1891年生まれのドイツ人。政治批判の武器としてアートを使ったパイオニアでダダイスト。 ("a pioneer in the use of art as a political weapon") 1920年にGeorge Groszとともに写真を貼った作品(のちにフォトモンタージュと呼ばれる)を制作。多くのフォトモンタージュの作品を制作、政治を批判した作品を出版物で発表していたため、1933年にSS(ナチスの親衛隊)の襲撃でバルコニーから飛び降り、チェコスロバキア、のちにイギリスに逃げることになる。戦後は東ドイツ側のベルリンに居を構えるものの、イギリスにおける長期滞在もあって目をつけられる。1956年 劇作家ベルトルト・ブレヒトの仲介もあって芸術アカデミーへの入会が認められ、反核兵器の作品を作るものの、その後あまり作品を残すことは無かった。1967年にイギリスを訪ね回顧展の準備、翌年68年4月に東ベルリンで逝去、69年にICAでの展覧会。ドイツ統合後、東側に保管された作品が管理され、1993年にアメリカ、ニューヨークのMoMAで展覧会。特によく知られた作品は1930年代のナチやヒトラー批判の作品。以上がウィキペディアを参考にした概要である。
イギリスのハードコアパンク "Discharge"のカバージャケットに使われている鳥の絵柄でピンときたが、画像検索で彼の作品をざっとみるとユーモアラスかつ、サーカスティック(あざけり)いっぱいの攻撃的な作品。フォトモンタージュはハートフィールドのように政治批判するための武器にもなるし、同時期に戦意高揚する為につくられた"FRONT"のようにプロパガンダにもなったのだ。ちなみにハートフィールドはマックス・エルンストと同年生まれ。
Wikipedia : ジョンハートフィールド
John Heartfield: Listing of Art
J. Paul Getty Museum : Agitated Images: John Heartfield & German Photomontage, 1920–1938
John Heartfield Official Internet Archive
John Heartfield - Wikipedia, the free encyclopedia
Youtube - Zygosis: John Heartfield and the Political Images(ドキュメンタリ)
p.a.r.k. : Wallace Berman ウォレス・バーマン アッセンブラージュ Verifax Collages
フォトモンタージュ - Wikipedia
Amazon.co.jp : John Heartfield and the Agitated Image:(図版が少なくお勧めしません)
ジョン・ハートフィールド―フォトモンタージュとその時代
John Heartfield: Aiz-VI 1930-38
Max Ernst
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