(C)Rocky Nook
ここしばらくブログが写真論の方に偏り過ぎたのを反省して、(TwitterのTLをみていて刺激されたこともあり)少し実践的なところでインクジェットプリンターによる写真の出力を勉強するため、その技法書を探してみました。
Fine Art Printing for Photographers: Exhibition Quality Prints With Inkjet Printers
ドイツ人のフォトグラファーUwe Steinmuellerが編集した本。その内容ですが、紀伊国屋に参考になる目次がありました。(本の価格もAmazon.co.jpよりやや安いです)
2008年に第二版として出版されたこの本ですが、コンピューターの世界で2年前というのが少し気になるところ、また展示用途ということでオーバースペック過ぎやしないか、英語で書かれているのがどこまで理解できるのかといくつか不安な点もありますが、基本的な点はおさえるのに役にはたちそうです。(実際的かどうかは目次みただけではわかりませんでした。)
他にもLightjet(ライトジェット)やLambda print(ラムダプリント)といったプロラボで出力可能なデジタルCプリントも選択肢としてありますが、結局はテストを繰り返して写真の絵柄や用途にあわせて試行錯誤していくことに尽きるのかもしれません。
About.com:Before You Buy Inkjet Photo Paper
久保元幸印画研究所:デジタル・インクジェット
Place M:ライトジェットプリントの格安発注
堀内カラー:プロラボサービス 出力サービス ラムダプリント
9.30.2010
9.28.2010
Twin Palms Publishers - Ryan McGinley William Eggleston"For Now" など新刊リリース
Twin PalmsからRyan McGinley William Egglestonなど新刊が6冊。エグルストンの"For Now"は未発表の写真も多く収録されているようです。他にもNorman Mauskopfの"Descendants" Gary Briechleのモノグラフや、Antonio lopez: Instamaticsと続々といいところが発売予定。
Amazon.co.jp : You and I
William Eggleston 2 1/4
William Eggleston: For Now
Descendants
Gary Briechle
9.26.2010
Photo Critic Must Title 18 (Studio Voice 2004 vol.337) 写真について書かれた著作のリスト
2004年1月号のスタジオボイス(pg.64-65)の"Photo Critic Must Title 18"が渋いセレクションなのでこのポストにアーカイブしておきます。雑誌上では編集部選、研究者の日高優氏の選んだものが混ざっているをここでは(よりわかりやすく見渡すことができるので)分けて羅列しておきます。
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スタジオボイス編集部選
まずは写真ついて書かれた本の古典から
複製技術時代の芸術 (晶文社クラシックス)
明るい部屋―写真についての覚書
アメリカ写真を読む―歴史としてのイメージ
日本のベテラン写真評論家の著作から
20世紀写真史 (ちくま学芸文庫)
私写真論
なぜ未だ「プロヴォーク」か―森山大道、中平卓馬、荒木経惟の登場 (写真叢書)
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日高優選
写真論
American Photography
オリジナリティと反復―ロザリンド・クラウス美術評論集
消滅の技法
写真の哲学のために―テクノロジーとヴィジュアルカルチャー
そして日本の批評家の著作物からは
中平卓馬の写真論
写真論集成 (岩波現代文庫)
予兆としての写真―映像原論
視線の物語・写真の哲学 (講談社選書メチエ)
身体と空間
反写真論 (フォト・リーブル)
写真、時代に抗するもの (写真叢書)
以上2004年までに発売されているものからのセレクト。その後も沢山の本が書かれていますし、またひとくちに"写真”といっても幅広く、どの時代のどの写真のどんな側面に興味があるかによって本の選択も変わってきますが参考までということで。絶版になっている本も出てきているのでブログに書いて人の目に触れることによっていい本が復刊されるきっかけにもと思います。
個人的には現在群馬県立女子大学で教鞭に立たれている日高優氏のアメリカの70年代の写真についての短い記事を最近読んでそれがよかったので、現代アメリカ写真を読む―デモクラシーの眺望を手にとってみようと考えています。
Top 10 photography essays « eighteen39
Amazon.co.jp : 反解釈 (ちくま学芸文庫)
図説 写真小史 (ちくま学芸文庫)
現代アメリカ写真を読む―デモクラシーの眺望 (写真叢書)
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9.21.2010
Radio Nova フランスのクロスオーバーのラジオ局 Nova Mobile for iPhone/iPod Touch
フランスのラジオ局"Radio Nova"
右側の”Nova Player”をクリックするとライブストリーミングが聴けます。
Radio Nova
フランスには法律があって、フランス語の曲を放送の何パーセント以上かけなくてはならないというのは有名な話ですが、ラジオ聴いてるとそんなに気になるものでもなく、このラジオ局はいい具合に軟派。
アフリカのポップス、民俗音楽(フランス、特にパリにはアフリカ移民が多い)ヒップホップ(フランス語、英語)ダンスミュージック、ロック、レゲエ、たまにアラブのライーなど新旧問わずクロスオーバー、次になにがかかるかわからない意外性があるので飽きずにずっとパソコンで聴いていられます。法律があることを保護主義だとかそんな風に日本では報道されているのですが、実際リスナーとしてラジオを聴くとこんなに面白いラジオはありません。
iPhoneのアプリもあって同じようにライブストリーミングが聴けます。
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