7.27.2011

Vladimir Velickovic ユーゴスラビア ベオグラード 画家



Vladimir Velickovic (b.1935 Belgrade ベオグラード ユーゴスラビア) フランスを拠点とする画家。

フランシスベーコンやウィリアムブレイクを連想するものの、それとはまた違う一度見たら忘れない画風。この絵(Cible fig. II)をカタログで見たのですが、ある動作が描くストロークを線に取り入れているという解説がつけられていて、以前ブログで紹介したマイクマンデルの"Making Good Time"のアイデアとの偶然の繋がりが興味深いです。Wikipediaで知ることのできるプロフィール以上のことはわかりませんでしたが、アメリカ、ヨーロッパでその作品が1951年以来展示され続けている重要な画家のようです。アーカイブしておきます。

Vladimir Velickovic - Wikipedia, the free encyclopedia
Vladimir Velickovic Official Site

Artween TV Vladimir Velickovic Sa peinture (インタビューの動画/French/English)
Vladimir Velickovic - Galleri GKM
Vladimir Velickovic original prints, lithographs and etchings on ...(素描などの画像)

日本では国立新美術館の杮落し「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 - 2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」で作品が展示されていたそうです。

7.19.2011

Two Four Flinching http://24flinching.com/

Two Four Flinching http://24flinching.com/

Planet Frying Pan (フライパンの底を惑星に見立てて撮った写真)
Braid of Personality(ブレード-髪の編み込みの個性)
The Manholes Project(ミラノのマンホールはグラフィティアーティストの制作)
Canal Street Cutaway(地下鉄の駅のペーパークラフト)
Industrial Revolution Nightmare Dream House(インダストリアルなドールハウス)
Subway, lifeblood.(Bruce Davidsonの有名な地下鉄のシリーズ)

7.10.2011

FOTOTORST www.fototorst.com チェコ/スロヴァキアの写真家 フォトトルスト 選集



中欧の過去の写真作品を紹介する選集 "Fototorst"

ピクトリアリズム、ドキュメンタリの写真だけでなく、政治的、文化的に複雑な歴史をたどって来たチェコならではのアヴァンギャルドな写真も入ってくるユニークなシリーズです。サイズは約16X18(センチ)くらいと小ぶりですが、デザインもシンプルでかっこいい。そしてなにより安価なのがいいです。全てペーパーバック。あまりにも名前の知らない写真家が多かったので、便宜上シリーズに入っている写真家を大まかな志向性で分類してみました。勿論スナップショットに分類していても、アヴァンギャルドな実験をしている写真家も多くいるということも前提で。



スナップショット/ドキュメンタリ
Jan Reich
Jan Sagl
Tomki Nemec
Bohumil Krcil
Eva Davidova
Vaclav Chochola
Jan Lukas
Viktor Kolar
Zdenek Tmej
Bohdan Holomicek

19世紀
Josef Binko
Jan Langhans




アヴァンギャルド/スティルライフ
Dusan Simanek
Eugen Wiskovsky
Tono Stano
Emila Medkova
Ivo Precek
Jaromir Funke
Karel Teige
Jaroslav Rossler
Alexandr Hackenschmied

ポートレート
Frantisek Drtikol
Alfons Mucha



社会的考察
Iren Stehli
Antonin Kratochvil
Karel Cudlin

分類不能
Jindrich Pribik
Eva Fukova(Eva Fuka)
Miroslav Tichy
Jinrich Styrsky

世界的に著名な二人
Josef Sudek
Josef Koudelka


日本では二人のジョセフ(クーデルカとスデク)が有名ですが、チェコを中心にかなりの写真文化があることがよくわかります。初期に出版されたものは絶版になっているものもあるので、手に入るうちにどうぞ。

Youtube - Fototorst
p.a.r.k. : "Fototorst" - Miroslav Tichy (Fototorst) チェコの出版社 Torst の写真集
大学図書館の蔵書検索 CiNiii
Ateliér Josefa Sudka | Homepage(プラハの写真ギャラリー)

Amazon.co.jp : Search for Fototorst

A World History of Photography by Naomi Rosenblum

(C)Abbeville


重版を重ね現在第四版の写真史の本。写真の誕生から始まって、科学の記録写真までをカバーしています。写真術が生まれ、記録としての機能が認識され、芸術と結びつき、またテクノロジーの進化を経て、印刷もされ、写真がさまざまな面で進化してきた様が圧倒的なボリュームで文字と写真を使って解説されています。写真の百科事典。

Abbeville Press books | A World History of Photography
Google Books : A world history of photography



著者はブルックリン美術館のLewis Hine展のキュレーションなどを担当する写真史家。
Dr. Naomi Rosenblum Bio

状態を問わないのであれば、紀伊國屋書店で中古が900円しないくらいで入手可能。テキストは英語。日本語版『写真の歴史』はなかなかの値段。ただし、ページ数(700ページ弱)も多く、文章と図録が半々くらいなので日本語版が高いのも納得です。印刷は日本でされたもの。日本の印刷技術、製本技術は素晴らしいと改めて実感しました。

A World History of Photography
The Photographer's Eye
The Nature of Photographs: A Primer
The Photograph As Contemporary Art (World of Art)
写真の歴史 (「知の再発見」双書) クエンティン バジャック quentin bajac