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ジャズといっても、時期によってジャズは常に変革して形を変えて、形を変えたジャズのそばには、必ずその時期を代表するジャズミュージシャン達がいます。ただ、スタイルでカテゴライズするには枠を大きく超えてしまっているあまりにも強い個性を持つローランド・カークはどうでしょうか。
ローランド・カーク - Wikipedia
曲調でいうと、ファンキージャズですが、誰もがしっているポップスの大胆なアレンジや、デュークエリントンの曲もやるし、複数の楽器を同時に吹いて独特なハーモニーを出し、また彼のユニークなソロは、とてもファンキーだし、ユーモラスだし、ローランド・カークそのものといえるものです。
ジャズを説明するときに頻繁に引用されるジャズとは多少離れていながらも、この演奏からジャズは自由なセッションミュージックであること、また逆に強烈な個性の不協和音でもあること、それがジャズだということを改めて気づかせてくれます。
彼の演奏している映像はとても少ないようで、現在容易に手に入るDVDが3本。一番左のがお勧めで、映像の質も長さも一番まとも。
真ん中のはパンクのブートレグのライブVHSのように映像のノイズも多いし、商品にまでなったのは映像自体が稀少だからこそでしょう。ただ演奏は楽しめるし、Tete Montoliuというスペイン人のこれまた稀少なピアニストとの共演ですが、ファンでない限り知らないで買ったらクレームの電話をすぐかける人もいるかもしれません。
一番右の作品はドキュメンタリでしかも25分ととても短い。オーネット・コールマンの映像と2in1になっていますがお互い関連性のない不思議な構成のDVDです。カークとジョンケージというタイトルですがその絡みも確かなかったような。他にもっといい映像がYoutubeでも沢山映像が見れるのでそちらでもどうぞ。
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