(C)Phaidon
アメリカのWilliam Egglestonは、芸術写真といえばモノクロだった時代に、カラー写真をアートの世界に持ち込んだ先駆者の一人として考えられていますが、文脈は違えど同時代にインドにもそんな写真家がいました。
学生の頃にHenri Cartier-Bressonの"Beautiful Jaipur"という写真集を見て感銘を受けたRaghubir Singh(b.1942 インド・ジャイプール)
という男。すぐに大学をドロップアウトして、写真に真剣に取り組むようになります。
Photography-Now:Raghubir Singh
Wikipedia:Raghubir Singh
彼の最初の写真集"Ganges"が出版されたのが1974年のこと。アメリカのWilliam Egglestonが初めてのポートフォリオ”14 Pictures”を制作したのも同じ1974年。
インドとアメリカ。共にアンリ・カルティエ・ブレッソンに影響を受けて写真を始めた二人がカラー写真の新しい歴史を作っていくこととなりました。
一番入手しやすいのが最後の写真集 A Way into India(Raghubir Singh)
パリに長くいたとのことで、異邦人の目でインドを見ている視点。なんだか Lee Friedlanderが運転する ”America By Car”の車でそのままインドまでいっちゃったようにも見え並べてみると面白いです。
Raghubir Singh Official
0 件のコメント:
コメントを投稿