1.23.2012

François and the Atlas Mountain - E Volo Love フランソワ・マリー


過去に5枚アルバムを出しているイギリス・南西部の港町ブリストルに拠点を置くフランス人 François Marryを中心とする4人組バンド。”アトラス山脈”だからモロッコの音からインスピレーションを得ているのか見たことのないドラムセットがステージに。これまで7年間ヨーロッパのいたるところをツアーして、ドミノレコードからアルバムが2月にリリース。

Domino Records : Francois and the Atlas Mountain
Myspace : Francois and the Atlas Mountains
Francois & The Atlas Mountains

Amazon.co.jp : E Volo Love
E Volo Love [Analog]
iTunes Store : E Volo Love

Carlo Mollino: Photographs カルロ・モリーノのヌード写真 Message from the Darkroom フォルム

(C)Adarte

Carlo Mollino (1905 – 1973 Italy)

イタリア生まれの建築家、デザイナー、写真家。また舞台装置の制作、レースカーのデザインとドライバー、スキーと、レースと飛行機でのアクロバット飛行に情熱を燃やした才人。

椅子や机をデザインする建築家の撮る写真は、芸術写真の写真の中で完結する審美性に重点は置かれていないようであり、またヌード写真を収集するという攻撃的な偏執性も見られない。モデルの女性の体と手と組まれた足が描くラインが美しい。彼のヌード写真を見た後に、机や椅子、レースカーの写真を見ると、プロダクトにもかかわらずそこにも同じ官能性が見られる。彼にとって女性の体からも、彼のデザインするプロダクトからも同じ位相で美を見ているかのように見えます。

Carlo Mollino A master of eroticism
STYLE FACTS : THE OTHER SIDE : The other side of designer Carlo Mollino 1905 - 1973
nistagmus : Carlo Mollino
retro-dome : Carlo Mollino
ghost in the snow : Carlo Mollino Polaroids #3 / Carlo Mollino Polaroids
la repubblica firenze.it : Le morbide curve di Carlo Mollino
design bloom : carlo mollino’s (re)creations
Carlo Mollino - Wikipedia, the free encyclopedia

足と手の作るバランスが美しさの秘密なのでしょうか。椅子や机をデザインする上で資料として撮られた写真だとすると興味深い前提ででてきた写真だと思えます。(ここまで書いてきた全てが間違っているかもしれないけど)

インターネット上で彼の撮った写真を断片的にみることができますが、編集された書籍を1冊見てみたいもの。photo-eye bookstoreでその一部を見ること出来る "Carlo Mollino: Photographs 1956-1962"は表紙の次に女性の立ち姿とスキージャンプの写真が並んでいるハッとする見開き。また1943年に書かれた"message from the darkroom"では、まず客観的な写真史の解説、次に過去の著名な写真(アジェやスタイケン..) をとりあげ、それら写真がもつ”メッセージ”を彼が主観的に分析したもので"20世紀前半から写真がアートのひとつとして受容”に革命的に大きな貢献をした書籍とされているそうです。

photo-eye bookstore : Carlo Mollino: Photographs 1956-1962.
design bloom : message from the darkroom

引き続き知りたいことが得られる本がどれなのか探してみたいと思います。

Amazon.co.jp : Carlo Mollino: Photographs 1956-1962
Message from the Darkroom
Carlo Mollino: Un Messaggio Dalla Camera Oscura
The Furniture of Carlo Mollino (Monographs)
Carlo Mollino: Maniera Moderna
ジオ・ポンティとカルロ・モリーノ: ドムスへの道程

1.22.2012

Khonnor - Handwriting


1986年生まれのアメリカのソングライター Connor Long (a.k.a. Khonnor)
2004年18歳のときにアルバム "Handwriting"を、2009年にSoftbo EPをリリースしてから動きのないのでどうしてしまったかと思っていましたが Wikipediaによると5つ変名を使い分け、2010年には"I, Cactus"(こちらはもっと明るい電子音のポップで曲は相変わらず良い)という名義で現在も活動はしているようです。

"Handwriting" LPは、友人の引越しの際に荷物整理していたCDの中からもらったもので、予備知識もなく聴き始めたのものですが1年に数回取り出してはずっと聴いている盤の中の一枚。あまりこのミュージシャンを好きという人も耳にしたことがないので紹介しておきます。また"Khonnor"で今ふと思い出したのが日本のミュージシャンで"midoriyama"という方で、随分昔にネットでたまたま聴いて友達に頼んで直販でCDを買ってもらったことがあります。こちらも参考まで。

Handwriting by Khonnor (TYPE003) » Type | A record label
Khonnor Myspace

iTunes Store : Handwriting
Amazon.co.jp : Handwriting
Softbo EP
Handwriting [Analog]