(C)Photo: Camilla Lindberg Cover: Maria Stenström

スウェーデンのSteso Songsという歌手。
ラジオでかかっててとても耳に残る曲でしたが、Myspaceのプロフィールも見るとなんだかポーズはぎこちないし...自分で作ったであろうPVはこんな感じ(Rock Meって腕に傷つけてたり、父親との写真..)で歌詞の内容も内省的でどういっていいのかわかりませんが気になります。曲は印象的ですが、割と痛々しい。



ずっと前にみたパンクロック/ニューウェブのドキュメンタリ見たときにみてすごく違和感のあったリーナラビッチ(Lene Lovitch)を思い出します。リーナラビッチはかなり確信犯的ですが。



Steso SongsはiTunesで配信されていましたがLene LovitchはiTunesにも残念ながら音源がありませんでした。ステソソングスのシングルEPは”The Worse"(タイポグラフィ、HMみたいでカッコイイ)でアルバムは"Now,It's Dark"です。

また、Psykakuten(サイカクテン)というユニットを組んでアルバムもリリース。二枚組みでディスク1のタイトルが全部”Maybe Tomorrow”(きっと明日は..)なのがヤバイです。
Youtube : Psykakuten - If I Could Love I Would
Amazon.co.jp : Maybe Tomorrow
iTunes:Steso Songs - Now it's dark

Steso Songs "Now It's Dark" >> COCOHEART
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Klasse Prof.Thomas Ruff - トーマスルフの生徒達

(C)Aperture

Klasse Prof.Thomas Ruff (Students of Prof. Thomas Ruff - トーマスルフ先生のクラス)

こんなサイトがありました。早くも美術館やギャラリーで目にする写真家もいます。ただトーマスルフで検索すると目に触れるようになっている、そんなことが意外と重要なことです。ルフ自身は、1974年にカメラを手にして夕方行われる写真教室に通い、徐々に実験的な手法へ。1977-85の8年間 Düsseldorf Art Academyにおいて、ベッヒャー夫妻の元で写真を学びます。

ARTiT : トーマス・ルフ
Thomas Ruff - Wikipedia, the free encyclopedia
Tate Magazine Issue 5: Thomas Ruff
foto8 : Thomas Ruff interview

Amazon.co.jp : 美術手帖 2012年 08月号 [雑誌](特集でルフについての解説)
The Dusseldorf School of Photography
Thomas Ruff: Jpegs
Thomas Ruff Nudes
Thomas Ruff