35ミリ(一般的なフィルムサイズ)のフィルムカメラの場合、その使っているカメラボディ(本体)に”画像”の色や彩度,コントラストなど属性が左右されることは実質的になく、使うフィルムとレンズの組み合わせが写真の色やコントラスト、彩度の特性を決定します。
ではデジカメはというと、まずなにより(フィルム部分が本体に組み込まれているも同然だから)画像の質はそのままカメラボディ本体が左右、その次に使うレンズが特性を作ります。
フィルムカメラの場合は、カメラ本体とフィルムとレンズが高かろうと安かろうと関係なく好みの組み合わせを見つけて個性を楽しむことができましたが、デジカメの時代になるとカメラに使われている部品のグレードなどのスペック的なところへの依存が大きく、使いやすい画像を得ることができるかにかかっています。(もちろんあえて機種ごとに異なるデジタルのノイズを楽しむということは考えられますが)
キヤノンのデジタル一眼を使っている方も多いと思います。50ミリのレンズを標準レンズと呼んで(人間の目で見える範囲よりちょっと狭く、ちょっとだけ望遠気味に見えるのですが)基本のレンズとされていて、私も頻繁ではありませんが使っています。
(C)Canon
最初に使ったのがCanon EFレンズ 50mm F1.8 IIという廉価版のレンズ。プラスチックで出来ていてAFでピントが合焦するまでやや遅くは感じますが、これがよく写る。キヤノンの全商品の中で一番コストパフォーマンスが高い商品だと思います。キヤノンの一眼デジカメ使っている方、全員にお勧めできるレンズです。
(C)Canon
次に使ったのがCanon EFレンズ 50mm F1.4 USMというレンズで実売価格が4万切るくらい。単焦点のレンズでそこそこの価格なのでF1.8IIよりはよく写るだろうと買ったのだが、これがなかなかうまくいかない。作りもいいし、AFも早い。ただ1993年発売ということでデジタル一眼との相性が悪いのだろう。個体差もあるのかもしれないが、画面で見る分には問題ないのだが出力すると必ずしも適切な画像が得られなかった。
2007年1月26日に出たレンズ”EF 50mm F1.2 L USM”これは最高級。価格は19万4,250円ということでまず一本のレンズに払えない金額。きっと写りはいいのだろう。ただやっぱり買えない。
というわけでここで紹介したいのがシグマというメーカーの50mm F1.4 EX DG HSMというレンズだ。
(C)シグマ
正直、純正ではないレンズメーカーのレンズを使うことにためらいがあって初めて使うシグマのレンズだったが、これが値段の割によく写るレンズ。
Amazon:シグマ 50mm F1.4 EX DG HSM
ASCII.jp:シグマ VS キヤノン 標準レンズ4本勝負(2008年08月04日)
デジカメinfo:シグマ50mm F1.4 EX DG HSMはこのクラスでベストの光学性能
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