3.21.2010

William Eggleston Album Cover Big Star ウィリアムエグルストンとアルバムジャケットとビッグスター



先週アレックスチルトン (Alex Chilton) が亡くなったので、追悼の意味も込めてBig Star Live を聴くことにしました。ちょうどこのアルバムを聴いていた頃は写真が芸術の一ジャンルだということも知らずに、ロック雑誌に挟まれているバンドのピンナップを時々見返すなどしていたことを思い出します。その後 写真に興味をもつようになって、写真集を見ているときに見覚えのある写真 - それは今ではすぐに彼のだとわかるウィリアム・エグルストン (William Eggleston)の写真でした。メンフィスのバンド - ビッグスターのアルバムジャケットによくエグルストンの写真が使われているのです。


© Alec Soth (via : Minneapolis Institute of Arts)

アレックス・チルトンが在籍していたバンド Big Starのメンバーと写真家のエグルストンは同郷で、かつエグルストンは自宅スタジオで毎日演奏に熱中(上の写真はアレックソスがエグルストンが音楽を演奏するスタジオを訪ねたときのもの)しているそうだから彼らの間におのずと多少の接点をみることができます。

エグルストンの写真が使われているアルバムのアートワークをまとめようと思っていたのですが、既に同じことを考えて先にやっているブログを発見したのであとはそちらを参考に。(私は音楽の話を続けます。)

Blake Andrews:William Eggleston's (Album Cover)"Perfect" Guide


Big Starの音楽はそのあとに続く Teenage Fanclub, Red Kross, The Posiesといった90年代のバンドにも影響を与えました。ちなみに何年か前に海外でアレックス・チルトンのライブを見にいったのですが、彼は自分のソロの曲をやりたかったにも関わらず見に来た客は理解を示しながらもみんなビッグスターの曲を期待していたのでアレックス・チルトンは不機嫌。あまりにも早い死。


Alex Chilton (December 28, 1950 – March 17, 2010)
Rest in Peace, Alex Chilton.


Amazon.co.jp : Big Star Live
Radio City
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Best of Big Star

William Eggleston's Guide

3.20.2010

Marina Abramović: The Artist Is Present マリーナ・アブラモビッチ MoMAでのパフォーマンス

ユーゴスラヴィアの芸術家 マリーナ・アブラモビッチのパフォーマンスが三月いっぱいMoMAで。身体への意識を極限まで集中し、また身体を通して表現するマリーナ・アブラモビッチの作品は重いボディブローのように効きますが、現在開催中のパフォーマンスは沈黙。来場者と一対一で見つめあうというもの。

ヴェリタ:MoMAでマリーナ・アブラモビッチが肉体の限界に挑む




現在の様子のライブビデオ:The Artist Is Present



イギリスのTateギャラリーのインタビュー。

MoMA:Marina Abramović: The Artist Is Present
March 14–May 31, 2010
Wikipedia:Marina Abramović

パフォーマンスアートや舞踏といった身体を使った芸術を見るときに圧倒されながら、あちらには行けない、引っ張られまいと見る立場であることを意識してストップをかけることってありませんか?

3.19.2010

東京タワーの蝋人形館 KLAUS SCHULZE クラウス・シュルツェ Live 2010 Tokyo German Progeressive Rock Record Store


 

東京タワーの有名な蝋人形館の出口に直結した一見蝋人形関係グッズ売り場と思いきや、蝋人形とは全く無関係の”Cosmic Jokers”という本格的なジャーマンプログレ(クラウトロック)専門店に出会います。店頭には誇らしげにマニュエル・ゲッチングのTシャツが販売されているのに気づいた時にはすでにプログレの聖地に足を踏み入れていることでしょう。レジ横に置かれていたフライヤーを見るとちょうど3/20に東京国際フォーラムCで”東京タワー蝋人形館 プレゼンツ”と銘打った主催ライブが開催。プログレ買うなら東京タワー。東京タワーに行く楽しみができました。

KLAUS SCHULZE Japan Live 2010
2010年3月20日(土):open 14:00/start 15:00
2010年3月21日(日):open 18:00/start 19:00

会場:東京国際フォーラム ホールC
チケット:全指定席
1階席、2階席 当日料金 11000円
3階席 当日料金 5000円

(問) 03-5355-5698(キャプテン・トリップ・レコーズ
contact : G38@schulze.jp

東京タワーの蝋人形館にルッツ・ウルブリッヒ登場 - OOPS!
KLAUS SCHULZE Official
http://www.geocities.jp/bayreuth_return/klaus/schulze.html

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3.18.2010

第2回写真「1_WALL」展出品者6名 (元ひとつぼ展)3月23日から公開最終審査

次世代の写真界の新鋭を発掘する第2回写真「1_WALL」展
会期:2010年3月23日(火)~ 4月15日(木)
場所:銀座ガーディアン・ガーデン

滝沢広 HIROSHI TAKIZAWA
1983年生まれ。
中井菜央 NAO NAKAI
1978年生まれ。日本写真芸術専門学校卒業
ボン靖二 BON YASUZI
1983年生まれ。京都教育大学美術科卒業、創造社デザイン専門学校在学中
三野新 ARATA MINO
1987年生まれ。映画美学校ドキュメンタリー初等科修了、
早稲田大学文学部演劇映像コース演劇科在学中
横田大輔 DAISUKE YOKOTA
1983年生まれ。日本写真芸術専門学校卒業
吉田和生 KAZUO YOSHIDA
1982年生まれ。滋賀県立大学人間文化学部生活文化学科卒業
*作家のウェブのリンクははっきり本人だと特定できるもののみ貼っています

審査員
菊地敦己(アートディレクター)
鈴木理策(写真家)
竹内万里子(写真評論家)
野口里佳(写真作家)
町口覚(アートディレクター) *五十音順・敬称略