12.17.2010

KIRK Enterprises - 万力のようにはさみ込む三脚の改造ヘッド

(C)KIRK Enterprises


三脚の定番ハスキー、現在では京都のトヨ商事が製造しているそうです。万一故障など(そうそう壊れるものでもありません)があっても修理もしやすいし心強い。

そんなトヨ商事と、アメリカのKIRK Enterprisesが一緒になってハスキーに使えるぜったいズレないクランプを取り付けるために改造した雲台が発売されています。

ハスキー 3Dヘッド KIRK MODEL (太ネジ穴)
ハスキー 3Dヘッド KIRK MODEL(細ネジ穴)

三脚と改造ヘッドのセット

ハスキー 3段 KIRK MODEL オリジナル三脚
ハスキー 4段 KIRK MODEL オリジナル三脚

カッチカチですね。

12.13.2010

Donovan Wylie - "Maze" inbetween documentary and art ドキュメンタリとアート

(C)Steidl

マグナムのフォトグラファー Donovan Wylie(ドノヴァン・ワイリー)(b.1971 Belfast)

マグナム・フォトス:ドノヴァン・ワイリー
Donovan Wylie - Wikipedia, the free encyclopedia

Steidl:Maze
British Watchtowers
Scrapbook

71年生まれのこの人のアプローチもマグナムにあっては、ユニーク。和平合意によって閉鎖されたことになっているベルファストの刑務所を撮影したシリーズ”Maze”の写真は、ソーシャルランドスケープの手法をとったもの。”マグナムのフォトグラファーであって"という前提はもうなくてもいいものですね。

William Eggleston Before Color エグルストンのカラー以前 Ernst Haasのカラー

(C)Steidl

アウトテイク集のようなもので、あるもので編集したものかなと勝手に思っていたエグルストンのカラー以前の写真集。

William Eggleston:Before Colour

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guardian.uk
steidl
coltte

1950年代に撮られたその写真は、時代を経ることで当然備わる新鮮さは勿論のこと、なんとも中途半端で水平がゆがみ不安定なフレーミングは、ある種の視覚効果を生んでいます。

同じSteidlから出版されるErnst Haas(エルンストン・ハース)の Color Correction 1952-1986に収録されているカラー写真のすぐに消化できないイメージの魅力。

Visura Magazine:Ernst Haas
wayneford's posterous:William Eggleston: Before Color

Liliane Bettencourt Prix de la Photographie 2010 - Stephen Waddell

Liliane Bettencourt Prix de la Photographieというのが近年できたそうで、まだ詳細はよくわからなかったのですが、なんでもこの"Lilliane Bettencourt"という方は、あのL'Oréal(ロレアル)の創業者の娘で、ヨーロッパでも有数の資産家ということで(世界で三番目にお金持ちの女性で、フランスで二番目のお金持ち...とのこと)文化的事業や、医学の発展などにも出資している方とのこと。

その彼女が出資した写真賞"Liliane Bettencourt Prix de la Photographie"が2008年に創設され2010年の受賞者はStephen Waddell(b.1968 Vancouver)というカナダ人のアーティストが選ばれました。この方はJeff Wallの元で写真を学んでいたそうです。

Clark & Faria(Monte Clark Gallery)

手っ取り早くどんな写真なのか見るのに写真集ということで、まもなくSteidlからドイツ、日本、イタリア、フランス、バンクーバー、レバノンで撮影した写真を元に編集されたHunt and Gatherという本が発売予定。

現時点では中途半端な情報ですが、のちのち知識が繋がりそうなネタなのでアーカイブしておきました。