2007年に出版されたイギリスの映画監督 マイク・フィギィス(「リービング・ラスベガス」「タイムコード」)のデジタル時代の映画製作について、自らの経験と、新しい機材によって自由に映画が作れるようになった今の時代に映画製作する若者を鼓舞するエッセイ。技術的な情報については期待する人には役に立たない本だが、映画を製作する際に直面するトラブルについての留意点を経験に照らし合わせて述べている。翻訳もいい。下の海外で活躍する女優の桃井かおりさんのインタビューの内容、そして「サイド・バイ・サイド」の内容とも対応する時代と内容。
桃井かおり、停滞する日本映画業界について語る | BLOUIN ARTINFO
ステディカムのように特別なトレーニングを必要としないフィギスが開発の監修に携わった手持ちのリグ、マンフロットの"Fig Rig"
従来のフィルム時代の映画文法について丁寧に書かれた「映画監督・キャメラマンになるプロフェッショナル撮影技法」はフィギスの対極にある考え方だがこちらも良書。
映画制作はビデオカメラの時代よりさらに低予算で可能となった。以前は大型の照明機材でライティングしなければならなかった薄暗い場所においてもデジタルカメラでの撮影が可能になった。予算やプロ用の機材がないのを理由に映画を撮ることができない言い訳にはならなくなった。(ただし、音声はクリアに録られなくてはならないもっとも重要なもので専門家の知識が必要。)
あとは撮るだけ。
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Amazon.co.jp : デジタル・フィルムメイキング ─新しいプロフェッショナルとは何か
Digital Filmmaking
Manfrotto フィグリグ 595B
学生・教職員個人版 Adobe Photoshop Elements 12 & Premiere Elements 12
Rakuten :Manfrotto/マンフロット 595B FIG RIG (フィグリグ)
Apple - Final Cut Pro X - フリートライアル
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