10.09.2009

森山大道(daido moriyama) 「にっぽん劇場―1965-1970」「何かへの旅」刊行トークショー

(C)月曜社

大活躍で続々旧作が復刻されている森山大道さんの写真集『にっぽん劇場―1965-1970』『何かへの旅―1971-1974』の刊行に絡んで青山ブックセンターでトークショー(要予約

■2009年11月1日(日)13:00~15:00(開場12:30~)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山

関連情報:心斎橋アセンス

追悼:アーヴィンペン/アービングペン Irving Penn



写真家アービング・ペンさん死去 ヴォーグ表紙手がける
どうせネットのニュースは時間が経つと消されてしまうので以下asahi.comより転載いたしました

”米国の写真家アービング・ペンさんが7日、ニューヨークの自宅で死去した。92歳。ファッション誌「ヴォーグ」の表紙を手がけるなど、20世紀で最も影響力のある写真家として知られた。死因は明らかにされていない。複数の米メディアが伝えた。
 ニュージャージー州出身。画家を目指したが、雑誌のデザイナーに。たまたま撮った写真が43年のヴォーグの表紙を飾り、評価を受ける。簡素な構図を発展させて、写真を芸術の領域に引き上げたといわれる。”(ニューヨーク)(asahi.com)



この見出しだけ見るとファッション雑誌の表紙を撮っていたあるひとりの写真家の訃報となるが、彼の果たした(商業)写真への貢献は大きかった。ピカソをはじめ歴史に名を残す有名人の数々のポートレート、軟らかく拡散させた光の下のポートレート、路上で見つけたタバコの吸殻も写真に置き換えることでその造形の価値を伝えたシリーズ、冷凍食品をも意味を取り払って形だけど構築し抽象的な美を見せたスティルライフのシリーズなど、多くの重要な作品を生み出しました。

(C) Irving Penn/Street Findings/New York,1999

ニューヨークのMoMAでまとまった数の彼のプリントを見たことがあるのですが、それはとても美しく圧倒されたものでした。ネットではここで写真をタップリ見ることができます。
Master of Photography:Irving Penn



10月13日発売予定の本、Irving Penn: Small Tradesと2010年2月発売予定のIrving Penn Portraitsを見つけましたが、生前に企画されていたということは本人が編集をチェックした最後の二冊となることでしょう。

地上の僕らは、あなたのことをずっと忘れないでいます。ご冥福をお祈りいたします。

Irving Penn: Small Trades
Still Life: Irving Penn Photographs 1938-2000
アーヴィング・ペン 三宅一生の仕事への視点
FLOWERS

10.07.2009

Any Fun by Coconut Records featuring Chloe Sevigny and lots of talents.



ハーモニー・コリンのGummoとかにでてたクロエ・セヴィニーWilliam StrobeckMark Gonzales製作のCoconut Recordsっていうジェイソン・シュワルツマンのバンドの映像作品。このジェイソン君、ウェス・アンダーソンの『天才マックスの世界』に出てたヤツらしい。

身近な仲間で完結して楽しく作ってしまいましたといったちょっとうらやましい環境。でもだかこそできたラフながらもキラキラした映像。うーん、もしかして作ろうとして作ってないのかも。でもスケボーカルチャーも女の子も友達も全部入ってるドキュメント。

出自のあやふやなシェリー酒 - Harveys Bristol Cream(ハーベイズ・ブリストル・クリーム) と ロブスタービスク


(C)Harveys

イギリスの南西部、ウェールズの南の方にあるブリストルという港町。インド人、中国人、ジャマイカ人の移民、そしてその二世、三世も多い小さなコスモポリタンの街。その街の名前がついた不思議な名前のシェリー酒。

シェリーの産地といえばご存知スペインのヘレス。そのスペインからなんと1796年も昔から輸入しボトルに詰められ販売されてきたのがこのブリストルクリーム。なぜクリームと呼ばれるようになったのか有名な話があるようで、元々「ブリストルミルク」という名称でこのシェリー酒が売られていたのですが、19世紀終わりに試飲したある女性が「ミルクというよりクリームのようだわ」といったというのがそれとのこと。(ここに由来の記述がありました。) まあ、どっちの名前でもいいんですがね。

香りは黒糖のようで、味はというとドライシェリーに比べ断然ほんのり香ばしい甘さがありますが、後味として舌先に酸味がやってくるので意外にさっぱりしています。(以上アテにならない情報)ボトルは透かすといい青色で、毎日は飲まないけど長年にわたってチビチビ飲めるようなそんなお酒です。

・ロックで飲んだり
・ロックアイスに注いでオレンジを絞って皮ごとぶち込んで飲んだり
・オレンジジュースで割ったり
・レモン汁を少し垂らしたり
・そのまま飲んだり

ちなみに調べていてわかったことですがロブスタービスクという料理を作るときに、このブリストルクリームが定番のようです。

ブリストルクリームは1リットルのボトル、安い店から2箇所選び出しました。送料を考えながらいい店みつけてみてください。シェリーなんで一日で一気に飲む必要がなく、ちょっとずつチビチビやるのにいい酒です。

ハーベイ(ハーヴェイ) ブリストル クリーム 1000ml 17度
ハーベイ・ブリストル・クリーム 1000ml

一リットルも要らない方にハーフボトルだとここ
さらにすげーのがリトグラフ付きシングルモルトウィスキー、249,999円!
シェリー樽で熟成させたもののようです。

まぁいいや、また飲もうっと。

Harveys U.S.A.