9.21.2010

Radio Nova フランスのクロスオーバーのラジオ局 Nova Mobile for iPhone/iPod Touch


フランスのラジオ局"Radio Nova"
右側の”Nova Player”をクリックするとライブストリーミングが聴けます。

Radio Nova

フランスには法律があって、フランス語の曲を放送の何パーセント以上かけなくてはならないというのは有名な話ですが、ラジオ聴いてるとそんなに気になるものでもなく、このラジオ局はいい具合に軟派。

アフリカのポップス、民俗音楽(フランス、特にパリにはアフリカ移民が多い)ヒップホップ(フランス語、英語)ダンスミュージック、ロック、レゲエ、たまにアラブのライーなど新旧問わずクロスオーバー、次になにがかかるかわからない意外性があるので飽きずにずっとパソコンで聴いていられます。法律があることを保護主義だとかそんな風に日本では報道されているのですが、実際リスナーとしてラジオを聴くとこんなに面白いラジオはありません。

iPhoneのアプリもあって同じようにライブストリーミングが聴けます。

9.19.2010

Hello Steve! The Museum Social Tagging Project

(via:Street Stickers)

アメリカのthe Institute of Museum and Library Sciences (IMLS) という機関による出資を受けて運営されている、なんでもタグる"The Museum Social Tagging Project"

うまく説明できないのですが、人類の遺産にタグ付けして利便性あげようぜっていうことでしょうか。まだうまく理解できていません。下記にプロジェクトの説明があるので詳細はそちらを。

About Steve in Action

ユーモアの利いた、また合理的なサイトデザインがチャーミングです。

The Pencil of Nature by William Fox Talbot フォックス・トルボット(タルボット)”自然の鉛筆”


カロタイプの発明家、イギリスのタルボットの世界で初めての写真で構成された書籍、写真史の中でも最も重要な部類にあたるThe Pencil of Natureが復刊。

ここしばらく話題にしている、畠山直哉氏の話す写真 見えないものに向かっての中でトルボットの”自然の鉛筆”が”写真術”がもつ特性とともにわかりやすく説明されているのを読んで、原本にあたってみたく思っていたところ、どれも絶版。よくよく調べるとこのリイシューにいきつきました。オリジナルは1844年から46年に出版され、オリジナルの24点のカロタイプがつけられたものとのこと。
The Pencil of Nature - Wikipedia, the free encyclopedia
William Fox Talbot - Wikipedia, the free encyclopedia
GLASGOW UNIVERSITY LIBRARY:Special Collection
「自然の鉛筆論」(前川修 著)PDF

またこのサイト(Project Gutenberg)では「自然の鉛筆」がPDFePUB形式でダウンロードできるようになっています。

The Pencil of Nature by William Henry Fox Talbot - Free Ebook
The Pencil of Nature (English Edition) 電子書籍: William Henry Fox Talbot: Kindle Store 
The Pencil of Nature: Original Photographs: History of Photography

Governors Island by Lisa Kereszi & Andrew Moore やがて再開発されるサイトの記録 ガバナーズアイランド


(C)Public Art Fund

アメリカ、ニューヨークマンハッタン島のすぐそばに浮かんでいるエリス島は、かつて移民管理局があったこともあり有名ですが、もうひとつイーストリバーの河口、マンハッタン島の南に浮かぶGovernors Islandは歴史と深く関わりのある島。

アメリカ建国以前にインディオが毛皮の取引を行っていた場所。17世紀にはオランダが駐留していた港として、建国後18世紀にはマンハッタン島を外敵から防護する重要なポイント。1966-1996年までは湾岸警備隊(Coast Gurad)の拠点となってその後拠点をよそに移してからは2006年まで放置されていたとのこと。その島は現在ではUnited States Department of the Interiorという先住民族の保護を目的とした機関が置かれるなど歴史と関連つけられたシンボリックな島として活用されています。

前置きが長くなりましたが、1996年に閉鎖されてからそのままになっていた島を2003-04年にかけてLisa Kereszi(b.1973 Pennsylvania)とAndrew Mooreいう二人のアメリカ人の写真家がPublic Art Fundの依頼で撮影しています。

Lisa Kereszi : Governors Island
Andrew Moore Official

再開発する前に、写真家やアーティストに撮影を依頼するというそういった経緯の写真集というと、他にもいくつかあり、例えば島自体が刑務所、墓地、薬物リハビリセンターとして使われていた島の記録、Joel StenfeldのHart Islandというシリーズ、同じくスタンフェルドのニューヨークの地下鉄の廃線跡を撮影したWalking the High Line、また日本の写真家 畠山直哉氏がドイツ・アーヘンで炭鉱を撮影したZeche Westfalen I/ II Ahlenや、また多くの写真家に撮影されてきた軍艦島が挙げられます。

p.a.r.k: Joel Sternfeld: ジョエル(ジョール)スタンフェルドの写真 ...
NY REPORT vol.45 ニューヨークハーバーに埋め込まれた真珠 ...
スズキシンヤの覚え書き:無料フェリーで行ける軍艦島「ガバナーズ・アイランド」
SHIFT:ガバナーズ島の幻想

Amazon.co.jp : Governors Island: Photographs By Lisa Kereszi & Andrew Moore
Fun and Games
Lisa Kereszi: Fantasies