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12.17.2010

Coyote,Brutus and Paper Sky 写真特集揃い踏み Gerhard Richter "Betty"

(C)Gerhard Richter
Atlas: Of the Photographs Collages and Sketches

ご存知のとおり現在書店で並んでいる3誌で写真についての特集が組まれていて、写真が好きな人間としてはそれだけでうれしいです。

それにしても97年度版のリヒター(Gerhard Richter)のAtlas(Of the Photographs Collages and Sketches)の表紙に印刷されている作品"Betty"は一度見るとそうそう忘れない写真。

リヒターの"Atlas Sheet"は、(おそらく)全てオンラインでアーカイブされ、誰でも検索して参照できるようになっています。

そこで"Betty"でソートすると(on;http://www.gerhard-richter.com/)ソースとなった写真の断片や絵画となったものが表示され(この一連の作品をひとつの"Betty"に向けられ参照したものとして仮定して)年代順でみていくと"Atlas Sheet"→Oil on canvas→再び"Atlas Sheet"→11年を経てOil on canvas→写真にペイントしたもの→段ボールにオフセットプリントしたものと展開していったことが確認できます。

12.03.2010

Really Good Japanese Music: Hajimete No Yano Akiko はじめてのやのあきこ



Her 30th Anniversary Self Cover Album released in 2006.
Solo Piano with several guest singers.

Akiko Yano - Akiko Yano | AllMusic
Wikipedia(en):Akiko Yano
Akiko Yano on Myspace Music - Free Streaming MP3s, Pictures ...



iTunes Music Store:Hajimete No Yano Akiko

11.25.2010

12月からの東京写真美術館 [かがやきの瞬間] ニュー・スナップショット

(C)大修館書店

スナップショット―写真の輝き


3F展示室では収蔵作品展 [かがやきの瞬間]スナップショットの魅力というタイトルで、アンリ・カルティエ=ブレッソン、マーティン・ムンカッチ、ジャック・アンリ・ラルティーグ、ゲイリー・ウィノグランド、ウォーカー・エヴァンズ、ブルース・デヴィッドソン、ポール・フスコ、ザ・サートリアリスト(スコット・シューマン) など収蔵品から。

目玉は日本初公開のPaul Fusco(ポールフスコ)の「RFK Funeral Train」鷹野さんの「カスババ」(カスのような場所の複数形!)そしてScott Schuman a.k.a. ザ・サートリアリスト(THE SARTORIALIST)

彼のランウェイの外も内も等しく見るファッションスナップは勿論私も好きですが、写真の文脈でいうスナップショットとは異質なもののはず。スコットシューマンはちっとも悪くないのですが、写真にそれほど詳しくなくて見に来た方にも楽しんでもらえるようにするにしても、あまりにも唐突。

2F展示室では、日本の新進作家展vol.9 [かがやきの瞬間] ニュー・スナップショットと題して6名の新進作家を紹介。

【出品作家】
池田 宏彦 Ikeda Hirohiko (1971-)
小畑 雄嗣 Obata Yuji (1962- )
白井 里実 Shirai Satomi (1972- )
中村 ハルコ Nakamura Haruko (1962-2005)
山城 知佳子 Yamashiro Chikako (1976- )
結城 臣雄 Yuki Shigeo (1945- )

蒼穹舎から出版された小畑雄嗣写真集『二月 Wintertale』はそのブックデザインと構成でとても世界中の愛好家にも評判のいい本だったので展示を見るのが楽しみ。

小畑氏以外は初めて知る作家の方ばかりですが、TVの演出をされているという結城氏の東京で撮影された写真以外は、北海道、沖縄、イスラエル、ニューヨークとある種、東京や大阪など都市で過ごす者にとっては距離を感じさせるところが多いのが印象に残りました。

紀伊國屋書店BookLog :文筆家・大竹昭子の書評ブログ : 小畑雄嗣写真集『二月 Wintertale ...

(C)Princeton Architectural Press

Now Is Then: Snapshots from the Maresca Collection
写真家ではなく、普通の人が撮ったスナップをまとめた写真集。

Amazon.co.jp : RFK
The Sartorialist
Photographs Objects Histories: On the Materiality of Images (Material Cultures)

11.16.2010

Japanese Photobook - Koji Onaka "Slow Boat"(Reprint)



Slow Boat - Onaka Koji 2003
Producer: Ota Michitaka
Designer: Hara Koichi
Translator: Ito Haruna
Publisher: First:Sokyu-sha/Second:Schaden

more images on
5B4:Distance and Slow Boat
25books fotografie:KOJI ONAKA /// SLOW BOAT
photo-eye Bookstore

Out of Print
But still available on a photographer's website.

11.11.2010

Tokuko Ushioda 潮田登久子 "Hats"帽子の写真集

(C)Tokuko Ushioda

『冷蔵庫』の写真が有名な潮田登久子さんですが、ここは『Hats』という写真集。帽子デザイナー香山まり子さんの帽子が素敵ですが、こんなにバリエーションに富んで丁寧に撮られた帽子の写真集はなかなかないと思います。

usimaoda:潮田登久子 Tokuko Ushioda
パロル舎:HATS 帽子 潮田登久子
AGEEIJI:「HATS」 Photo:潮田登久子

なるほど”1992年から2004年にかけて”撮られた写真ということでとても長期間に渡って撮影されたもの。帽子というのは身につけることもできる”布の彫刻”というわけなんですね。フルカラーで70点。

10.23.2010

Luisa Lambri Julius Shulman 大橋富夫 - 建築写真 ルイーサ・ランブリ

(C)Taschen

アサヒカメラ 2010年11月号 今日の写真2010では ホンマタカシ倉石信乃氏、建築家の塚本由晴氏とで建築写真をトピックに対談されています。

内容については、アサヒカメラ 2010年 11月号を読んでもらうにして、個人的に関心のある内容なので、名前が挙がっていた写真家の名前をアーカイブしておきます。塚本氏はベルント&ヒラ・ベッヒャー(Bernd Becher and Hilla Becher)を挙げられていました。そのほか対談に出てきた(現代的な意味での)建築写真家は以下の通り。

大橋富夫氏
土門拳、林忠彦に師事。1960年以後、フリーのカメラマンとして活躍。(via:アユミギャラリー)
列島建築家訪問記 - 白鳥健二氏の建築を撮影したもの

Luisa Lambri(ルイーサ・ランブリ/ルイザ・ランブリ)
1969年、カント(コモ)に生まれ、現在はベルリンとミラノで活動。(via:SHIFT日本語版
Luhring Augustine - Luisa Lambri

Julius Shulman
1910年生まれ、アメリカ人
Julius Shulman - Wikipedia
Julius Shulman Film

Amazon.co.jp : Julius Shulman: The Last Decade
Luisa Lambri: Locations (Menil Collection)
Julius Shulman: Modernism Rediscovered
最高の建築写真の撮り方・仕上げ方 (エクスナレッジムック)
日本の民家 屋根の記憶―大橋富夫写真集
東京―変わりゆく町と人の記憶 (写真アーカイブ)

10.13.2010

Suzuki Kiyoshi: Hundred Steps and Thousand Stories 鈴木清写真展「百の階梯、千の来歴」 『流れの歌』(soul and soul) の復刊

(C)白水社

鈴木清(b.1943 福島県いわき市)
2008年のオランダでの回顧展に続いて、日本でもいよいよ10月末から。

東京国立美術館:鈴木清写真展『百の階梯、千の来歴
2010年10月29日(金)~12月19日(日)

対談
倉石信乃(批評家・明治大学准教授)×金村修(写真家)
日程: 2010年11月19日(金)
時間: 18:00-19:30
場所: 講堂(地下1F)
聴講無料 申込不要(先着150名)

青山ブックセンター:鈴木清写真集『流れの歌』(白水社)刊行記念トークイベント
鈴木清 Kiyoshi Suzuki (guganphoto) on Twitter

鈴木清 (写真家) - Wikipedia
Kiyoshi Suzuki - Wikipedia, the free encyclopedia
鈴木清・フォトギャラリー
Internet Photo Magazine Japan:鈴木清
鈴木 清オランダ写真展 / Kiyoshi Suzuki Soul and Soul 1969-1999
Noorderlicht:Soul and Soul 1969-1999 Kiyoshi Suzuki
Photobook review: "Soul and Soul" by Kiyoshi Suzuki - lens culture

白水社版『流れの歌』(soul and soul)は、Noorderlicht版と表紙のデザインが変わっています。本を手にとって見るのが楽しみです。

5B4: Soul and Soul by Kiyoshi Suzuki
photo-eye Bookstore | Kiyoshi Suzuki: Soul and Soul 1969-1999

10.11.2010

Kozo Miyoshi 2010.11.4-12.22 三好耕三「SEE SAW」 Vacantでも同時開催 写真集「ORIGIN」




田町のPhoto Gallery Internationalで見た "CONSERVATORY 1989"から水槽の絵柄の丹精なプリント。また神保町の古書店源喜堂でみつけた - 日本で撮影した写真とアメリカ(South West)で撮影した写真を一冊の本の中で並置した『Far East and Southwest: The Photography of Kozo Miyoshi

ともに強く印象に残っていて、ずっとまとまった展示を見たかった写真家 三好耕三氏の写真展が11月から。1983年の"See Saw"に未発表の写真を追加したものを構成した展示になるとのこと。

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PGI(Photo Gallery International) 三好耕三作品展「SEE SAW」
2010年11月4日(木)−12月22日(水)
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また原宿のVacantでも展示があるそうです。こちら(hitspaper)に詳細がありました。10月末より。

最後に刊行物関連では、近日 match and company, inc.より写真集「ORIGIN」が発売されるようです。こちらも楽しみ。

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THINK PIECE:VACANT 裏原宿の新たなカルチャー発信基地
Kozo Miyoshi 8x10.jp
Photo Gallery International - 三好 耕三
japan exposures:Kozo Miyoshi – from Shiogama Urato series
ゼラチンシルバーセッション
武蔵野美術大学:インタヴュー 三好耕三×赤羽佑樹・氏家愛・高山陽子(芸術文化学科4年)
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9.30.2010

Jeanloup Sieff, Yoshihiko Ueda ジャンルー・シーフの後藤久美子 上田義彦 小林良弘

(C)リトル・モア

3冊のタレント写真集をもっています。”伊東美咲写真集”は上田義彦氏の撮影、葛西薫氏と宮崎史氏のブックデザイン。スタイリングはソニア・パークさん。柔らかい光に包まれた被写体の写真がマットな紙に印刷されています。ソフトカバー。ロケは鎌倉。”藤あや子写真集”は1995年の出版。撮影 上田義彦氏、スタイリングが北村道子氏。装丁 小林良弘氏。モノクロプリントのトーンは上田氏お得意のハイライトとシャドーのないコントラストのない柔らかなもの。ロケは箱根の伝統のある高級旅館。

"I HAD A DREAM"はJeanloup Sieff(ジャンルー・シーフ)の撮影で1995年の出版。衣装が北村道子氏、造本が葛西薫氏。タレントさんの本は古書になるととても安いのでお買い得。編集や構成を勉強する参考書にもなります。ジャン・ルーの後藤久美子は細江英公氏の「鎌鼬」がスタイリングのヒントとしてあるのかなとそんな印象を持ちました。

上田義彦・広告写真という上田氏の仕事を紹介する本で目を惹くものとして(葛西氏との烏龍茶もそうですが)小林良弘氏と組んだ一連のサントリーの広告。広告の元気な時代であったことが伺え知れます。

Amazon.co.jp : I HAD A DREAM 後藤久美子写真集
美咲―伊東美咲写真集
藤あや子写真集
Jeanloup Sieff: 40 Years of Photography / 40 Jahre Fotografie / 40 Ans De Photographie (25)

9.17.2010

DVD再発 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

(C)バンダイビジュアル

パトレイバー2のように、シリーズの中でも異色といわれる映画
監督は映画『カラフル』原恵一氏。

2002年以来の再発です。色んな作品がプレミア化して見れなくなるのは作品にとっても、映画ファンにとっても不幸なことなので色んな作品が再発されることはいいことです。


9.11.2010

Ricoh Ring Cube "Editor's Choice 2010"雑誌が選ぶ、いま最も期待する若手写真家展

9月1日から9月19日まで「リング・キューブ(RING CUBE)」(中央区銀座5-7-2、三愛ドリームセンター9階、03-3289-1521)11時から20時(最終日は17時)入場無料

以下、リコーリングキューブのサイトより転載。

今回、本企画に参加いただく写真家および推薦くださった雑誌は下記のとおりです。
(※敬称略、写真家名五十音順)
推薦された写真家名 - (雑誌名/出版社名)
石毛倫太郎 - (BRUTUS/マガジンハウス)
江森康之 - (papyrus/幻冬舎)
君塚裕 - (CUT/ロッキング・オン)
・鈴木知之 - (東京人/都市出版)
谷口京 - (TRANSIT/ユーフォリアファクトリー講談社)
谷田政史 - (LEON/主婦と生活社)
塚田直寛 - (commons&sense / CUBE INC.)
野村佐紀子 - (Pen/阪急コミュニケーションズ)
馬場わかな - (an・an/マガジンハウス)
ジョナスベンディクセン(マグナム・フォト)(Newsweek日本版/阪急コミュニケーションズ)


リコー画廊で編集者が選ぶ写真家10人展、江森康之ら - 銀座新聞ニュース
フォトギャラリーRING CUBE (RINGCUBEgallery) on Twitter

8.08.2010

MOMATパスポートと鈴木清展 Suzuki Kiyoshi: 2010年10月29日(金)-12月19日(日)

(Via:)Lens Culture

海外では展示、また「流れの歌」の復刻があったものの、国内では没後まとまった展示がなかった鈴木清氏の回顧展が東京竹橋の国立近代美術館でこの秋に開催されます。

鈴木清展
Suzuki Kiyoshi
2010年10月29日(金)-12月19日(日)
*休館日:月曜日
Wikipedia:鈴木清

緻密に編み込まれた“書物”としての写真集づくりで、今日世界的に注目される写真家鈴木清(1943-2000)。自らの出自や同時代の社会、旅の時間や文学作品などをモチーフに、眼の前の現実と夢や記憶が自在に交錯する、重層的な作品世界を、初期作品〈流れの歌〉(1972年)や代表作〈天幕の街〉(1982年)、〈修羅の圏〉(1994年)などを中心に紹介します。(国立近代美術館のウェブサイトより転載)

ところで、MOMATには美術館を支援する制度として、たった50万の寄付金で賛助会員になることができ以下の特典を受けることができますが
1.会員証の発行
2.会員銘板の館内掲出
3.出版物への社名掲載
4.講堂・エントランスロビー等施設の利用
5.特別内覧会(開会式)及び特別展・共催展への招待

個人にはMOMATパスポートというものがあって、年間1000円という破格の値段で常設展示を中心に何度でも見ることができます。もうちょっと高くてもいいので年間企画展を含めた全ての展示をみることのできるパスもあるといいなと思います。

国債が膨らみすぎて予算が厳しくなるにつれて、これからなくなる美術館もあると思います。満遍なく全ての博物館、史料館、美術館を税金で支えるのではなく、いい企画をやる美術館には受益者がサポートしながら、かつ得もする。そんな形なら多くの美術ファンが納得すると思いますがいかがでしょうか。

それにしても国立近代美術館の賛助会員”SEIKOホールディングス株式会社”さんだけなんですね。今、賛助会員になったら目立ちますよ。

5.17.2010

笹岡啓子 Keiko Sasaoka - Park City

(C)インスクリプト

2010年 日本写真協会賞 新人賞を受賞された笹岡啓子さん。抑制が効いていて、継続性のあるプロジェクトへの取り組みは意外といないタイプ。おめでとうございます。
他の受賞者はこちら。川崎市市民ミュージアムの故・平木収さんや、北島敬三さんなど受賞されています。おめでとうございます。

INSCRIPT correspondence:【近刊】笹岡啓子写真集『PARK CITY』
pg-shop:笹岡啓子写真集「PARK CITY」 

photographers' gallery:笹岡啓子

5.13.2010

2010.5.13-7.10 : 川田喜久治 Kikuji Kawada 「ワールズ・エンド World’s End 2008 - 2010」 PGI

(C)岩波書店

東京・田町のPhoto Gallery Internationalでは、写真家・川田喜久治氏の写真展「ワールズ・エンド World’s End 2008 - 2010」が13日から。

2010.5.13-7.10 : 川田喜久治 「ワールズ・エンド World’s End 2008 - 2010」

日本の20世紀の写真史において重要な作品として必ず挙げられるのが東松照明氏の『〈11時02分〉NAGASAKI』 細江英公氏の『薔薇刑』そして川田喜久治氏の『地図』と言われている。(また、その装丁を担当した杉浦康平氏、横尾忠則氏によって写真集が単なる本を超えたオブジェとしての価値をもつこととなった)

(C)赤々舎


川田氏については、私も『地図』が画期的な写真集ということを聞いていたのだが、なにしろ本が絶版で非常に高価。またそのほかの作品集も再版されることは一度もなく目に触れる機会すらなかった。ところが数年前月曜社版の『地図』が1000部限定で発売。その後は、写真集『世界劇場 The Globe Theater』や『ラスト・コスモロジー』を閲覧したり、展示を見るようにしてきた。

ニコン チャンネル ; 川田 喜久治
デジカメWATCH:川田喜久治作品展「遠い場所の記憶:メモワール1951-1966」



川田喜久治 - Wikipedia
yasufumi terui: 川田喜久治
galerie camera obscura:Kikuji Kawada(pdf)
風の旅人〜放浪のすすめ〜: 戦後日本社会を疾走し続ける写真家 川田喜久治 
kikuji kawada | Tumblr
Kikuji Kawada : ‘Chizu – The Map’ Series (Photography Book) « Azurebumble
Conscientious | Review: Chizu (The Map) by Kikuji Kawada
phot(o)lia | The Map (Chizu). Kikuji Kawada.

Amazon.co.jp : 日本の写真家〈33〉川田喜久治
地図 - 川田喜久治写真集
Map
日本写真集史 1956-1986

5.07.2010

Osamu James Nakagawa オサム ジェームス 中川 ギャラリー冬青”リメインズ -残-2001-2009” 大阪ニコンサロン"BANTA"

ギャラリー冬青でなにをやってるのか見ると細江賢治写真展「瞬間的決定」1982~ "My Moments"が5月29日まで。

そして6月からはオサム ジェームス 中川写真展 ”リメインズ -残-2001-2009”とある。珍しい名前なので名前を聞いた記憶があるのだが、どんな写真家なのだろうかと少し調べて見ることにした。

ギャラリー冬青:オサム ジェームス 中川写真展 ”リメインズ -残-2001-2009”

Osamu James Nakagawa Official
ニコンサロン:Juna21 10周年記念展
Osamu James Nakagawa - John Simon Guggenheim Memorial Foundation
MoCP: Osamu James Nakagawa(b.1962; resides Bloomington, IN)
Ma -between the past- 過去の合間

バイオグラフィーによるとOsamu James Nakagawa氏は1962年東京生まれ。15歳の時にテキサス州・ヒューストンへ。アートの学士、修士号を取得。現在インディアナ大学でAssociate Professorとして在籍しているとのこと。(詳細な経歴 nakagawa_japanese.pdf)

モチーフと手法、そしてアーティスト自身が一体となった作品制作とはこういった作品群を示すのだと改めて勉強になった。”BANTA”のシリーズの作品集があるとのことですがアマゾンなどネットでは今のところ見つからなかった。



と思ったところ沖縄の言事堂という書店で扱いがあるようだ。
オサム・ジェームス・中川『BANTA』入荷しました

4.26.2010

金沢21世紀美術館 ホンマタカシ展 2011年1月8日(土)~2011年3月21日(月)

(C)毛塚合紙所

秋がきて冬になって新年を迎えて早々金沢でホンマ氏の写真展とのことです。

via:http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=19&d=856

金沢21世紀美術館 ホンマタカシ展

期間:
2011年1月8日(土)~2011年3月21日(月)
10:00〜18:00 (金・土曜日は20:00まで) 会場:
金沢21世紀美術館 料金:
<当日>
一般=1,000円
大学生・65歳以上=800円
小中高校生=400円

<前売・団体>
一般=800円
大学生=600円
小中高校生=300円

4.21.2010

菊池修 写真集 MONSTERと、(日本の)ドキュメンタリ写真のアップデート?

(C)リトルモア

資料があまりなく、写真集を見た上でしか書けませんが、またいつものように自分の都合のいいように解釈したいと思います。今日見たのはこの写真集。

菊池 修 写真集 MONSTER

この写真集はノンフィクション/エッセイにカテゴライズされている。

菊池修氏は、戦場で撮影しているカメラマンとのことですが、このシリーズは戦地ではなく日本にいるHIV陽性のゲイの方に、海外からの仕事の依頼がきっかけとなって出会って撮影するところから始まる。

この写真集には長期に渡って撮影された写真が収録されているため、被写体も時間とともに変わっていくのが見れるが、撮影者である菊池氏の被写体に対する向かい方(距離感ではない)にも変化が生じていることが見て取れる。

それは自分を写真に写しこむようなことがないようでいて、あるような(スナップショットの手癖)未分化の状態から、縦位置のポートレートになると被写体に丸腰で飛び込んでいっているようにも見える。

私自身は、写真という手法においてのドキュメンタリーを特別視もしないし、強い関心があるわけでもない。興味をもった写真がドキュメンタリであってもいいし、なくてもいい。

ただ旧来の例えば70年代頃の公害をテーマとして扱ったドキュメンタリなどにはなんだかいまだに嫌悪感を引きずっているからこそ、この菊池修さんのドキュメンタリを軸とした写真は興味がひくものだった。書店などでぜひ手にとって、買うのがもったいないようであれば図書館にリクエストをだすのもいいかもしれない。

『菊池修写真集 MONSTER』~共に居るということ
写真集の狩人:HIV感染者の7年の実録 「MONSTER」 菊池 修写真集 (リトルモア・3200円+税)

*余談だが千葉日報のこのシリーズのマリオジャコメリの回で”痛撃の念写”というタイトルがつけられているが”念写”といまだに書いてしまうことはいかがなものだろうか。