11.30.2009

ソルビエント Sol viento 遠赤外線パネルヒーターAOJ-800LIV



やっと冬らしい手袋が欠かせない寒さになってきました。暖房器具を探していて、知人に薦めてもらった良さそうなヒーターを紹介します。遠赤外線であたためる方式で火を使わないので換気が不要なのと、オイルや電気に比べてランニングコストがリーズナブルとのこと。10月1日に発売開始なのにすでにブラックの方が売り切れ。物が売れない時代と聞きますが、売れる商品は多少高くてもよく売れるんですね。オイルヒーターに代わるクリーンな暖房機器として注目されそうです。

販売元 CELLTRIX ウェブサイト

Amazon.co.jp : ソルビエント Sol viento 遠赤外線パネルヒーター ピュアホワイト AOJ-800LIV(W)
Rakuten : ソルビエント 遠赤外線パネルヒーター SolViento AOJ-800LIV
温湿計プレゼント企画 / SolViento AOJ-800LIV

11.29.2009

Bruce Davidson ブルースデビッドソン Outside Inside (Steidl)

(C)Steidl

ドイツの出版社Steidlから、ブルース・デビッドソン(B.1933)の3冊セット合計800点もの写真が掲載された決定版の写真集”Bruce Davidson: Outside Inside/Journey of Consciousness”が発売。

(C)Steidl/Aperture

また代表作のひとつ"Subway"が2011年9月にAperture/Steidlから再版。これは買った写真集の中でも久々の快作。星5つ。

出版社のサイトから写真集の中身が少し見られます。
Steidl : Outside Inside/Journey of Consciousness(Bruce Davidson)
Steidl : Subway by Bruce Davidson

Amazon.co.jp : Bruce Davidson: Outside Inside :Journey of Consciousness
Bruce Davidson: Subway

本の装丁好きにお勧め Lee Friedlander(リー・フリードランダー) New Mexicoの使ってる紙がいい

(C)Radius Books

アメリカのロバートフランクの影響を受け、その後ウィノグランドとともにアメリカのコンテンポラリー写真を60年代牽引したうちの一人、リー・フリードランダー(B.1934)。

彼の"New Mexico"は展覧会に際して作られたカタログということだが、写真においてカタログというのは写真以外のアート(絵画、立体造形などなど)のカタログと意味あいが大きく異なって、写真集に収録されないながらもそのカタログ自体が独立した一そろいのシリーズとして発表されるので非常に作りこまれたものが多い。

Photo Central:Lee Friedlander - New Mexico
5B4-Lee Friedlander:New Mexico

今回取り上げたこの"New Mexico"は本のサイズがほぼ30センチX30センチ。スクエアのフリードランダーの旅の道中で撮られたモノクロームの写真。そして特質すべきがこの写真集に使われている紙がいい。白色度がやや低い紙でややマットにも見えるが彼の線をイメージとして多用されたモノクロの写真の線の切れが素晴らしい。装丁も含めた質の高い写真集好きにお勧めです。

Lee Friedlander: New Mexico



彼のアンソロジーとして”はじめの”一冊書籍をあげるとするとご存知の方も多いと思うMoMAが作った500点もの図録が収められている分厚い写真集"Friedlander"がお勧め。

11.28.2009

写真集新刊から - 鎌鼬(普及版) 細江英公, 大辻清司の写真―出会いとコラボレーション



鎌鼬(普及版)
舞踏家・土方巽はやっぱりとんでもなく異質で唯一の存在であることを再確認。そんな人間に出会いたかったと軽々しく言えない、鎌鼬(かまいたち)そのものの存在。普及版になってやっと書店で買えるようになりました。一枚代表的な写真、稲かなにかを干す台の上に乗って周囲をうかがっている写真が横位置(本を時計周りに回転しなきゃならない)なのが残念とはいえ、やはりこれは欲しい一冊。



大辻清司の写真―出会いとコラボレーション
これまたその功績の大きさに比して図録や資料がこれまで手に入りにくかった大辻氏と写真の研究。初めて見る図録も多く充実の内容。高梨豊さん、島尾伸三さん、牛腸茂雄さん、畠山直哉さんと写真に向けてのアプローチが様々ながら日本を代表する写真家を多く大辻さんのところから巣だっていったのも合点のいくところである。