なるほどRadius Booksの本の出来の良さにはこの分野のキーマンである彼の存在が欠かせないようです。Lee Friedlander: New Mexico Debbie Fleming Caffery: The Spirit & The Fleshなどが既刊。John GossageとAlec Sothの共著 The Auckland Projectがこれから控えている。
そこで"Betty"でソートすると(on;http://www.gerhard-richter.com/)ソースとなった写真の断片や絵画となったものが表示され(この一連の作品をひとつの"Betty"に向けられ参照したものとして仮定して)年代順でみていくと"Atlas Sheet"→Oil on canvas→再び"Atlas Sheet"→11年を経てOil on canvas→写真にペイントしたもの→段ボールにオフセットプリントしたものと展開していったことが確認できます。
Liliane Bettencourt Prix de la Photographieというのが近年できたそうで、まだ詳細はよくわからなかったのですが、なんでもこの"Lilliane Bettencourt"という方は、あのL'Oréal(ロレアル)の創業者の娘で、ヨーロッパでも有数の資産家ということで(世界で三番目にお金持ちの女性で、フランスで二番目のお金持ち...とのこと)文化的事業や、医学の発展などにも出資している方とのこと。
その彼女が出資した写真賞"Liliane Bettencourt Prix de la Photographie"が2008年に創設され2010年の受賞者はStephen Waddell(b.1968 Vancouver)というカナダ人のアーティストが選ばれました。この方はJeff Wallの元で写真を学んでいたそうです。
折りたためる体裁だからそれほど強度はない(とはいえ600デニール ポリエステル ポリメッシュ)ものの、その折りたためてぺちゃんこになるという性質と、バック本体の軽さ(500グラム)が個性となっているバック。外寸:14.5 X 44.0 X 41.0 cm で実売されている価格は5000円台。(Amazonでは4千円台)
ARE YOU SURE???(まじ消すよ?)"Fuck yeah"(やれ)か"Shit,no"(くそ、やっぱやめる)と最終確認。ここで"Fuck Yeah"を選択。
静かにスタートします。ところが、削除されたTweet数(Number of tweets deleted)の表示が変わりません。下に書かれているようにバグがあって機能していないんだろうと思って"STOP IT"をクリックして自分のツイッターアカウントを見るとゆっくりですがツイートは削除されていました。
アメリカ・ミネアポリスの写真家 Alec Soth(アレック・ソス)についてのTweetが多めですが、現在 Walker Art Centerで開催中の"From Here to There: Alec Soth's America"のカタログが届いて、その編集のリズムがとてもよかったので簡単に紹介したいと思います。表紙は布張りで本の内容をユーモアを交えて伝えています。この表記の形式を以前どこかで見たことがあるのですが、いったいなんだったか。車の修理のマニュアルのような、いずれにしても何かその手のガイドブックをパロディにしています。
前書きが来て、初期(90年代)のモノクロフィルムで撮影されたシリーズ。その間に区切りのいいところで織り込まれるなんともセンスがよくて安っぽい赤色の薄い紙を使ったページには、彼がブログに書き留めたエッセイがそのまま転載されています。著名な写真集のタイトルのこと(彼によるとエグルストンの写真集のタイトルはチャンピオンとのこと)"Soth"ってどう発音するのっていう質問に対する回答や、「ブログのコメントにアナログ VS デジタルかなんて議論はやめてくれ」といったものまでシリアスなものからユーモラスなものまで、インタールードとして彼の考えが差し込まれています。(例えば The Ballad of Good and Bad Titles « Alec Soth's Archived Blog)
Siri EngbergがJoel Sternfeldや映画の「パリ、テキサス」(ヴェンダースの映画に夢中だった時期があったそう。)Edward RuschaやWilliam Egglestonを引っ張ってきて解説している "Welcome to Utopia"というエッセイを導入部にして、代表作 "Sleeping By the Mississippi"が続きます。
いわゆる一般的な(中間)回顧展のカタログと同じように時系列順に作品が並べられているのですが、アメリカに拠点を置く作家自身がもっているであろう(都市以外の地域にひろがる)アメリカに対する愛情とシニカルな思いや、そこに住む人を見る時に湧き上がってくる感情が入り混じって現れてくる ”アメリカ性”と、形式として先人の写真作品からの影響と引用という”アメリカの写真の系譜”とを、装丁と編集と写真イメージが一緒になって一冊の本として形となった、カタログとして稀有によく出来た本だと思います。定価は60ドルですが円高のおかげでちょうど妥当な価格で入手可能です。サイズは 25.7 x 20.6 x 2.8 cmということでほぼB5サイズでお菓子のプリッツの箱くらいの厚さでハードカバーです。
簡単にいうとティーンの女の子がパンクバンドを組むって話。セックスピストルズのギター、The Clashのポール・シムノンなんかもゲスト出演。試写での反応が芳しくなく、お蔵入りになりかけていたのがミニシアターで上映されDVD化されるまでになりライオットガール"riot grrrl"ムーブメントに影響を与えていた映画だそうです。同様に虹色のアフロヘアーの男の話、Rainbow Man John 3:16という映画もカルトヒットだそうですが、私はしりませんでした。