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アメリカのロバートフランクの影響を受け、その後ウィノグランドとともにアメリカのコンテンポラリー写真を60年代牽引したうちの一人、リー・フリードランダー(B.1934)。
彼の"New Mexico"は展覧会に際して作られたカタログということだが、写真においてカタログというのは写真以外のアート(絵画、立体造形などなど)のカタログと意味あいが大きく異なって、写真集に収録されないながらもそのカタログ自体が独立した一そろいのシリーズとして発表されるので非常に作りこまれたものが多い。
Photo Central:Lee Friedlander - New Mexico
5B4-Lee Friedlander:New Mexico
今回取り上げたこの"New Mexico"は本のサイズがほぼ30センチX30センチ。スクエアのフリードランダーの旅の道中で撮られたモノクロームの写真。そして特質すべきがこの写真集に使われている紙がいい。白色度がやや低い紙でややマットにも見えるが彼の線をイメージとして多用されたモノクロの写真の線の切れが素晴らしい。装丁も含めた質の高い写真集好きにお勧めです。
Lee Friedlander: New Mexico
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彼のアンソロジーとして”はじめの”一冊書籍をあげるとするとご存知の方も多いと思うMoMAが作った500点もの図録が収められている分厚い写真集"Friedlander
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