写真史にも映画史にも顔を出す20世紀初頭のイギリス人の写真家・エドワード・マイブリッジ(Eadweard Muybridge)。写真が科学の探究と大きく結びつき技術革新と両輪になって今のデジタル写真革命と同じようにぐんぐん進化していた時代の話。目では追いつかない高速シャッター、機会の目が見せた世界の発見でもありました。
そんなマイブリッジですが、アマゾンのレビューを見てみるとイラストレーターに重宝されるポーズ集としても評価されていました。100年以上も前の写真で、かつ元々は賭けのネタとして撮影された写真が別の用途で、ひょっとしてアニメーションの作画の資料として使われているならば、マイブリッジの連続写真→映画の登場→アニメーションという脈々と続く二次元の映像史の長い大河が開けます。
なお3月末まで写真歴史博物館『最古の写真撮影作品集展』ということでFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)にてE.マイブリッジ 連続分解写真集「動物の運動」(1887年)の複写が見ることができるとのことです。
富士フィルム:「FUJIFILM PHOTO MUSEUM」写真歴史博物館『最古の写真撮影作品集展』
Amazon.co.jp : Animals in Motion (Dover Anatomy for Artists)
The Human Figure in Motion (Dover Anatomy for Artists)
Facial Expressions: A Visual Reference for Artists
Snowflakes in Photographs (Dover Pictorial Archive)