3.09.2010

"Drainspotting" Remo Camerota マンホールの蓋の写真集 Mark Batty Publisher マークバティ

(C) Mark Batty Publisher

マンホールの蓋の写真集 "Drainspotting"
Amazon.co.jp : Drainspotting: Japanese Manhole Covers


日本のマンホールの蓋のデザインは種類も豊富で、おそらく世界でこんなに趣向を凝らした様々なマンホールが埋まってる国はないでしょう。マンホールの写真を集めた本。この本の編集者 Remo Camerota は、オーストラリアのデザイナーで、ほかにもショートムービー、アニメーションなど媒体を横断し広告でも活躍している。

またこの本の出版社 Mark Batty Publisher は他にも面白いネタ写真の本を出していて...


劇場の廃墟の写真 "Stages of Decay" Julia Solis
Stages of Decay

南アフリカのタウンシップ(ゲットー)の床屋
South African Township Barbershops & Salons


今はなくなってしまったニューヨークの伝説のライブハウスのCBGBの落書き
CBGB: Decades of Graffiti



ペニスの落書きが書き込まれた地下鉄のポスター - New York Dick
New York Dick

風変わりな自販機 - Vending Machines: Coined Consumerism
 



顔やキャラを弁当にしたもの - フェースフードレシピ
The Face Food Bento Book


p a r k: Polaroids ポラロイド 写真集
Not Niigata - Andrew Phelps 新潟ではないニイガタ 
Store Front: The Disappearing Face of New York 商店のファサード
Mark Steinmetz "Summertime" (Nazraeli) マーク・スタインマッツ (スタインメッツ)

3.07.2010

プレゼントに最適な写真集と訊かれても・・・

(C)2005-2009 The Sartorialist

雑誌のファッションストリートスナップを楽しみに見ている女性にはベストセラーのThe Sartorialist

現在も進行中のプロジェクトとのこと。
http://thesartorialist.blogspot.com/

他には写真の質が高いVogueに掲載された写真で構成されたケイトモスが表紙のPeople in Vogue: A Century of Portrait Photography

(C)Steidl/William Eggleston(via:Wallpaper.com)

フランス好きな彼女にはパリ写真の古典Henri Cartier-Bresson:Propos de Parisや面白いところでエグルストンのドローイングも一緒に掲載されているカラフルなWilliam Eggleston: Parisこのブログで紹介したAtget: Parisは全部モノクロの100年以上前のパリで決して日本人の想像するような70年代以降のパリではないので、ちょっと上級者向けです。

(C)Michael Light

科学や宇宙好きな女性も増えたということでそんな方には、The Universe: 365 DaysFull Moonが写真も美しい本です。

(C)Chronicle Books

身体意識への探求派(?)には、Love and Desire: PhotoworksとかずっとベストセラーのPlayboy: Brunettes(こういうのって乳首-もしくはバストトップを隠す習慣はどこからきているのでしょうか)

(C)Bene Factum Publishing Ltd

変わったところでCape Codの美しい空と海とビーチとリゾート地が写真に収められたCape Light: Color Photographs - A New Expanded Editionは美しい、また写真集の古典として有名な本。ただし、いずれ夏が終わる気配がそこかしこにあります。

Romanceは情熱的でグラフィックとしてもなかなかよくできたもの。
サンプルはこのフォトグラファー/アートディレクターのサイトで見ることができます。
Chris Craymer Romance

あとは定番になっていて女性にも人気があるらしい藤代冥砂氏のもう、家に帰ろうもこのリストに付け加えておきましょう。

ただ肝心のこれを書いている私が写真集を女性にプレゼントしたことがないのであくまで分析による文章。プレゼントしてなにがあっても私は責任とれませんのであしからず。よい週末をお過ごしください。

カメラバックのストラップを換えるという発想 - West Point(MIL-613) ショルダーベルト(ハードタイプ)日本エイテックス

(C)日本エイテックス株式会社

Loweproのかなり大きいカメラバックを日頃よく使うことが多いのですが、それに元々ついているストラップのベルトの長さを調整する部分がプラスチックのため、重い荷物を持っているときにそれがずれさがってしまって困っていました。

東急ハンズの店員に相談したところ、金具のものであればストラップのベルトが滑らないで固定されるのではないかということで薦めていただいた商品。(下記は楽天のリンクです。ハンズでも同じ値段でした。)

ショルダーベルト(MIL-613)

帰って来てテストしてみたけど肩の部分にパッドも入っていてなかなか良さそうです。

買いっぱなしのカメラバックのストラップを換えることという発想がなく、今までつらい思いをしていましたが、こういう手もあるのかということで紹介しました。ちなみにこの商品日本製。なんとなくですが金具もしっかりしているように見えるんじゃないかというのは、聞き流してください。

耐加重:125kg
サイズ:38mm(幅)135cm(全長)35cmX6cm(パッド部分)

3.06.2010

Taryn Simon: An American Index of the Hidden and Unfamiliar タリン サイモン 近くにある秘境の写真


(C)Steidl
”Taryn Simon: An American Index of the Hidden and Unfamiliar ”

この本に収録されている写真と場所、モノたちを繋ぐ横糸は何だろうか..このアーティストのサイトで写真につけられた場所を示すキャプションを見ることでそれはすぐにわかります。

核廃棄物の処理サイトのチェレンコフ光、点字のプレイボーイ、アメリカの税関で保管されている食物、マリファナを研究目的に栽培している施設、抽象表現主義の作品が飾られたCIAのオフィス。


それぞれの場所は、カタログのように同じように淡々と撮られ、すぐにそれが何のために存在している施設かわからないのだが、写真につけられたキャプションを見たときに、その場所や写っているモノの正体を知ったときの驚きが楽しい。

宇宙からの映像も、遠くアフリカの洞窟のイメージも簡単にネットの画像検索でみつけることができる現在(だからといって簡単には行けるところではないのだが...)秘境は遠方ではなく、我々の住んでいるところから車で2,3時間行ったところや、我々の立っている地面のすぐ真下に存在していると想像させる興味深い作品。



The Innocents というプロジェクトでは、冤罪になった50人の元被告が逮捕された場所で(もしくは彼らの運命を決定づけた場所、事件当時本当にいたアリバイの場所)撮影されたものがまとめられている。

最新作は "An American Index of the Hidden and Unfamiliar"から展開したものともみられる Contraband というプロジェクト。こちらは関税など国境で差し押さえられたモノだけを同じ白背景で大量に撮影しています。

Taryn Simon - Wikipedia, the free encyclopedia
exhibitions: fogless : Taryn Simon [フォグレス:展覧会:タリン ...
Youtube : TED RANDOM「タリン・サイモン 隠された側面を撮る」#ted_random
Taryn Simon photographs secret sites
TateShots: Taryn Simon

Wired : 一般人が立ち入れない「米国の秘密の場所」写真ギャラリー
Taryn Simon: A Living Man Declared Dead and Other Chapters, I-XVIII タリンサイモン

Amazon.co.jp : An American Index Of The Hidden And Unfamiliar
Contraband
The Innocents
Taryn Simon: The Picture Collection