アメリカの写真家、そして今、学校で教鞭もとるスティーブンショアがまとめた「写真とは?」という問いに対して丁寧にその構造を説明している良い本。
デザイン会社のウェブから書籍の内容のサンプル
no.1/no.2
公開されているレジメ(PDFファイル)でその内容が網羅されていますがこの本では美しい図録を具体的な例としてレジメの内容が展開されています。
そのレジュメを見ると、まず
・全ての写真は機械によるプロセスの産物である
・写真を”写真”として成立させる資質(qualities)を規定する
ことを前提としている。特筆すべきは、前半で”物理的な条件”として写真を成立させる要素を丁寧に説明していること。アサヒカメラで、写真家のホンマタカシさんも触れていて、それに対する氏の著作の”たのしい写真―よい子のための写真教室”とワークショップがそれに対する反応と実践といえそうです。
残念ながら今は英語版だけ。辞書があればある程度理解はできるかと思います。
Amazon.co.jp : The Nature of Photographs
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