4.10.2010

エスプレッソを淹れるには硬水が適している

水道水は飲めるし、水を買うことなんかないんだが、エスプレッソを淹れるのにやはり硬水の方がいいようだ。ドリップコーヒーがヨーロッパなどであまり飲まれてないのは、硬水はあわないからで、ドリップコーヒーにはむしろ軟水が向いているという。

では紅茶はというと、イギリスで飲む紅茶が同じ茶葉でいれても、やはり紅茶の国だけあってうまい。それぞれ広く飲まれているものは、その国の水にあったものにあわせて長い年月をかけて作られてきた習慣なんだろうかと思う。



この数年で女性にはカルシウムが必要、硬水がいいとダイエットも絡めて女性に飲まれるようになった。バランスを考えてどれも適度に摂取すると一番具合がいいのはよくあること。ヨーロッパで、まだ若いのに足が悪い人も目にするが本当の理由はわからないが、ミネラルを多く含む水を毎日飲んでいるので足に石灰がたまって足を悪くする、また石畳が多いので足を悪くするのだと旅の途中の茶飲み話できいたことがある。

実際ヨーロッパの国でホテルなどに備え付けられている電気式の湯沸かし器でお湯を作ると、熱を発するコイルのところに白い石灰がびっしりついているが、日本ではそんなことはない。

いずれにしろ無駄のない程度に色々選べるということ。これが一番。

Hannah Starkey Photographs 1997-2007

(C)Steidl

海外ではよく知られているイギリス人(実際は北アイルランドのベルファストなのでアイリッシュ?)女性写真家 Hannah Starkeyの作品集。
写真は社会に生きる女性としての視点を立てたところから社会を見渡し彼女のヴィジョンを、女優を使ったセットアップにより制作している。

Photographs 1997-2007 by Hannah Starkey

Jeff Wall、またEdward Hopperも想像させる写真だが、彼女の女性性はその作品から切っても切り離せないファクター。女性性という自ら個の存在の確認としての内側に向かいがちになるところだが、あくまで社会との関係性に軸を置いていること、また本人ではなく女優に写真の中で演技させることで、映像は極めてクール。鏡を多用し審美的にもうまく計算されていて作品の完成度を高めている。

Tate Collection:Hannah Starkey
SAATCHI:http://www.saatchi-gallery.co.uk/artists/hannah_starkey.htm

日本で女性で社会への広がりが作品に装填されている写真家という括りで考えるのも不毛な話ですが、あげるとすると米田知子さん、石内都さんをまず思い出します。他には?

Photobook - Weegee's World ウィージー

(C)Little Brown & Co

歴史に残る写真家であればあるほど、毎日沢山の写真を撮るのだから、そのモチーフとなるものも実は多種多様になります。あのスティーブン・ショアも初期はモノクロでコンセプチャルなシリーズを制作していたり、その前はウォーホールのFactoryの記録写真を撮っていたり。

ここで紹介するのはエネルギーに満ち溢れていたNYCで50年代に活躍した写真記者 Weegee(ウィージー)の写真集 Weegee's Worldです。


事件現場の写真や...


当時の面白いニュースになるような出来事や火事場の写真など。


また個人的に作っていたフォトコラージュ・モンタージュ写真。


そしてニューヨークの人達に温かい目を向けたスナップも。

事件記者・パパラッチであったWeegeeが今も語り継がれるのは、現実は、写真に定着され見返されたときにシュールリアリスティックな質を持っていることがある、そんな面白さが写真にあることをこの写真集から読み取ることが出来るからなのかもしれません。

Weegee - Wikipedia, the free encyclopedia
IPP: Weegee's World

4.09.2010

Maybe you like it - Ovall 'DON'T CARE WHO KNOWS THAT



まず初めに誰々ぽいといってしまえば、身も蓋もないのですが、音楽にオリジナルなんてないし影響を与えつつ枝葉のように分かれその枝たちはまた伸びていきます。まずはグッドミュージックであればそれで十分。日本のグループovallのデビューアルバム。楽器を演奏しているのでライブでも強みを発揮するでしょう。長くやっていい曲作り続けてくださいと期待を込めて。

Amazon:DON'T CARE WHO KNOWS THAT
http://www.myspace.com/ovallmusicdesign

日本のレコード会社に所属しているバンドで、ミュージシャンのためには全然なってないことに気づきながらYoutubeにいまだに削除依頼だして消しているのもあります。つらいのはわかりますが残念ながら時代は変わったのでYoutubeでもこのように視聴できるのはいいですね。

客演で出ている日本の歌手Hanahもラジオでよく曲を耳にしますがなかなか楽しみな歌手。
彼女は彼女でミニリパートンやカーティスメイフィールドの素晴らしいカバーをやっているのを聴きましたが、今この時代に洋楽と邦楽を分けて聴くなんてこともなく、当たり前に両方ある、ただそれだけなんですよね。商業主義にまみれず気長にいい音楽をやってもらえたらと思います。
iTunes Store:Hanah
iTunes Store:dont-care-who-knows-that
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