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5.15.2012

Sebastian Kim セバスチャンキム ファッションフォトグラファー



Cole Haanの2012SSの広告も話題の、アジアルーツのニューヨーク在住ファッションフォトグラファー。といってもアジア系の感性をうんぬんというよりは、アヴェドンとマイゼルのアシスタントについて吸収した、光はできるだけベーシックに、服とモデルが良く見えることを意識しているのが見えて好きなタイプのフォトグラファー。デジタルで撮影していてもフィルムの粒状感にもすごく気を配っている。サイトで写真をたっぷり見ることが出来ます。色んな写真の撮影文法(スタイル)を披露していて面白い。(撮影風景はいたってシンプル。NY在住のフォトグラファーが行ってたが、アメリカのフォトグラファーはレタッチで完成まで追い込むそうだ。)

Sebastian Kim www.sebastiankim.com/
Sebastian Kim Believes in $60 Jeans and Comfortable Shoes (インタビュー)
元々スケーターで、スパイクジョーンズを知って、モリッシーを撮ったときに興奮して、初めて所有したブランドは買ってもらったジルサンダーによるユニクロという人。男は履きやすい靴だけもっとけと。

fashion gone rogue : Ieva Laguna & Ilva Hetmann by Sebastian Kim for Vogue Germany
コマーシャル・フォト 2012年6月号 « コマーシャル・フォト | 玄光社
MaxMara - ジャーナル バックステージ・ビデオ Weekend MaxMara 2012年 春/夏
p.a.r.k: Viviane Sassen - Flamboya ヴィヴィアン・サッセン
Guy Bourdin: In Between ギイ・ブルダン

Amazon.co.jp : COMMERCIAL PHOTO (コマーシャル・フォト) 2012年 06月号 [雑誌]
ファッションフォト (コマーシャル・フォト別冊(COMMERCIAL PHOTO SERIES))
Alexander Mcqueen: Genius of a Generation
Javari : 靴とバッグのオンラインショップ 365日間返品無料

5.09.2012

川内倫子展 照度 あめつち 影を見る - 東京都写真美術館 青幻舎

今回のメインイメージの 野焼きの写真を見て、エドワードウェストンの "Pirámide del Sol, México, 1923" を連想したが、ちょっと違った..初日から好評の東京写真美術館の展示に際して開かれる開催イベント。

対談:内藤礼(現代美術作家)x川内倫子 5月25日(金)18:30-20:00
会場:東京都写真美術館 1階ホール 対象:本展覧会の半券をお持ちの方のみ。
定員:190名、先着順(当日午前10時より1階受付にて入場整理券を配布)

対談:原田郁子(音楽家)x川内倫子 6月22日(金)18:30-20:00
会場:東京都写真美術館 1階ホール
対象:本展覧会の半券をお持ちの方のみ。
定員:190名、先着順(当日午前10時より1階受付にて入場整理券を配布)

川内倫子展 照度 あめつち 影を見る - 東京都写真美術館
青幻舎 ”川内倫子写真集 照度 あめつち 影を見る”―5月中旬発売予定
ブックデザイン 葛西薫氏、増田豊氏(サン・アド)



本という形態で自分の作品をみるということ、ページでみることで喚起される。シークエンス。
GA Info : インタビュー

Rinko Kawauchi Official Site
Rinko Kawauchi Diary
high fashion online : open space

Amazon.co.jp : (展覧会カタログ) 照度 あめつち 影を見る
Illuminance
Rinko Kawauchi: Murmuration

4.26.2012

Yasuhiro Ishimoto A Tale of Two Cities 石元泰博 追悼展 「シカゴ, シカゴ」

(C)Art Institute of Chicago

故 石元泰博氏が写真を学んだ Art Institute of Chicago で99年に開催された回顧展の際に出版された写真集。東京とシカゴの写真を並置して見せている。若干図録の点数が食い足りないような気もするがバラエティに富んだ内容でいい本(ソフトカバー)。今見ると丸めた紙のグレーと白の構成や、スナップがあり、建築がありと写真で出来ることはなんでもやっていることに驚かされる。中身を少し写真に撮ったので下に貼っておきます。神奈川県立近代美術館<鎌倉館>では6月10日まで桂離宮の写真展が、5月8日からは Photo Gallery Internationalでなんと”追悼展 「シカゴ, シカゴ」”が開催。

石元泰博 写真展 -桂離宮 1953、1954 : Yasuhiro Ishimoto - Katsura ...
Photo Gallery International 石元泰博 追悼展 「シカゴ, シカゴ」2012年5月8日(火)−6月16日(土)




ここからが本題だが、英語の Wikipediaの方が日本語のより内容が充実していて、それと岩波書店から1997年に発行された『日本の写真家 26 石元泰博』の序文で飯沢耕太郎氏が引用しているアサヒカメラのインタビューを照らし合わせてみてみると興味深いことがわかる。

「日本にいるあいだに、私は、よくても悪くても、自分なりの写真表現と取り組んで、いわゆる造形的な写真を発表した。日本の伝統に取材した写真、日本のクラフトを撮影したもののほとんどが、”造形写真”とよばれた。しかし、三年間、日本をたつときは、私はそうした”造形写真”からの脱出を考え出していた。何とかして、それまでの自分から抜け出したいと思ったのである。」

「あらゆる分野で、写さなければならぬもの、写さなければいられないもののイメージを、全精力かけて記録したもの」(「私のアメリカの三年」『アサヒカメラ』1962年2月号)

『桂 日本建築における伝統と創造』の初版が1960年、シカゴでの二度目の滞在(この頃、ミノルタの当時の社長田島氏による奨学金 ミノルタ・フェローシップを受けている)をはさんで完成した『シカゴ、シカゴ』が1969年。桂離宮の写真が代表作として語られ造形的な写真で語られることが多い氏が、並々ならぬ情熱をもって造形写真からの脱出を目指し撮影し完成したものがあの『シカゴ、シカゴ』ということがこのインタビューから見て取れる。

鎌倉で「石元泰博 写真展 -桂離宮 1953、1954」 東京で「シカゴ, シカゴ」とその両方を見ることが出来る。

石元 泰博 | Fotonoma The Photographer
『風の旅人』と呼応する写真家たち: 第6回 石元泰博
日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ/石元泰博インタヴュー1
石元泰博さん逝去に寄せて 「風の旅人」佐伯剛さんのツイート - Togetter
「写真家・石元泰博を悼む」磯崎新|とんとん・にっき
p.a.r.k: Katsura---Picturing Modernism Ishimoto Yasuhiro 石元泰博 ...

Amazon.co.jp : Yasuhiro Ishimoto: A Tale of Two Cities
Yasuhiro Ishimoto: A Tale of Two Cities
Hana
石元泰博 桂離宮
Katsura: Picturing Modernism in Japanese Architecture: Photographs by Ishimoto Yasuhiro (Museum of Fine Arts, Houston)
石元泰博 写真という思考

4.11.2012

Edward Weston: 125 Photographs エドワード・ウェストン

(C)Ammo Books

125周年記念に発売されたエドワードウェストンの写真集の普及版。ウェストンについてはあまりにも"Pepper"が有名でそれゆえにちゃんと見てこなかったのだが、この本に収録されている風景写真、パイプの構成をみて興味が惹かれたので少し見てみたいと思う。ページ数も特別版と同じ。表紙が金で文字が描かれていたのだが、簡素になって価格もこなれて見るには十分。彼のウェブサイトは家族の作品が掲載されていて、エドワードの画像は十分とはいえなかった。ちなみにあのルイス・ボルツも最初に興味をもった写真としてウェストンとポール・ストランドを挙げている。

エドワード・ウェストン - Wikipedia
写真がもっと好きになる。 - ほぼ日刊イトイ新聞 - 写真がもっと好きになる ...
Edward Weston www.edward-weston.com/ -
AMMO BOOKS

Charis Wilson - Wikipedia, the free encyclopedia
New York Tims : Charis Wilson, Model and Muse, Dies at 95
Anthony Luke's Not Just Another Photoblog Blog : Photographer Profile ~ Edward Weston
Photography-now : Edward Weston

写真集に掲載されているか不明だが、画像検索してみるとこんなイメージを撮っていたのかと..
壊れた車猫と箱の静物ガスマスクをつけたヌードの女性壊れたピアノの構成
メキシコにスタジオを借りていた時期のスナップEdward Weston / Jean and Zomah Charlot, Point Lobos / 1939 /...

形の探求をしていた人というイメージがあったが、色々みてみると執拗にエロスを探求していたようにも見える。古典であればあるほど写真を見る前に写真家について固定観念があることを思う。

Aperture : Edward Weston
Amazon.co.jp : Edward Weston: 125 Photographs

3.17.2012

Bertien van Manen オランダ 写真家 Let's Sit Down Before We Go


スナップショット。状況がどれもすごく曖昧で抽象的で、譬えようも無い被写体の感情が顔に出ているだけでの写真。好きなタイプ。

Bertien van Manen | Photography
Bertien van Manen: Let's Sit Down Before We Go - LightBox
MACK - Bertien van Manen - Let's sit down before we go
MoMA : New Photography '05: Carlos Garaicoa, Bertien van Manen, Phillip Pisciotta, Robin Rhode

flotsam books : BERTIEN VAN MANEN : LET'S SIT DOWN BEFORE WE GO ...
Amazon.co.jp : Bertien Van Manen: Give Me Your Image
A Hundred Summers, a Hundred Winters

3.10.2012

German photographers picked up on this p.a.r.k.


まとめ。このブログに書いた中で、意外にもドイツ人の写真家についてのポストはそう多くはなかった。3年前に自分の書いたものを読むとよくわかっていなかったのが見えて、これはかっこ悪い。

Thomas Struth のモノグラフ "Die Monographie 1977-2010 "
Thomas Demand トーマスデマンド(トマス / ディマンド)について
Albert Renger-Patzsch アルベルト・レンガー=パッチュ メモ
Michael Schmidt: Berlin Nach 1945 ミハエル・シュミット ミヒャエル
Native Mona Kuhn モナキューン(クーン) ボケ味 英語 Bokeh
Stefanie Schneider 期限切れのポラロイドフィルムを使って制作する写真家
Klasse Prof.Thomas Ruff - トーマスルフの生徒達

CONTACTS. [DVD] (now on dvd)11人の写真家の貴重なドキュメンタリ
Lots of Contacts. 写真家 コンタクト DVD ドキュメンタリ

Frank Horvat フランク・ホーヴァット


イタリアのファッションフォトグラファー。イタリア人ゆえか、女性の裸のナイーブな官能美が目を惹く。エッフェル塔とヒールを組み合わせたファッション写真が有名。

フランク・ホーヴァット - Wikipedia
Jackson Fine Art
daouds : Frank Horvat
KROUTCHEV PLANET PHOTO : Horvat Frank : photographer
DANKLOOK : Photographer Frank Horvat
Anthony Luke's Not Just Another Photoblog Blog : Photographer Profile ~ Frank Horvat
ReVue-Photographie… : Frank Horvat "Vraies semblances"
Virgin state of mind : Frank Horvat (women fashion since 1950′s)
Horvatland - Frank Horvat Photography: home / Frank Horvat ...
Entre Vues : Frank Horvat - Hiroshi Hamaya(濱谷浩氏のインタビュー)

Amazon.co.jp : 写真の真実
Frank Horvat: Fifty One Photographs in Black & White
Very Similar

3.06.2012

Thomas Demand トーマスデマンド

Thomas Demand (b.1964 ミュンヘン)

ベルリン(Hamburger Bahnhof美術館そば)を拠点にし、2010年よりロサンジェルスにも元家具倉庫だった大きなスタジオをもち制作、現在ハンブルグで教壇に立つ。Fritz Schwegler からスカルプチャー(立体造形)を学び、1993年からはインターネットや新聞などに掲載された写真を元にし、過去に存在した場所や室内に似せて原寸大で制作した紙の模型を記録するのに写真を用い始める。制作した紙の模型は展示せず写真撮影を終えるとそれを壊して、写真だけを展示する。(Wikipediaより)

近美で開催された展覧会「ドイツ写真の現在」で作品を見たことはあるのだが理解の仕方が十分とは思えず、東京都現代美術館で5月に開催される展示を前に折角の機会なのでもう一度ネットで見ることのできるソースを中心にみていきたいと思う。なお、熱心に検索したのだが(オンライン上だからなのか)日本語での踏み込んだ記事はとても少なく英語の評論、解説の記事が中心となった。

テキスト・画像(日本語)
another field: Thomas Demand (評論)
ARTiT : トーマス・デマンド 死刑台のエレベーター by Judy Annear
C'est pas moi : 生デマンドから真摯な制作方法を聴くことができた。
Esquire : みんな、どうやって書架を「編集」しているのだろう?あの人の本棚探索。(4)

日本での展示・プロジェクト
Thomas DEMAND 6/27 - 7/26, 2003(日本で初めての個展)
東京国立近代美術館:ドイツ写真の現在 ― かわりゆく「現実」と ...(2005年)
Thomas Demand 11月10日 ~ 12月 8日, 2007
CCA : トマス・デマンド 黒ラベル (2009) ISBN 4-901387-38-3 CCA Artists' Book Series


テキスト・画像(英語)*** お勧め
Thomas Demand - Wikipedia, the free encyclopedia
The 6th floor : A Sneak Peek at Thomas Demand’s Storm-Tossed Imagination (Pacific Sunについて)
After the Imperial Presidency (NYタイムスマガジンのコミッションワーク
Thomas Demand - today and tomorrow(画像)
Sprueth Magers :: Artists :: Thomas Demand(画像)
Thomas Demand: Tunnel - Ubu (故ダイアナ妃が亡くなったトンネルを走り抜けるドライバー目線の動画)
Art Blart : Exhibition: ‘Thomas Demand in Berlin’ at the Neue Nationalgalerie, Berlin(画像)
*** Thomas Demand, Fondation Cartier (Paris) « Caruso St John ...(カルティエ財団での展示)
*** Thomas Demand, Nationalgalerie (Nationalgalerieでの展示)
Thomas Demand The Dailies - MACK(書籍)
Nationalgalerie - Steidl(書籍)
photo-eye Bookstore | Thomas Demand: Thomas Demand | photo ...(書籍)


*** Thomas Demand creates achingly familiar space... 2010年の 建築雑誌 MARKの記事(PDF
(彼の作品を見た人が発する‘Say what?’(で?) Office (1995)を例にとって、"What is this?” I say, “I don't think I need to tell you.”作家自身と、作家以外(鑑賞者)とのあいまいで静かなゲーム。)

*** Portrait of the artist: Thomas Demand | Art and design | The Guardian
(短いQ&A - 父もアーティスト、叔父は建築家など芸術家になることしか考えていなかった。LAでの生活を楽しんでいる。尊敬するのはエドルシェとリヒター。言われて嫌なことは、いつも同じ作品ということ、彼らはわかっていない。ドイツのことわざに"always keep the ball low"というのがあって、それは自分の焦点を見失わないこと。)


Thomas Demand | Artinfo
(インタビュー MoMAでの展示スタイルから、Serpentineでの展示へと変わった背景。“digital”と“photography”についての自分にとっての問題解決の仕方。その探求の成果が、"Grotto"という作品。 )

Thomas Demand : www.art-it.asia "Lift to the Scaffold" by Judy Annear
(2000年から2009年の展示まで振り返って Lift to the Scaffold By Judy Annear)"that image acts as a trigger for his memory and imaginative interpretation, so that the process he embarks upon is one of giving the viewer a representation of his perception of a mediatized reflection of an event or object."

*** Art In America : Demand's Mirror
(もっとも参考になった2012年の記事 - 2010年よりLAに元家具倉庫だった巨大なスタジオをもった。デマンドは(インターネットなどの)マスメディアから画像を引用していることから、よくポストモダニストだと考えられているが、実はOliver Wendell Holmes(オリバー・ウェンデル・ホームズ - 物理学者、詩人)という熱狂的な写真師の1859年のコラム"Atlantic Monthly"を参照するとデマンドは知ってか知らずかこの写真師の後継者となっている。ディテールの記録こそ写真の特質であるにも関わらず、ディテールを省略("The omissions are very important to me,")すること、セットを壊すことよりもその制作の方法が彼にとってより重要なこととなる。 "His work raises, as he puts it, "the question of whether these news reports really serve any purpose other than making us numb to the world around us." ニュースリポートが世界に対してわれわれが無感覚になる以外に役に立っていることは果たしてあるのだろうか...? 1937年のマグリットの"La Reproduction interdite (Reproduction Prohibited)"について、[素晴らしいイメージで今日のほとんどの芸術作品の雛形となるもの。"見ることが問いとなると同時に、問題として現れる。] ("the act of seeing is called into question, but also, at the same time, is made visible as a problem."))

Getty.edu : A Visit to Thomas Demand’s Studio By Lauren Graycar
(デマンドのスタジオを訪ねたインターンのレポート。製作中の"Pacific Sun"となる映像作品について。)

Exhibition - La Carte D'Après Nature - Matthew Marks Gallery
マグリットを中心のコンセプトに、デマンドがキュレーションした展覧会について)

写真作品で過去に何か歴史的な出来事があった場所、戦争や事件があった場所を作品としたアフターマスの風景写真や、またフレーム内に人が写っていなくても人の存在を示唆する写真(例えばルイス・ボルツやロバート・アダムス)があるが、このトーマスデマンドの作品の場合、そのどちらにもあてはまるものの、その風景はほぼ原寸大で作られた紙製の模型であるということ。写真に何か過去の記憶を見ようとしてもはぐらかされ、たとえ人の気配をそこに見たとしてもどこまでいっても紙の模型であるからその模型の中に人は存在したことが一度もない。そもそもこれは作られたどこにも存在しない風景で写真に写っている模型は、イメージ制作の元となった出来事について説明する能力をも欠いている。イメージについてではなくイメージを”見る”という行為を鑑賞者に促す。彼がモナコの美術館でキュレーションした展示"La Carte D'Après Nature"で、ルネ・マグリットをテーマの主軸に据えている。

事件現場、政治の舞台、観光地で写真が誰かの手によって撮られる→作家はインターネットや新聞(紙)から写真を選ぶ→作家が見たことを一度記憶を通して生まれるズレを含めて再構成→紙の模型の制作→それを写真(これも紙)にして平面に再び置換する。元々3次元であったものが、アーティスト本人ではない誰かの手によって2次元に置換されたものを参考に、3次元のペーパークラフトに変換。それを2次元である写真に置き換えたものを美術館に展示し鑑賞者をこの視覚と認知のゲームに引き込む。鑑賞者は“What is this?”(これは何?)と作家に聞くと“I don't think I need to tell you.”(あなたに伝える必要はないと思う。)




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東京都現代美術館
トーマス・デマンド展 2012年5月19日(土) ~ 7月8日(日)
会 場 : 東京都現代美術館 企画展示室3F
"Pacific Sun"(映像作品 パシフィック・サン) (他、主な映像作品が公開)
(引用元となる2008年に起こった豪華客船パシフィックサン号の事故の映像 - Pacific Sun Cruise liner in very heavy seas
カタログ : タカイシイギャラリー 「Thomas Demand」 (講談社) ハード・カバー、84頁、掲載作品33点
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展示プリントはタイプC(銀塩プリント)に表面ディアセックフェース加工。

Diasec - Wikipedia
(ガラスと比べて発色とシャープネスがよくなり、また紫外線による退色にも強い。Diasecは商標である。)
Diasec - Fine Art
Diasec - Does anyone know anything about it? - Photo.net photo.net ...

p.a.r.k: CONTACTS. [DVD] (now on dvd)11人の写真家の貴重なドキュメンタリ
Art and Photography (Phaidon) Edited by David Campany

Amazon.co.jp : Thomas Demand Museum of Contemporary Art
Thomas Demand (Fondation Cartier Book)
Thomas Demand: L'esprit D'escalier
The Dailies
Thomas Demand: Nationalgalerie
写真のエッセンス―プロフェッショナル28人が語る写真作法(数ページのインタビュー収録)

2.26.2012

Not Niigata - Andrew Phelps 新潟ではないニイガタ

(C)Kehrer

日本を訪れた外国人が撮った写真の中でも、それほどエキゾチックに見えない新潟、日本のどこの町にもある日常。よくエッセンスを抽出している。

Andrew Phelps Official
photo-eye Bookstore | Andrew Phelps: Not Niigata | photo book
Conscientious | Review: Not Niigata by Andrew Phelps
Andrew Phelps – Not Niigata « The PhotoBook

NOT NIIGATA; The printing of. 2009 from Andrew Phelps on Vimeo.


Amazon.co.jp : Not Niigata
東北 (田附勝写真集)
小島一郎写真集成
PARK CITY―笹岡啓子写真集
沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫)

2.22.2012

Project Prints Luigi Ghirri (1943–1992) ルイジ・ギッリ 写真家 イタリア

近年世界的に再評価され、生涯の仕事のアーカイブが整理検証されているイタリアのカラー写真のパイオニア。1970年代からアーティストとしての活動が始まるが、80年代に入って中判のカメラにかえることで、コンタクトシートのイメージエリアも大きくなったことでそれを基に全体の構成を考えていったそうだ。その”プロジェクト・プリント”を見せる写真集とのこと。ちょっとプレスリリースだけではコンタクトの複写から起こしたものになるのか、写真なのかそれは現物かサンプルを見ないと買うのは躊躇する。彼の多くの代表作が入った"Luigi Ghirri: It's Beautiful Here, Isn't It... "(Aperture) は70-80年代の作品。"Project Prints"は80年代以降の写真のようなので新しいイメージが見れそうでそれは楽しみ。アメリカのカラー写真とは違ったどことなく優雅なユーモアのセンスと、作家としてバックグラウンドにもつシュールリアリスムなものの見方を通してイタリアの風景を見るのは面白い。

Luigi Ghirri : Project Prints – Les presses du réel (book)
Le Scatole Viventi: Project Prints di Luigi Ghirri
Giorgio Morandi & Luigi Ghirri | OPEN SPACE | high fashion ONLINE
Artribune : Pensare per immagini. Ghirri al Castello di Rivoli

Aperture Foundation | Luigi Ghirri | It's Beautiful Here, Isn't It

ここで話しが少し逸れるのだが、アーティスト、トーマスデマンドが数年前 Nouveau Musée National de Monacoでキュレーションした展示”La Carte D'Après Nature”キーコンセプトとなったマグリットの作品だけでなく、ルイジ・ギッリ、他に19世紀のドイツの写真家 August Kotzschやモントリオール万博の建築模型に、Tacita Deanの映像作品、スウェーデンのHenrik Håkansson の音響などなど幅広いメディウムを使ったアーティストの作品を展示している。

マルグリットのシュールリアリスムを手がかりに、鉢植えの植物や庭、テーマパークなどを表してデマンドが“domesticated nature"(飼いならした/人に適応させた・自然)というアイデアに繋げて展示したそうだ。のちほどもう少しみてみたい。

Tate.etc : 'La Carte D'Après Nature', curated by Thomas Demand
‘La Carte d’Après Nature’ at Matthew Marks Gallery - Review - NYTimes.com
MACK : Thomas Demand - La Carte d'après Nature
Thomas Demand LA CARTE D'APRÈS NATURE | Des livres et des ...
La Carte d'apres Nature - atsushisaito.blog - エキサイトブログ

Amazon.co.jp : Luigi Ghirri: It's Beautiful Here, Isn't It...
Luigi Ghirri: Project Prints
Luigi Ghirri - Kodachrome
写真講義
マグリット (アートライブラリー)
これはパイプではない
ジョルジョ・モランディ

2.15.2012

Jonnie Craig - I'll Kick You in the Head With My Energy Legs ジョニー・クレイグ


JONNIE CRAIG jonniecraig.com/

新刊のタイトルは”これでも食らって目を醒ませ”といったところでしょうか。2009-2011年の作品をまとめたもの。4月の発売。

SHIFT 日本語版 | THINGS | ジョニー・クレイグ:無題
Urban Outfitters - Jonnie Craig
Portrait Photography by Jonnie Craig | Photography Blog
UNTITLED : JONNIE CRAIG ジョニー・クレイグ写真集 flotsam books

Amazon.co.jp : I'll Kick You in the Head With My Energy Legs

2.03.2012

Gilles Saussier: Le Tableau de Chasse


Gilles Saussier Official Site
Amazon.co.jp : Gilles Saussier: Le Tableau de Chasse

Matthias Hoch : Fotografien/Photographs マティアス・ホック 建築写真

(C)Hatje Cantz

Matthias Hoch (b.1958 Germany)

人気の建築/都市風景の写真集。たっぷり彼のサイトで写真を見ることができます。2000年代にはいって色と線と面である建築物の部分を構成したタイプの写真に。個人的には1988年の駅のシリーズ"Bahnhofe" 1987-92の夜のシリーズ "Nacht" 1986年の"Stadt" 偶然にも1989年のベルリンの壁崩壊以前の数年間に撮られたものが気になりました。

現在ライプチヒ在住。

Rena Bransten Gallery: Matthias Hoch
Matthias Hoch.Train Stations & Night
p.a.r.k: Christopher Payne 建築写真家 建設現場 写真
Luisa Lambri Julius Shulman 大橋富夫 - 建築写真 ルイーサ ...

Amazon.co.jp : Matthias Hoch

1.23.2012

Carlo Mollino: Photographs カルロ・モリーノのヌード写真 Message from the Darkroom フォルム

(C)Adarte

Carlo Mollino (1905 – 1973 Italy)

イタリア生まれの建築家、デザイナー、写真家。また舞台装置の制作、レースカーのデザインとドライバー、スキーと、レースと飛行機でのアクロバット飛行に情熱を燃やした才人。

椅子や机をデザインする建築家の撮る写真は、芸術写真の写真の中で完結する審美性に重点は置かれていないようであり、またヌード写真を収集するという攻撃的な偏執性も見られない。モデルの女性の体と手と組まれた足が描くラインが美しい。彼のヌード写真を見た後に、机や椅子、レースカーの写真を見ると、プロダクトにもかかわらずそこにも同じ官能性が見られる。彼にとって女性の体からも、彼のデザインするプロダクトからも同じ位相で美を見ているかのように見えます。

Carlo Mollino A master of eroticism
STYLE FACTS : THE OTHER SIDE : The other side of designer Carlo Mollino 1905 - 1973
nistagmus : Carlo Mollino
retro-dome : Carlo Mollino
ghost in the snow : Carlo Mollino Polaroids #3 / Carlo Mollino Polaroids
la repubblica firenze.it : Le morbide curve di Carlo Mollino
design bloom : carlo mollino’s (re)creations
Carlo Mollino - Wikipedia, the free encyclopedia

足と手の作るバランスが美しさの秘密なのでしょうか。椅子や机をデザインする上で資料として撮られた写真だとすると興味深い前提ででてきた写真だと思えます。(ここまで書いてきた全てが間違っているかもしれないけど)

インターネット上で彼の撮った写真を断片的にみることができますが、編集された書籍を1冊見てみたいもの。photo-eye bookstoreでその一部を見ること出来る "Carlo Mollino: Photographs 1956-1962"は表紙の次に女性の立ち姿とスキージャンプの写真が並んでいるハッとする見開き。また1943年に書かれた"message from the darkroom"では、まず客観的な写真史の解説、次に過去の著名な写真(アジェやスタイケン..) をとりあげ、それら写真がもつ”メッセージ”を彼が主観的に分析したもので"20世紀前半から写真がアートのひとつとして受容”に革命的に大きな貢献をした書籍とされているそうです。

photo-eye bookstore : Carlo Mollino: Photographs 1956-1962.
design bloom : message from the darkroom

引き続き知りたいことが得られる本がどれなのか探してみたいと思います。

Amazon.co.jp : Carlo Mollino: Photographs 1956-1962
Message from the Darkroom
Carlo Mollino: Un Messaggio Dalla Camera Oscura
The Furniture of Carlo Mollino (Monographs)
Carlo Mollino: Maniera Moderna
ジオ・ポンティとカルロ・モリーノ: ドムスへの道程

1.20.2012

Robert Adams - The Place We Live ロバートアダムス巡回回顧展

(C)YU Art Gallery

Robert Adams (b.1937)

ロバート・アダムスの1964年から2004年の仕事を回顧した大規模な巡回回顧展。カナダのVancouver Art Galleryのショウを終えて、アメリカ、スペイン、ドイツ、フランス、イギリス、スイスを巡回。この巡回展に際して、三冊組の写真集と、より購入しやすいようにアダムスが45年のキャリアを振り返って丁寧にシーケンシャルに編集された"What Can We Believe Where?"の二冊が出版されています。Yale University Art Galleryに置かれたウェブサイトが良いものでそちらも参考に。

アメリカ中西部の変わりゆく風景をテーマの中心に据えた写真家。同じ姓をもつアンセル・アダムスとは無関係で、むしろアンセルの理想化されたアメリカの風景に違和感を感じ、また従来の写真家像として考えられていた職人的なタイプとは異なったアカデミックなバックグラウンドから出てきた新しいタイプの写真家として、1975年の展覧会"New Topographics: Photographs of a Man-Altered Landscape"で Lewis Baltz, Frank Gohlkeなどとともに作品が展示されました。2009年に Hasselblad Award を受賞。

Yale University Art Gallery : Robert Adams - The Place We Live

この展示もアジアには来ませんが、印象派や19世紀の巨匠の絵画展を企画するよりはコストもかからないので到達すべき来場者目標もそこまで高くないはずですし、芸術のひとつのジャンルとしてますます注目を集める写真の人気が日本でも高まって、このような展示の巡回がなされることを希望します。

artblart : Exhibition: 'Robert Adams: The Place We Live, A Retrospective ...
spatical poetics : The Place We Live Installation View(展示風景 *画像サイズがとても大きいので注意

Amazon.co.jp : Robert Adams: The Place We Live, A Retrospective Selection of Photographs, 1964-2009 (Yale Art Gallery)
What Can We Believe Where?: Photographs of the American West (Yale Art Gallery)
The New West: Landscapes Along the Colorado Front Range
New Topographics

1.18.2012

Lynne Cohen - Occupied Territory / Nothing Is Hidden リン・コーエン


Lynne Cohen (b.1944 ウィスコンシン州)

私はこれまで全然しらなかった作家のため手がかりとして Wikipediaを参考にすると、このLynne Cohenは ”彫刻、版画の教育を受け、1973年からカナダに拠点を置き、オタワ、のちにモントリオールで制作を行い、主に内観(Interior)を主なテーマとし、公共機関や、リビング、老人ホーム、実験室の室内を8X10のカメラで撮影している写真家”とのこと。女性という括りは適切ではないのですが、現在活躍している Taryn Simon 以前に彼女のこんな仕事があったことのを初めて知りました。今年はApertureとSteidlからそれぞれ一冊ずつ写真集が発売されるようです。

Lynne Cohen - Wikipedia, the free encyclopedia
Lynne Cohen www.lynne-cohen.com/
| women in photography | lynne cohen

Amazon.co.jp : Lynne Cohen: Occupied Territory
Nothing Is Hidden
No Man's Land: The Photography of Lynne Cohen

Bruce Davidson Black & White ブルースデヴィットソン クラシック 集大成


Bruce Davidson (b.1933)

ニューヨークを拠点とし、その姿と街の変化を40年にも渡って写真を通して伝えてきたブルースデヴィットソンの代表作 "Circus, Brooklyn Gang, Time of Change, East 100th Street, Central Park" が5冊組でSteidlより発売されます。まさに集大成のセットで、これはSteidlにとっても大きな仕事となることでしょう。2000部限定でナンバリングとサイン付き。これはもっておきたい。価格は日本円で2万円台後半。アメリカでは345米ドル。"East 100th Street"を数年前に買った時になかなかの値段だったのでこれはなかなかニクい価格設定。

Circus
Brooklyn Gang
Time of Change
East 100th Street
Central Park

Amazon.co.jp :Bruce Davidson Black & White: Circus, Brooklyn Gang, Time of Change, East 100th Street, Central Park
Bruce Davidson: Outside Inside :Journey of Consciousness
Bruce Davidson: Subway

1.07.2012

Trent Parke: Minutes to Midnight / The Christmas Tree Bucket (Steidl) トレントパーク 写真集



オーストラリアの写真家 トレントパークの2003年にユージンスミス賞を受賞した写真集の再版 "Minutes to Midnight"が 新作 "The Christmas Tree Bucket" とともに出版される様子 (News From The Real Steidlville 1.7.2011 A Secret Guest)

"Minutes to Midnight"は2年間かけて90,000 km オーストラリアを旅して編まれた彼の代表作。

Trent Parke - In-Public
Minutes to Midnight | Magnum In Motion
Magnum Blog / The Christmas Tree Bucket - Trent Parkes Family ...
LPV Magazine : Trent Parke: The Christmas Tree Bucket
ASX : TRENT PARKE: “Geoff Dyer on Trent Parke” (2008)
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Trent Parke: The Christmas Tree Bucket

12.22.2011

Mercy Mercer by Derek Henderson オセアニア すばらしく退屈な風景写真

(C)Michael Lett

ニュージーランド、オーストラリアに拠点をおくファッション、ポートレートのフォトグラファー Derek Henderson

ニュージランドでもっとも長い河 Waikato River を辿って撮影されたシリーズが "Mercy Mercer"
スティーブンショアがニューヨークから中西部を辿っていったように、撮影された風景やポートレートは極めて穏やか様子。この河はマオリの人達や、Pakehaと呼ばれる19世紀から20世紀初頭にヨーロッパから渡ってきた人達にとって神聖な意味をもつのだそう。アメリカの写真に見慣れた目には、退屈にも写るように、アメリカ写真と同じスタイルで撮られたものでも、写真はその場所を反映したものを写し取るものであることを改めて気づかせてくれます。そういった点で"Terrible Boredom Of Paradise"は秀逸なタイトル。

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Amazon.co.jp : Mercy Mercer [ハードカバー]