6.22.2010

Shannon Ebner - The Sun As Error

(C)Shannon Ebner/Wallis Annenberg

1971年生まれのアメリカ人のアーティストのモノグラフのブックデザインが昨年海外で話題になっていました。確かにレイアウトはみるべきものがありそうなので以下ご覧ください。

Review: “The Sun as Error” by Shannon Ebner(本のレビュー)
Photo-eye Magazine:The_Sun_As_Error.cfm

アスタリスク(*)がシンボルとして使われていたり、文字、写真が混在しレイアウトされています。

Wallspace:http://www.wallspacegallery.com/gallery.html?id=57(展示風景)
ALTMAN SIEGEL:Shannon Ebner(PDF-プロフィール)

Artforum:Shannon Ebner

手元に本がなくなんとも書けないこと、またこのアーティストのことを理解していないので浅いポストとなりましたが、以上参照したリンクだけまとめておきます。海外からの書籍の通販で購入可能。それなりに送料がかかります。

Photo-eye Bookstore:The Sun As Error.

6.18.2010

防湿対策にコストパフォーマンスの高い樹脂製ケース - キャパティ ドライボックス



本格的に梅雨。日本は温暖湿潤気候に属しているので湿気が高く、比較的高温。こればかりは仕方ありません。丁寧にカメラ機材の防湿対策していても、毎年この時期になると神経質に再度確認します。

基本的にプラスチックのケースに乾燥剤をいれてマメに入れ替えれば問題ないように思えますが、高価な機材やスペースと懐に余裕がある方はやはり防湿庫がいいでしょう。

価格.com:防湿庫 売れ筋ランキング

防湿庫で圧倒的に有名で商品の種類も多いのが東洋リビングというメーカー。
東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 118L ED-120CDB
楽天市場:【代引注文OK!!】東洋リビング ED-120CDB:38,400円 (税込)

大事な現像済みフィルムや銀塩のプリントなどには、ヨドバシや銀一で売っている、無酸性のストレージボックスをどうぞ。特にカラー写真などは年月とともにとても劣化しやすいもので丁寧な保存が大切です。

Gueorgui Pinkhassov "Sightwalk" ゲオルギィ・ピンカソフ 

(C)Phaidon

先日原美術館のウィリアム・エグルストンの写真展を見に行って、そういえばと思い出した、1952年モスクワ生まれ、現在パリに在住の写真家ゲオルギィ・ピンカソフ (Gueorgui Pinkhassov)

マグナム・フォトス:ゲオルギィ・ピンカソフ Gueorgui Pinkhassov

26歳の時に映画監督のAndrei Tarkovskyが彼の作品に興味をもって、映画”ストーカー”のスティル写真の撮影を依頼したというのは有名な話。


マグナムというと色々なタイプの写真家がいるにしても、まずは”世界を伝える”というスタンスに立ったこのフォトエージェーンシーにあって、この写真家のユニークなのが-”物事を伝えるため意味のある被写体”を狙うのではなく、光と色と点や線からイメージを作ることにより重きを置いていることが彼をユニークな存在にしている。そのイメージ群はドキュメンタリとして成立しないくらいアブストラクト。エグルストンのパリや京都の写真が、その被写体になにか特定の意味があって写真に収められたわけではなく長方形のフレームに目の前にある事物をつかっていかに画面を埋めていくか、そこに関心をおいているところが大雑把に括ると指向として近いと考えられます。

作品集としては日本で撮影した"Sightwalk"という写真集。和綴じで製本されていて、表紙は不思議なブツブツした加工で凝った作り。Phaidonが手間をかけたなかなかの装丁。写真集としては比較的少ない25点の写真。日本を撮っているのにあまりエキゾチックにもみえず、延々と光と模様(とにかくドットへの関心が強い)にだけ反応していて気持ちのいいくらい割り切ったグラフィックへの意識。

Portfolio - Gueorgui Pinkhassov: Portfolio
Book - Sightwalk
Gueorgui Pinkhassov - Wikipedia
Gueorguy PINKHASSOV: Sightwalk - YouTube
 
Amazon.co.jp : Sightwalk
ストーカー [DVD]

6.17.2010

EXEMODE/Yashica/Agfa photo ヤシカとアグファ・フォトをブランドにもつエグゼモード

(C)EXEMODE
EXEMODE 赤外線撮影機能搭載 小型ハイビジョンビデオカメラ DV330 シルバー <34452> DV330-SV

日本で展開するアグファ(日本アグフアは別に存在する)も、のちに京セラに統合され手離されたヤシカブランドも、エグゼモードというメーカーがもっています。(08年から自社製品にヤシカのブランドを冠しているが、商標権はエグゼモードの所有ではない。同社に日本国内限定でライセンス供与しているのは、香港企業のJNCデイタム・テック・インターナショナルだ。東洋経済より)

エグゼモード株式会社
エグゼモード - Wikipedia

レビューを見ていると製品によっては品質もマチマチのようですが、デジカメやSDカードのステレオを作ったり、非常に安価なモバイルスキャナーや、サングラス型のムービーカメラのようなユニークなものを作ったり強気の商品開発です。


割引率もハンパないです。19,800円が3,980円!
EXEMODE 見たまんま録り サングラス型マイクロSDムービーカメラ eye Movie GDV180 1GBメモリ内蔵


9,379円のモバイルスキャナー。キヤノンのが23,000円なので確かに安い。
YASHICA A4サイズ対応USBモバイルスキャナー S40 <32556>

さらに無線でデータを飛ばせるEye-Fiもこのメーカー、激安フィルムスキャナーもこのメーカーによるもの。

東洋経済:老舗「ヤシカ」復活に見るブランドビジネスの新世紀――連敗・電機業界の新たな切り札となるか(1) (via:【東洋経済】老舗「ヤシカ」復活に見るブランドビジネスの新世紀)

ここまで見てくると、ブランドは商品を知るための入り口にはなれど、もはやブランド自体には何も意味がないということが見えてきます。