8.10.2010

The Stone Roses(ストーンローゼス): 10ドル以下で買える名盤


1989年4月にリリースされた1stアルバムビートルズ以降、数あるイギリスのバンドの中でも、あまりに特徴的なドラムとベースとギターとヴォーカルによる90年代のバンド。
ザ・ストーン・ローゼズ - Wikipedia




念の為の補足として、現在vo.のイアンはソロ活動、b.のマニはプライマルスクリーム、g.のジョンは元々バンドをやる前からやっていたアーティストとしての活動、このバンドの音を形作っていた重要なメンバー dr.レニは公な活動はないものの2009年の20周年記念盤の監修の際に立ち会っていたそう。レニは複数のドラムセットのコレクションから、演奏に使うひとつのドラムセットを作るほどの機材へのこだわり。

iTunes Store:The Stone Roses
Amazon.co.jp : Stone Roses: 20th Anniversary Remastered Edition
Second Coming
Very Best of the Stone Roses
Turns Into Stone

8.08.2010

MOMATパスポートと鈴木清展 Suzuki Kiyoshi: 2010年10月29日(金)-12月19日(日)

(Via:)Lens Culture

海外では展示、また「流れの歌」の復刻があったものの、国内では没後まとまった展示がなかった鈴木清氏の回顧展が東京竹橋の国立近代美術館でこの秋に開催されます。

鈴木清展
Suzuki Kiyoshi
2010年10月29日(金)-12月19日(日)
*休館日:月曜日
Wikipedia:鈴木清

緻密に編み込まれた“書物”としての写真集づくりで、今日世界的に注目される写真家鈴木清(1943-2000)。自らの出自や同時代の社会、旅の時間や文学作品などをモチーフに、眼の前の現実と夢や記憶が自在に交錯する、重層的な作品世界を、初期作品〈流れの歌〉(1972年)や代表作〈天幕の街〉(1982年)、〈修羅の圏〉(1994年)などを中心に紹介します。(国立近代美術館のウェブサイトより転載)

ところで、MOMATには美術館を支援する制度として、たった50万の寄付金で賛助会員になることができ以下の特典を受けることができますが
1.会員証の発行
2.会員銘板の館内掲出
3.出版物への社名掲載
4.講堂・エントランスロビー等施設の利用
5.特別内覧会(開会式)及び特別展・共催展への招待

個人にはMOMATパスポートというものがあって、年間1000円という破格の値段で常設展示を中心に何度でも見ることができます。もうちょっと高くてもいいので年間企画展を含めた全ての展示をみることのできるパスもあるといいなと思います。

国債が膨らみすぎて予算が厳しくなるにつれて、これからなくなる美術館もあると思います。満遍なく全ての博物館、史料館、美術館を税金で支えるのではなく、いい企画をやる美術館には受益者がサポートしながら、かつ得もする。そんな形なら多くの美術ファンが納得すると思いますがいかがでしょうか。

それにしても国立近代美術館の賛助会員”SEIKOホールディングス株式会社”さんだけなんですね。今、賛助会員になったら目立ちますよ。

8.07.2010

Judith Joy Ross と Richard Avedonのポートレート

(C)YU Art Gallery

Judith Joy Ross (b.1946,Pennsylvania,U.S.A.)
オーセンティックに8X10の大型カメラ、白黒フィルムで正面から撮影したアメリカのポートレート写真家。

Wikipediaにあった彼女のコメントが彼女の写真を十分言い表しているでしょう。
Ross has said: "I basically think people want to be recognized and appreciated, and when you put a big camera in front of them, they think, 'I must be interesting.' Meanwhile, I'm struggling, tripping over the tripod and putting a goofy black cloth on my head. Because we're both vulnerable, that person gives me more of themselves."(Wikipedia)

「人々はみんな存在を知ってもらいたいと思っているし、認めてもらいたいと思っている。彼らの前に大きなカメラを置くと、”私(被写体自身)は興味深い人間に違いない”

その一方で私はといえば必死になって三脚に乗りかかって、変な黒い布を頭の上に乗っけてる。私と被写体どちらも儚く傷つきやすい(vulnerable)ものだから、人は私により彼ら自身のことを見せてくれるの。」

PACE/MCGILL Gallery
Photography-Now:Judith Joy Ross
Steidl:Living with War - Portraits

これらの写真は、写真家自身がそのような被写体の姿をとらえよう意図して撮影していること。写真とはそういうものであり、意図しなければ写らない。

Ferit Kuyas スイスから中国へ ”Chongqing. City of Ambition”

(C)Benteli Verlags Ag

Ferit Kuyas (b.1955 Istanbul)

Bioによると昨年2010年のヨコハマフォトフェスティバルのキックオフイベントでのProjection(スライドの上映)が行われたようです。そんなトルコ生まれ、スイス育ちのFerit Kuyas

Official Web site
Photography-Now:Ferit Kuyas

スイスで建築を学び、個人的に進めてきたプロジェクトはそのスイスでの建築写真、中国でのランドスケープ写真がこれまでのプロジェクトです。Chongqing. City of Ambitionは霧が出ているときを使って中国の水墨画なのか、霧でよく見えない風景写真は多少ユニークかもしれません。