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11.02.2011

Shuggie Otis - Inspiration Information シュギー・オーティス


制作に3年かかったといわれる1974年のアルバム"Inspiration Information" LUAKA BOPからの再発。ずっと飽きないで聴き続けられるタイムレスな音楽。ほとんどの楽器を演奏していてそのアンサンブルがまたかっこいい。これ以前のブルース、ファンクだけやっている"Here Comes Shuggie Otis"もよかったです。ちょっと高く抜けかつ丸い声質なのでブルースにしては不思議な浮遊感があります。

Youtube : Shuggie Otis: Me and My Woman

Shuggie Otis | AllMusic
BlueMoon Cafe : Strawberry Letter 23 (1971) / Shuggie Otis [Favorite 1970s]
Amazon.co.jp : Inspiration Information
Here Comes Shuggie Otis & Freedom Flight

11.01.2011

jackson pollock100.com 生誕100年 ジャクソン・ポロック展 A Centennial Retrospective


生誕100年 ジャクソン・ポロック展

愛知県美術館
2011年11月11日(金)-2012年1月22日(日)

東京国立近代美術館
2012年2月10日(金)-5月6日(日)

レクチャー&シンポジウム
名古屋アメリカンセンター共催:ジャクソン・ポロック―その芸術と人生と遺産
2011年11月12日(土)
愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
へレン・A・ハリソン

「ジャクソン・ポロックがいま私たちに語りかけること」
2012年1月7日(土)
愛知芸術文化センター12階 アートスペースA


20世紀のアメリカを中心とする美術史、絵画史、抽象表現主義における最重要人物の一人。日本で初の回顧展が愛知県美術館と東京国立近代美術館で開催。ポロックについてはすでに多くの方が書かれているので以下のサイトを参考に。ブリヂストン美術館のアンフォルメル展に続いて、絵画の抽象表現の作品の展覧会が続きます。千葉県の川村記念美術館では2012年1月14日から"抽象と形態:何処までも顕れないもの"展も。

ところで本展覧会にはイラン大使館の後援があるのですが、どういう繋がりかと思えば、テヘラン現代美術館(MOCA) から”Mural on indian red ground” (《インディアンレッドの地の壁画》)の貸出が決定した為でした。(この作品はいわくつきでイラン最後の王朝となったパーレヴィの王妃ファラがイランの革命前にニューヨークで沢山の重要な作品を買い集めたうちの一つで、革命後は反西洋文化の姿勢をとったためテヘラン美術館の倉庫に誰の目にも触れずに30年以上保管されていたもの。)

日本全国から30点、海外からのも合わせて合計70点もの作品を一度に見ることができるのはこの先何十年無いと思われる機会。この「何が描かれているかわからない絵」の展覧会が現代美術への広く関心を集めるきっかけにもなればと思います。

- ジャクソン・ポロック Jackson Pollock -
現代美術は勉強すればおもしろい(愛) | ジャクソンポロック
ヴァーチャル絵画館 : ジャクソン・ポロック
artscape : 悲劇的マテリアル ジャクソン・ポロック回顧展より----市原研太郎
Jackson Pollock ジャクソン・ポロック ~ 重力と無意識による新時代のArt ~
【参考文献】抽象表現主義(追加)ハロルド・ローゼンバーグ「アメリカのアクション・ペインターたち」
MoMA : Jackson Pollock. (American, 1912-1956)
Wikipedia : Jackson Pollock
世界の言葉でこんにちは : 現代の「悲劇の王妃」か、悪魔の妻か

Amazon.co.jp : グリーンバーグ批評選集
現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集
抽象表現主義 (ニューベーシック)
新しいものの伝統 (1965年) 東野 芳明 (著), 中屋 健一 (著), H.ローゼンバーグ (著)
Abstract Expressionism
After Modern Art, 1945-2000 (Oxford History of Art)
Who the #$&% Is Jackson Pollock [DVD] [Import]% Is Jackson Pollock [DVD] [Import]

10.28.2011

Tedeschi Trucks Band "Midnight In Harlem"


デレク・トラックス & スーザン・テデスキの夫婦バンド。アメリカ人にしか作れない音楽。
Amazon.co.jp : Revelator

John Robinson a.k.a. Lil' Sci of Scienz Of Life ヒップホップ




Scienz of Life のメンバーであるLil' SciことJohn Robinsonも過小評価の人。"I AM NOT FOR SALE"では Flying Lotus や Buid An Arkを迎えて豪華なソロアルバムだったがそれほど話題にならなかった。(タイトルの意味を考えるとOKなんだが)ルックスは人懐っこそうな風貌でポップなヒップホップのステレオタイプ的なイメージと比べると地味ながらも、いい声を持っていて巧いラッパー。トラックはルーツ音楽のグルーヴを残しつつ、東海岸のヒップホップ特有の神秘的な抽象性を上手くブレンドしている。ニューヨークサウスブロンクス生まれ。



Youtube : Scienz Of Life ft. MF Doom - Yikes!!!!
Scienz of Life - Ghetto'z Tah Galaxiez

iTunes Store : Scienz Of Life - Diggin' in the Archive Vol.1
Leviathan - Break the spell
John Robinson - The Leak Edition Vol.1
I am not for sale

Amazon.co.jp : Coming Forth By Day: The Book of the Dead
Scienz Of Life - Project Overground T
Scienz Of Life(MP3)

10.26.2011

Louis Armstrong - The Creator Has a Master Plan (Flying Dutchman)




数多くのカバーが存在する Pharoah Sanders / Leon Thomas 共作の "The Creator Has a Master Plan" そのルイ・アームストロング最晩年70歳の時の録音だそうな。
レオン・トーマスとの共演。


Discogs : Louis Armstrong – Louis Armstrong And His Friends

Amazon.co.jp : ルイ・アームストロング&ヒズ・フレンズ

10.24.2011

Vivian Maier: Street Photographer ヴィヴィアン・マイアー

(C)powerHouse Books

Vivian Maier(b.1926 New York)

ブログ "Her Discovered Work" で作品が紹介されることで初めて注目を集めた、ストリートフォトグラファーのVivian Maier - 彼女のモノグラフが出版されます。

Vivian Maier - Her Discovered Work
Vivian Maier Photographer | Official website of Vivian Maier | Vivian ...
Vivian Maier - Wikipedia, the free encyclopedia
The New York Times : New Street Photography, 60 Years Old - Vivian Maier
Vivian Maier Prints Inc.


すでにこの写真家について書かれている日本語のブログがありますのでそちら参考にどうぞ。経歴を眺めていると2009年に亡くなっていて2010年に初個展ということは自分の展覧会が開かれ、写真集が出版されるという事実を知ることが無かったと推測され、それはとても残念に思われて仕方がありません。ただし上の映像でもあるように彼女の死後発表することに議論もあるようですが、オークションでプリント、フィルムを手にしその価値を発見し写真家への敬意を前提として世界に広く紹介したJohn Maloof氏 の活動は高く評価されうるものであるように思えます。

オフィシャルサイトで改めて写真を見ると、普段はベビーシッター(Nanny)をしながらその合間に二眼のカメラ - ローライフレックスで写し取った写真(特に Chicagoのポートフォリオと、どこで撮られたかはわからない Unknownのポートフォリオ)とても素晴らしい。こんなポートレートはなかなかないように思えます。

ちなみに、セルフポートレートの作品は人が自我に向き合っているのを覗き見しているようで後ろめたい気持ちになって私はきらいなのですが、この人のそれは写りこみを使って実験をしていたり、またローライを抱えてこんな服装をして街にでていったのかと楽しく愛おしく、この無名の写真家のことを伝える価値のあるものだと思いました。カラーの写真もバランスがユニークで今後の未現像フィルムからの発掘も楽しみです。

Journey2Past : Vivian Maier - Her Discovered Work
話題のストリート写真家「ヴィヴィアン・マイヤー」
Vivian Maierがやって来た! - - グラムブログ -
This Is My Americana : Tag Archives: Vivian Maier

Amazon.co.jp : Vivian Maier: Street Photographer
Die Strassenphotographin

10.22.2011

"Requiem Lass" Patti Smith Interview Tmagazine パティ・スミスのインタビュー



New York Times Magazine : Requiem Lass
By A.O. SCOTT | October 14, 2011, 11:15 am

Jimi Hendrixと深いかかわりのある、そして彼女が "Horses"や"Gone Again"をレコーディングした Electric Lady recording studios のことや、Robert Mapplethorpeとのこと、先にこの世を去った人達のこと、ずっとPolaroidカメラで残している写真のこと、メンフィスで冤罪にされ死刑にされかけた少年を支援していることなど、一人のアーティストの頭の中に流れる詩と芸術と音楽と写真と、インスピレーションを得てきた人に出来事、発想。入っている内容に滋味があって、いいインタビュー。彼女のポートレートは、Anton Corbijn によるもの。

West Memphis Three - Wikipedia, the free encyclopedia
Free The West Memphis Three
My Thumb is Numb: West Memphis Three と死刑制度

Amazon.co.jp : Just Kids
Horses
ランボー全詩集 (河出文庫)
パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ (デラックス・エディション) [DVD]
Paradise Lost [DVD] [Import]
Anton Corbijn: Inwards and Onwards

10.15.2011

Wallace Berman ウォレス・バーマン Assemblage Verifax Collages




Wallace Berman (b.1926 Staten,NY) 

"Assemblage Art"の代表的なアーティスト。家具工場で働く傍ら、端材で立体造形物を作るうちにアーティストとなる。アメリカ西海岸を主な拠点として、ウェストコーストジャズやビートニクとの関係、彼の作品でページが埋められ仲間内で配られた雑誌"Semina" "Verifax Collages"と呼ばれるコピーを繰り返した紙片をグリッド上にレイアウトした作品が有名。いわゆる"ローアート"なので2005年くらいからようやく評価され研究されるようになってきた。1976年の誕生日に交通事故で死亡。


Robert HeinekenWallace Berman の二人展"Speaking in Tongues: Wallace Berman and Robert Heinecken, 1961-1976"が Armory Center for the Arts で2012年10月から開催予定。


Wallace Berman - Wikipedia, the free encyclopedia
ghosts in the snow : Wallace Berman (American Artist: born, February 18, 1926 - died, February 18, 1976)
Contemporary Art Daily : Wallace Berman at Frank Elbaz
Steven Wolf Fine Arts : Wallace Berman Untitled verifax collage
ordinary finds : Wallace Berman: DiDi Morrill, 1959 - silver gelatin print
Reckon : Wallace Berman
galerie frank elbaz : Wallace Berman
beat museum.org : Wallace Berman 1926-1976
Review/Photography; Reminders of the 60's In Collage and Montage
the errant aesthete : Mystery Behind Wallace Berman’s Photography
Richard Prince and Wallace Berman 'She' - SLAMXHYPE

Amazon.co.jp : Wallace Berman Photographs
Speaking in Tongues: The Art of Wallace Berman and Robert Heinecken
Semina Culture: Wallace Berman & His Circle
Speaking in Tongues: The Art of Wallace Berman and Robert Heinecken

10.12.2011

New Topographics - Joe Deal, Frank Gohlke, Nicholas Nixon, John Schott and Henry Wessel Jr.




NEW TOPOGRAPHICS: Landscape Photography Then and Now
from AIPAD on Vimeo.

(上の動画はAIPADというニューヨークのフェアに来場したコレクターへのレクチャーの様子)

2010年のLACMAの"New Topographics"展を契機に、ロバート・アダムスやルイス・ボルツ以外の写真家の再評価も進み情報がネットでもみられるようになったので以下にまとめておきました。

1975年当時のオリジナルの"New Topographics"展はほとんど注目されずに終わった展覧会だったそうです。一方、ドイツ・日本の写真家には熱心に受け入れられて、その後アメリカのギャラリーやディーラーがそれらの写真を商品として扱うようになったのを受けてまた美術館が収蔵し研究が進み 2010年 ロスアンジェルスの美術館での回顧展へとつながったようです。40分過ぎたくらいから Frank Gohlke がニュートポグラフィックのキーアイデアや当時の状況を話しています。Frank Gohlke の写真家ならではの視点が印象的です。

ASX : REVIEW: “New Topographics” (2009)

アメリカの美術館による評価まで、この一見退屈な(しかし美しい)風景写真が評価されるまで35年かかったことになります。

Joe Deal
Joe Deal’s Western Landscapes - Slide Show - NYTimes.com
Images Found : Joe Deal
Joe Deal: Southern California Photographs, 1976-86

Henry Wessel Jr.

MoCP : Henry Wessel Jr.

John Schott
John Schott
George Eastman House John Schott Series

Nicholas Nixon
Nicholas Nixon
Image Found : Nicholas Nixon
MoCP : Nicholas Nixon
Nicholas Nixon and the Brown Sisters
The Brown Sisters: Thirty-Three Years 

Frank Gohlke
Frank Gohlke
Frank Gohlke: Thoughts on Landscape
Accommodating Nature: The Photographs of Frank Gohlke (Center Books on American Places)

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この回顧展はサンフランシスコ、オーストリア、ドイツ、オランダを終えて、スペインのビルバオに行きます。各地の展覧会で観衆にインスピレーションを与えていることでしょう。

New Topographics Traveling Exhibitions
Nederlands Fotomuseum
Rotterdam, Nederland
25.JUN.2011_11.SEP.2011

Bilbao Fine Arts Museum
Bilbao, Spain
17.OCT.2011_8.JAN.2012

George Eastman House で開かれた New Topographics (1975) Contemporary Photographers Toward A Social Landscape(1966) といった展覧会がアメリカではさほど話題にならなかったものが、海外では重要な出来事として記憶され影響を与えたのは興味深い現象です。

UNFRAMED : Renewed Topographics (ルイスボルツの撮影した建物のその後の様子)

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Amazon.co.jp : New Topographics
Reframing the New Topographics (Center Books on American Places)

10.10.2011

''Big Pictures by Contemporary Photographers.'' (1983 MoMA) そもそもなぜ写真作品が巨大になったのか?

ART; Why Photography Has Supersized Itself - New York Times
(By PHILIP GEFTER 2004/4/18)

ニューヨークタイムズに2004年に寄稿された興味深い文章。「そもそもなぜ写真は超大きくなったのか?」また後日、文書のポイントをまとめたいとおもいます。(とはいえ2004年での話ですが。)

1980 Joel Sternfeld 'American Prospects'' (Daniel Wolf Gallery)
1981 アンセルアダムス ''Moonrise, Hernandez, New Mexico''
1983 MoMA ''Big Pictures by Contemporary Photographers.''

[PDF] The Museum of Modern Art No. 21 (''Big Pictures by Contemporary Photographers.'')
Fine-art photography - Wikipedia, the free encyclopedia
*Art-Support : Fine Art Photographers - Photographer List
MoMA : Photography Department
artdaily.org : MoMA's Annual Photography Series Highlights Six Emerging Contemporary Artists

10.08.2011

Mark Steinmetz "Summertime" (Nazraeli) Daido Black Ink マーク・スタインマッツ (スタインメッツ)

今注目を集めるアメリカ ジョージア州を拠点とする写真家、Mark Steinmetz の六冊目の写真集が11月に。80年代後半から90年代(1984 ~ 1991)に撮影した子供や若者の写真が収録されるのだそう。印刷は過去にマイケルケンナの写真集の印刷で使われたという “Daido Black”インクで印刷とのこと。

The one of the highly acclaimed photographers, Mark Steinmetz, his sixth photobook is to be published from Nazraeli in November. 1000 copies limited. I haven't even heard about the name of the ink called "Daido Black" which was used for the Michael Kenna's book printing before, this "Summertime" book is to be printed with "Daido Black" ink. "Daido" is that "Daido" of Shinjyuku, I don't think he's started to sell ink.

 前作までが静かに荒んだアトランタを中心に撮影されたスナップショットであったのに対して、この写真集は1984-91年にかけて撮った写真の中で子供の写っているものを集めたもの。子供の写真とはなにか無邪気でかわいいものかとあまり期待しないでいたが、実際写真集に収録された作品を見ると、それらはそのどちらでもない不安と懐かしさと奇妙さの混ざった見飽きない写真。

Nazraeli の写真集3部作から火がついて、あっという間にMoMAにも収蔵されとても注目されている写真家です。さっそく予約だけで10月15日の週に photo-eye bookstoreで一位になっています。
Amazonでの扱いはなく、国内では下記のような通販の書店での扱い。1000部限定。過去の写真集すべて絶版。

MARK STEINMETZ : SUMMER TIME : マーク・スタインマッツ写真集

Nazraeli : Mark Steinmetz : Summertime
Mark Steinmerz Official Web Site
Photo-eye Bookstore : Summertime
Conscientious Extended | A Conversation with Mark Steinmetz
INTERVIEW: “Mark Steinmetz” (2011) « ASX | AMERICAN SUBURB ...
The Appalachian Photographers Project I Mark Steinmetz
Local photographer uses his black–and–white pictures to build context- Athens Magazine
MoMA | The Collection | Mark Steinmetz. (American, born 1961)
Mark Steinmetz « Escape Into Life

p.a.r.k: Hiroh Kikai 鬼海弘雄 Tokyo Portrait 東京ポートレート
Store Front: The Disappearing Face of New York 商店のファサード

Amazon.co.jp : South East
South Central

10.06.2011

John Divola Three Acts ジョン ディボラ (ディヴォラ)


(C)Aperture

John Divola (b. 1949, Los Angeles)

"Zuma Series"だけは見たことはあったのだけれども、このアーティストの作品集を買ったきっかけにサイトを見ると、ヴィジュアルのバリエーションと強度と作品の量。東京のGallery Minでの展示の履歴があるので日本でもよく知られた方なのでしょう。長く活動し、かつ優れたアーティストの仕事を見ると、色んなアイデアやコンセプト、全部やっちゃってるんだなといつも感じます。

John Divola(divola.com/)
John Divola - Wikipedia, the free encyclopedia
Youtube : Otis Visiting Artist: John Divola

John Divola Daniel Shea www.ahornmagazine.com/...divola/essay...
Trees For The Forest – John Divola | 01 Magazine zero1magazine.com/
LA TIMES : Art review: John Divola at Laxart
TOKYO PHOTO 2013 | SPECIAL EXHIBITIONS 車窓からの眺め
森山大道/ジョエル・マイヤロヴィッツ/ジョン・ディヴォラ

Amazon.co.jp : John Divola: Three Acts
Continuity (Smart Art Press (Series), V. III, No. 34)
John Divola: As Far As I Could Get

10.05.2011

Alec Soth "Niagara" アレックソスのナイアガラ Magnum In Motion スライドショー

マグナムのサイトにあったアレックソスのプロジェクト"Niagara"のスライドショー。本人が自作を語ることプラスアルファの出来で最後まで飽きずに見ることが出来ました。ユーモア、アイロニー、詩情といった質があります。

Magnum In Motion :Niagara by Alec Soth
Creative Director : Claudine Boeglin
Alec Soth : Niagara
p.a.r.k: Alec Soth - Broken Manual アレックスソスの”ブロークンマニュアル”

Amazon.co.jp : Alec Soth - Niagara

9.26.2011

Art 21: Art in 21st Century:



アメリカの公共放送PBSの連続シリーズ"ART21"
日本のアマゾンでも入手可能ですが、リージョン1のみ。公式サイトでも公開されていて現在のところ日本からでも視聴可能。

Youtube : ART21 Official
Art21 . Artists A to Z | PBS

日本でも NHK教育 schola (スコラ) 坂本龍一 音楽の学校といういい番組があるのでアートでもいいシリーズものの番組が出来るといいなぁと思います。

Amazon.co.jp : Art 21: Art in 21st Century Season 1 [DVD] [Import]
Art 21: Art in 21st Century [DVD] [Import]
Art 21: Art in 21st Century: Season 4 [DVD] [Import]
Art 21: Art in 21st Century: Season 5 [DVD] [Import]

New York by Magnum (When in...) Paris by Magnum (When in...)



Magnum Contact Sheets という本が話題になっていますが (コンタクトみせなきゃならないって写真家も大変)、同じくマグナムのFlammarionから出る2冊の本。価格も安く、表紙も土産もののポストカードのようなデザインでどんな本になるか楽しみです。



詳細はまだ出ていないので年末まで待ちたいと思います。

Magnum Photos

Thames & Hudson : Magnum Contact Sheets: Design # 2 – The Jacket

Amazon.co.jp : Paris by Magnum (When in...)
New York by Magnum (When in...)
Magnum Contact Sheets
The Contact Sheet
写真家のコンタクト探検―一枚の名作はどう選ばれたか
CONTACTS. [DVD]

9.25.2011

Joel Meyerowitz: Taking My Time ジョエル・マイロウィッツ Phaidon Press



Joel Meyerowitz(b.1938 New York)

1962年 アンリ・カルティエ・ブレッソンやロバートフランクに影響を受け、ストリートフォトグラファーとして始めます。のちに大型カメラとカラーフィルムを導入した撮影に70年代着手します。その成果が1979年 Cape Lightというケープコッドに取材した一冊の写真集になります。近年初期のストリートスナップ(カラー/モノクロ)も公開されるようになり、彼の仕事の集大成となる書籍がPhaidonから発売されます。

Joel Meyerowitz Photography, LLC
Joel Meyerowitz - iN-PUBLiC | The home of street photography
the guardian : the Format International Photography Festival - in pictures
ジョエル・マイロウィッツ(Joel Meyerowitz)プロフィール

**

Frontline : Joel Meyerowitz Interview(9.11の後のグラウンドゼロの撮影についてのインタビュー)(PBS -Public Broadcasting Service アメリカの公共放送)
Phaidon : Joel Meyerowitz's World Trade Center Archive

「何があなたをグラウンドゼロに向かわせたのですか?」
何か役に立つことをしようとすることが大事だった。だからといって2.3日後に何かすることは門が閉じられたいたこともあって出来なかった。写真撮影は許されていなくて、またその重要性に管理者が気づいていなかった。ニューヨーク市美術館に電話して、レター(許可)を得るのに尽力した。警察にそれを見せて9月23日からあそこに入った。

第一印象は、落下物の激しいカオス。見たことの無い迫り来るいくつもの瓦礫が重なっていて現代の大惨事だった。最初のタワーを通り過ぎたときに、身震いを感じなくなるには1日もかからなかった。喪失感と、冷酷さと入り混じった気持ちでいた。

「亡くなった方たちと繋がりを感じましたか?」
5ヶ月間落ち着いて眠ることが出来なかった。何度もあの場所にいることで、どのように亡くなったかそんな共感を通してつながっていたと思う。

「どのように撮影を進め、どんな影響を与えたか語ってもらえますか」
この残骸、アフターマス(災害の後の状態)をヴューカメラで精緻に記録することで未来に伝える記録を残すことが大事だと初めの段階から悟った。将来これらの写真を見た人が芸術作品ではなく、ひとつの歴史として、ここで何があったのか、この現場で瓦礫を目前にしたかのように。そのために自分がカメラであるかのように無感覚で冷静に。見たものは全て未来の人の為に撮影した。

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かいつまんでこここまで訳しながら書き写しましたが、他には撮影されたものについて、Evil(悪)について(悪の存在を信じるか)、神はあなたにとってどんな意味を持つか、美と恐ろしいものとのせめぎあい、また神の存在をそこにみたかなど、アメリカらしい質問が続きます。彼自身は、目の前の惨状に圧倒されつつも、写真家として冷静に記録を残そうと夢中だった様子がインタビューから伝わってきます。


上の動画は彼のストリートスナップの様子を伝えるもの。終始周りの状況を見て、常に撮影している写真家の姿です。

Amazon.co.jp : Joel Meyerowitz: Taking My Time
Cape Light: Color Photographs - A New Expanded Edition
Japan 1945: A U.s. Marine's Photographs from Ground Zero
日本の写真家〈23〉山端庸介
New York September 11

9.09.2011

Friedlander (Museum of Modern Art) 0870703447 リーフリードランダー カタログ MoMA Back in stock!


ペーパバックながら480ページの分厚さで内容の濃い本。Peter GalassiによるフリードランダーのMoMAでの巨大な回顧展のカタログ。かなりの作品が網羅されています。長く版切になっていましたが、在庫が戻っているようです。お勧め。

Janet Borden, Inc.
Fraenkel Gallery
Wikipedia

Amazon.co.jp : Friedlander

9.04.2011

Eugene Richards - The Blue Room (2008) ユージン リチャーズ カラー

(C)Phaidon

Eugene Richards(b.1944 Boston) 社会的な問題の啓発のために写真を撮って発表しているジャーナリスティックな写真家のユージンリチャード。彼が2008年に発表した異色のカラー写真のシリーズ "The Blue Room"

アメリカ中西部のうち捨てられた家(廃墟)や農場を被写体にパーソナルで、不吉な写真。意外に思って引っかかったのでメモしておきます。

The Blue Room (Jun 2009) - Fahey/Klein Gallery
Eugene Richards Photography
マグナムフォト:ユージン・リチャーズ

Amazon.co.jp : The Blue Room