カナダ出身の現代写真において重要な作家、Jeff Wall(ジェフウォール)(些細なことですが..以前みた映像ではまじめそうな美術教師のようだったのに、襟足を伸ばして)ロングヘアーになっています。今年はベルギー・ブラッセル(ブリュッセル)の Bozar で Jeff Wallの個展 "The Crooked Path"が9月11日までありました。その講演会やインタビュー映像から。展覧会には3万人が訪れたようです。
Tate Modernの回顧展(21 October 2005 – 8 January 2006)続くMoMAの大規模回顧展 "In His Own Words" が2007年といったように各国を数年かけて回顧展していますがそのうちにも新作を制作していて、2010年にMarian Goodman Galleryでの個展。つまり海外作家の場合、日本において、主に写真集(もしくはカタログ)で作品を知ることになりますが、モノグラフは5年や10年の作品をまとめたものなので初めてみた作品が5年前に発表されたものというのもよくあることです。
(この動画はフランス語だが..)そうか、写真集(モノグラフ)でその作家のことを知ったときにも、現役であればその作家は新作を制作している。そんな当たり前のことに今更ながら気づきました。もちろん日本の作家に関しては、日本にいればどこよりもアップデートされた活動を、最も早く知ることができます。というわけで以下にジェフウォールの2008年からの作品、Thomas Struth が鉄っぽいものをここ数年撮影しているのも。
Jeff Wall / Marian Goodman Gallery
Thomas Struth / Marian Goodman Gallery
ちなみに今後の展覧会のスケジュールはphotography-now.comで知ることが出来ます。今後のJeff Wallの展示のスケジュールはスペインのサンチェゴデコンポステーラのCGACから、ロンドン White Cubeそしてニューヨークへと続きます。以下、ベルギーでの展示のカタログと、ドレスデンでの展示カタログ”Transit”ファイドンの近作までのモノグラフ。多少、支離滅裂になったポストでした。
Amazon.co.jp : Jeff Wall: The Crooked Path
Jeff Wall: Transit
Jeff Wall: Complete Editio