9.28.2011

Lise Sarfati リーズ・サルファティ ポートレート

(C)Magnum Photos Inc

Lise Sarfati(リーズ・サルファティ)
1996年、ICP賞ジャーナリズム部門受賞。同年フランスではニエプス賞を受賞。

アルジェリア生まれ、後にフランスへ。撮影はロシアやアメリカでされたもの。思春期の身体、精神ともに複雑な過程にある少女、少年を撮影したポートレート。撮影者であるリーズ・サルファティの存在を感じさせない写真であると同時に(マグナムに参加していながらも)よくコントロールされた写真はアーティスティックな強い表現。思春期の複雑な感情、壊れやすさなどと安易に表せるほど単純な写真ではなく見飽きない。オフィシャルサイトで評論や写真など多くの情報を見ることができます。


Lise Sarfati from FLY16x9 on Vimeo.


Lise Sarfati - Official Website
リーズ・サルファティ (LISE SARFATI - マグナム・フォト)
Yossi Milo Gallery - Artists - Lise Sarfati

マグナムの直販でプリント付きの写真集(破格の6万円弱)を売っているのが気になります。絵柄はこれのようですね。

マグナムストア
Fashion Magazine
The New Life: La Vie Nouvelle
Twin Palms : The New Life: La Vie Nouvelle - Limited Edition
Immaculate
Lise Sarfati: Acta Est

9.27.2011

From Twin Palms // Ryan McGinley "You and I" & Arne Svenson


(C) Twin Palms 

TWIN PALMS PUBLISHERS • TWELVETREES PRESS
 

ツインパームスからこれから出る写真集、Ryan McGinley以外はほとんどどれもあまり知られていない写真家で、一癖ある面白い本なのでざっと。


Featured Artist: Gary Briechle | Obscura
West Collection : John Schabel
PBS : John Schabel Interview
Prison Photography : Arne Svenson
Julie Saul : Heads: a group exhibition
Ryan McGinley
You and I by Ryan McGinley (バックオーダー)

twitter : @twinpalmsbooks

Amazon.co.jp : Antonio Lopez: Instamatics
Gary Briechle
John Schabel - Passengers
Arne Svenson - Unspeaking Likeness
Ryan Mcginleya - You and I

9.26.2011

Art 21: Art in 21st Century:



アメリカの公共放送PBSの連続シリーズ"ART21"
日本のアマゾンでも入手可能ですが、リージョン1のみ。公式サイトでも公開されていて現在のところ日本からでも視聴可能。

Youtube : ART21 Official
Art21 . Artists A to Z | PBS

日本でも NHK教育 schola (スコラ) 坂本龍一 音楽の学校といういい番組があるのでアートでもいいシリーズものの番組が出来るといいなぁと思います。

Amazon.co.jp : Art 21: Art in 21st Century Season 1 [DVD] [Import]
Art 21: Art in 21st Century [DVD] [Import]
Art 21: Art in 21st Century: Season 4 [DVD] [Import]
Art 21: Art in 21st Century: Season 5 [DVD] [Import]

New York by Magnum (When in...) Paris by Magnum (When in...)



Magnum Contact Sheets という本が話題になっていますが (コンタクトみせなきゃならないって写真家も大変)、同じくマグナムのFlammarionから出る2冊の本。価格も安く、表紙も土産もののポストカードのようなデザインでどんな本になるか楽しみです。



詳細はまだ出ていないので年末まで待ちたいと思います。

Magnum Photos

Thames & Hudson : Magnum Contact Sheets: Design # 2 – The Jacket

Amazon.co.jp : Paris by Magnum (When in...)
New York by Magnum (When in...)
Magnum Contact Sheets
The Contact Sheet
写真家のコンタクト探検―一枚の名作はどう選ばれたか
CONTACTS. [DVD]

9.25.2011

Joel Meyerowitz: Taking My Time ジョエル・マイロウィッツ Phaidon Press



Joel Meyerowitz(b.1938 New York)

1962年 アンリ・カルティエ・ブレッソンやロバートフランクに影響を受け、ストリートフォトグラファーとして始めます。のちに大型カメラとカラーフィルムを導入した撮影に70年代着手します。その成果が1979年 Cape Lightというケープコッドに取材した一冊の写真集になります。近年初期のストリートスナップ(カラー/モノクロ)も公開されるようになり、彼の仕事の集大成となる書籍がPhaidonから発売されます。

Joel Meyerowitz Photography, LLC
Joel Meyerowitz - iN-PUBLiC | The home of street photography
the guardian : the Format International Photography Festival - in pictures
ジョエル・マイロウィッツ(Joel Meyerowitz)プロフィール

**

Frontline : Joel Meyerowitz Interview(9.11の後のグラウンドゼロの撮影についてのインタビュー)(PBS -Public Broadcasting Service アメリカの公共放送)
Phaidon : Joel Meyerowitz's World Trade Center Archive

「何があなたをグラウンドゼロに向かわせたのですか?」
何か役に立つことをしようとすることが大事だった。だからといって2.3日後に何かすることは門が閉じられたいたこともあって出来なかった。写真撮影は許されていなくて、またその重要性に管理者が気づいていなかった。ニューヨーク市美術館に電話して、レター(許可)を得るのに尽力した。警察にそれを見せて9月23日からあそこに入った。

第一印象は、落下物の激しいカオス。見たことの無い迫り来るいくつもの瓦礫が重なっていて現代の大惨事だった。最初のタワーを通り過ぎたときに、身震いを感じなくなるには1日もかからなかった。喪失感と、冷酷さと入り混じった気持ちでいた。

「亡くなった方たちと繋がりを感じましたか?」
5ヶ月間落ち着いて眠ることが出来なかった。何度もあの場所にいることで、どのように亡くなったかそんな共感を通してつながっていたと思う。

「どのように撮影を進め、どんな影響を与えたか語ってもらえますか」
この残骸、アフターマス(災害の後の状態)をヴューカメラで精緻に記録することで未来に伝える記録を残すことが大事だと初めの段階から悟った。将来これらの写真を見た人が芸術作品ではなく、ひとつの歴史として、ここで何があったのか、この現場で瓦礫を目前にしたかのように。そのために自分がカメラであるかのように無感覚で冷静に。見たものは全て未来の人の為に撮影した。

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かいつまんでこここまで訳しながら書き写しましたが、他には撮影されたものについて、Evil(悪)について(悪の存在を信じるか)、神はあなたにとってどんな意味を持つか、美と恐ろしいものとのせめぎあい、また神の存在をそこにみたかなど、アメリカらしい質問が続きます。彼自身は、目の前の惨状に圧倒されつつも、写真家として冷静に記録を残そうと夢中だった様子がインタビューから伝わってきます。


上の動画は彼のストリートスナップの様子を伝えるもの。終始周りの状況を見て、常に撮影している写真家の姿です。

Amazon.co.jp : Joel Meyerowitz: Taking My Time
Cape Light: Color Photographs - A New Expanded Edition
Japan 1945: A U.s. Marine's Photographs from Ground Zero
日本の写真家〈23〉山端庸介
New York September 11

国書刊行会 Masterpieces of Japanese Photography 日本写真史の至宝シリーズ



国書刊行会が復刊した2005年から2007年にかけて出版していた、貴重な日本の写真集の復刊プロジェクト。表紙は何度かみたことがあるものの身近ではもっている人はいません。

国書刊行会 : 日本写真史の至宝
安井仲治、小石清、平井輝七たちが所属していた大阪の浪華写真倶楽部
丹平写真倶楽部 | 現代美術用語辞典ver.2.0 β版
躍動する昭和 木村 伊兵衛 展(2011/01/21 ~ 2011/03/06)
小石清 - Wikipedia
安井 仲治|タカ・イシイギャラリー
日本写真会/福原信三(創設者)
Japan Photo Info : Berlin – Tokyo – Berlin? Some thoughts on the asymmetry of the relationship of Japanese and German arts in the 20th century

浪華写真倶楽部に所属していた 小石清 "初夏神経"(英語タイトル Early Summer Nerve)は Nazraeli からも2005年に復刻版が発売されていました。初版が出版された当時は亜鉛板の表紙だったそうです。このあたりの情報、日本の場合どこかで断片的に記事を読んだ記憶があるのですが、インターネット上にはまとまった情報もみつかりませんでした。Wikipediaなどのリンクも貼っていますが、ウィキペディアという性格もあって参考程度に。

そういった状況にあってFerdinand Brueggemann(フェルディナンド ブリュゲマン - 写真史家)さんの Japan-Photo.infoというサイトは、インターネット上において日本の写真について知るいい手がかりになっています。

Amazon.co.jp : 光画傑作集 (日本写真史の至宝)
木村伊兵衛 - JAPAN THROUGH A LEICA (日本写真史の至宝)
丹平写真倶楽部 光 (日本写真史の至宝)
堀野正雄 - カメラ・眼×鉄・構成 (日本写真史の至宝)
小石清 - 初夏神経 (日本写真史の至宝)
安井仲治写真作品集 (日本写真史の至宝)
福原信三 - 巴里とセーヌ (日本写真史の至宝)
Early Summer Nerves(Nazraeli)
日本の写真家〈15〉小石清と前衛写真

12月からの東京都写真美術館

東京都写真美術館 : 年間スケジュール

ストリート・ライフ ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち
2011年12月10日 ( 土 ) ~ 2012年1月29日 ( 日 )
トーマス・アナン、ジョン・トムソン、ビル・ブラント、ブラッサイ、ウジェーヌ・アジェ、アウグスト・ザンダー、ハインリッヒ・ツィレ

Thomas Annan - The Old Closes and Streets of Glasgow
トムソン写真の世界
John Thomson (photographer) - Wikipedia, the free encyclopedia
ビル・ブラント |アジェ・フォト 作品とプロフィール 世界の有名写真家
Art Photo Site : ブラッサイ(Brassai)プロフィール
ウジェーヌ・アジェ - Wikipedia
MoMA | The Collection | August Sander. (German, 1876-1964)
Heinrich Zille - The New York Times > Arts > Slide Show


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日本の新進作家展vol.10 写真の飛躍
2011年12月10日 ( 土 ) ~ 2012年1月29日 ( 日 )
北野謙、佐野陽一、添野和幸、西野壮平、春木麻衣子

北野謙オフィシャルサイト -Ken Kitano-
写真の蓋然性 : 佐野 陽一 さの・よういち(美術家)
添野和幸HP
西野壮平 - Sohei Nishino
春木 麻衣子 - TARO NASU

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幻の写真家・堀野正雄展(仮称)
2012年3月6日 ( 火 ) ~ 5月6日 ( 日 )
堀野正雄 - Wikipedia
i heart photograph: masao horino
Masao Horino - Wikipedia, the free encyclopedia
Harper's Books :Kikai to Geijutsu to no Koryu / The Correspondence [or Cultural Exchange] between Machine and Art Price: $6,000.00
A JAPANESE BOOK : HORINO Masao. Nihon no Shashinka : Horino Masao (1997)
機械と藝術との交流
Lens Culture : The ultimate list of Japanese photography books. Not!
Christie's : TAKAHO ITAGAKI
国書刊行会 : カメラ・眼×鉄・構成

**

フェリーチェ・ベアトの全貌(仮称)
2012年3月6日 ( 火 ) ~ 5月6日 ( 日 )
フェリーチェ・ベアト - Wikipedia
Views of Japan. / Felice Beato. - NYPL Digital Gallery
Felice Beato's Japan - MIT Visualizing Cultures

**

Amazon.co.jp : Glasgow Victoriana: Classic Photographs by Thomas Annan
China: Through the Lens of John Thomson (1868-1872)
Bill Brandt Behind the Camera: Photographs, 1928-1983 (Aperture Monograph)
Brassai Paris: 1899-1984 (Taschen 25th Anniversary Special Editins)
Atget: Paris
Antlitz der Zeit. Sonderausgabe
Das alte Berlin: Photographien 1890 - 1910
our face―日本に暮す様々な人々3141人を重ねた肖像
ART iT Online Store: 春木麻衣子『possibility in portraiture』
日本の写真家〈12〉堀野正雄
堀野正雄 - カメラ・眼×鉄・構成 (日本写真史の至宝)
Felice Beato: A Photographer on the Eastern Road

9.23.2011

Sleep Party People デンマーク ウサギの耳バンド



Brian Batzというデンマーク人のプロジェクト。この映像でたまたまウサギの格好をしているのかと思いきや、常にこれのようです。Vo.の声にヴォコーダー処理。耳がヒラヒラしているのはやっぱりイヤ。

と思っていたら、ウサギのお面とった。ウサギのお面がついていると話題になりやすいですからね。
POLITIKEN.DK : Krøllet vokal synger fra dukkehuset i syrehaven


デンマークの多くのバンドは英語で歌って国内で注目されるとロンドン→ニューヨークと移動してキャリアを重ねていくようです。

Soundcloud : Brian Batz
SLEEP PARTY PEOPLE | Free Music, Tour Dates, Photos, Videos
When the sun hits : Interview: Brian Batz of Sleep Party People.
The Copenhagen X Sessions

iTunes : Sleep Party People
ベスト・クルセイダーズ (CCCD)
RAH リアルアクションヒーローズ ダフトパンク DAFT PUNK No.526 GUY-MANUEL de HOMEM-CHRISTO & No.527 THOMAS BANGALTER(トロン:レガシーVer.)2体セット

Documentary Films ドキュメンタリ映画 メモ

亀井文夫
亀井文夫とは - はてなキーワード
戦ふ兵隊 戦記映画復刻版シリーズ 9 [DVD]

想田和弘
想田和弘 - Wikipedia
観察映画の周辺 Blog by Kazuhiro Soda
選挙 [DVD]

佐藤真
佐藤真 - Wikipedia
阿賀に生きる [DVD]
SELF AND OTHERS [DVD]

エロール・モリス
IMDb : Errol Morris
死神博士の栄光と没落
Mr. Death: The Rise and Fall of Fred A. Leuchter, Jr.
Mr Death: Rise & Fall of Fred a Leuchter Jr [DVD] [Import]
http://youtu.be/cEepTHit_2g
http://youtu.be/niBw8JakaFg
「ロイヒター・レポート」のウソ

リティー・パニュ
リティー・パニュ - Wikipedia
S21 クメール・ルージュの虐殺者たち
S21 クメール・ルージュの虐殺者たち - YIDFF
http://youtu.be/A1duX0SM_GE

ミゲル・リッティン
ミゲル・リッティン - Wikipedia
戒厳令下チリ潜入記
http://video.google.com/videoplay?docid=1859733182923582382
戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険 (岩波新書 黄版 359)
「戒厳令下チリ潜入記」(前編) Acta General de Chile | Veoh.com
「戒厳令下チリ潜入記」(後編) Acta General de Chile | Veoh.com

Laurent Chevallier - AlloCiné
ジャンベフォラ 聖なる帰郷

http://youtu.be/8RMQOXOesnk
ジャンベフォラ~聖なる帰郷~ [VHS]

Dusan Hanák
Dušan Hanák - Wikipedia, the free encyclopedia
Dusan Hanak
百年の夢
http://movie.goo.ne.jp/movies/p16539/comment.html
Pictures of the Old World (1972) - IMDb
http://youtu.be/_NYz1A6aQ7k
Pictures of the Old World http://youtu.be/gujZpr3XuAQ

Jonas Mekas
Reminiscences of a Journey to Lithuania (1972)
http://youtu.be/3p57X5dqYM0

Steve James
Stevie (2002) - IMDb
Steve James (producer) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://youtu.be/Qyuv2wpnypU
Stevie [DVD] [Import]

Joe Berlinger and Bruce Sinofsky
Paradise Lost: The Child Murders at Robin Hood Hills
Paradise Lost - Wikipedia
Paradise Lost: The Child Murders at Robin Hood [DVD] [Import]
Paradise Lost/Revelations:Paradise Lost 2 [DVD]
http://youtu.be/Tfj_bVIwyeA

Daniel Gordon and Nicholas Bonner
Crossing the Line
http://youtu.be/qHAMAwIWciA
Crossing the Line (documentary)
Crossing the Line (2007)

The Game Of Their Lives
The Game of Their Lives (2005) - IMDb
http://youtu.be/fZcARgTqADU

Claude Lanzmann
SHOAH(ショア)
ショア [DVD]
ショアー
Shoah (film) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://youtu.be/BbGO3x6JkxQ
http://youtu.be/5W0WcZu9O74

姫田忠義
姫田忠義 - Wikipedia
姫田忠義とは - はてなキーワード
http://youtu.be/LWwFt8dlt6o
忘れられた日本の文化―撮りつづけて30年 (岩波ブックレット)

Naudet Brothers(ナウデ兄弟)
9/11 (film) The Naudet Brothers
Youtube(CBS Version)

Pink Floyd - Live at Pompei
Google Video
Live at Pompeii [DVD] [Import]

ドゥシャン・マカヴェイエフ
WR:オルガニズムの神秘
WR: MYSTERIES OF ORGANISM
http://youtu.be/-FNha0znnnA

東京国立近代美術館: 特集・逝ける映画人を偲んで 2004-2006

Journey to the Center of a Triangle (1977) 三角形の中心への旅



Bruce & Katharine CornwellTektronics 4051 Graphics Terminalというコンピューターを使って描画した幾何学をモチーフとしたアニメーション。三角形の中心点をコンピューターが導く過程が優雅に描かれています。

Katharineさんは元々第二次大戦のときにコンピューターを使った爆撃についての統計分析に従事、BruceさんはTV用のグラフィックを提供する仕事をしていたのだそう。やがて二人は出会って結婚して、生まれたのがこのアニメーション。アイデアのソースとしてディズニーの映画 "Donald in Mathmagic Land (1959) "が念頭にあったそうです。

(via: MF)
オリジナルの動画ファイルがwww.archive.orgで公開されています。

第一回キヤノンフォトグラファーズセッション

第一回キヤノンフォトグラファーズセッション
立木義浩・ハービー山口
応募期間 2011年9月1日-2011年10月21日必着

1stセッションからファイナルセッションまで計3回のセッションを実施。参加者全員 修了時にフォトプレッソにて写真集作成。2名選考された方は銀座ニコンでの写真展。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンフォトグラファーズセッション事務局
03-3542-1831
<受付時間> 平日 10:00 ~ 18:00

Roads and rain by Abbas Kiarostami アッバスキアロスタミ 映画監督の撮る写真

the guardian : Roads and rain by Abbas Kiarostami / Abbas Kiarostami's best shot
8月にロンドンのPurdy Hicks galleryで開催されたイランの映画監督アッバスキアロスタミの写真展の情報。(画像あり)

他に映画監督で写真を撮って発表している(されている)人といえば、タルコフスキーのポラロイド、キューブリックの端正なスナップ写真、ソフィアコッポラの瑞々しい映画のスチル写真。キューブリックは元々プロのカメラマンでした。他にももっと沢山いるはずだが...

**

タルコフスキー
JJPOLLET : Instant light Tarkovsky Polaroids
Culture Vore : Tarkovsky Stops the Flight of Time
Dangerous Minds : Tarkovsky’s Polaroids

キューブリック
Retronaut : Chicago, 1949, by Stanley Kubrick
One frame: Stanley Kubrick - British Journal of Photography
Stanley Kubrick | Photography | Phaidon
Giunti : Stanley Kubrick

ソフィアコッポラ(は撮っている姿しかなかった)
Anyonegirl : Sofia Coppola ‘Somewhere’ Interview
smh.com : The quiet achiever

**

Amazon.co.jp : Instant Light: Tarkovsky Polaroids
スタンリー・キューブリック ドラマ&影:写真1945‐1950
Stanley Kubrick
Stanley Kubrick: Drama & Shadows: Photographs 1945?1950
ソフィア・コッポラ写真集 SC

9.22.2011

EU・ジャパンフェスト日本委員会 In-between 日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ

ヨーロッパの写真家が日本を見る

写真展「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイvol.13」in トゥルク (Turku) 2011
会期:2011年9月21日~10月16日
会場:Governor's House
出品作家:カッレ・カタイラ(Kalle Kataila)(フィンランド)、クリスタ・モルダー(Krista Molder)(エストニア)

トゥルク (Turku)はフィンランド南西部の町。

写真集「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ」 
写真プロジェクト 撮影の実績 アーティスティックディレクター:菊田樹子氏/ 倉持悟郎氏
Anders Petersen - Okinawa
Mark Power - Miyazaki
JITKA HANZLOVÁ
Karin Borghouts - Japan
Stephen Gill
Pentti Sammallahti
Francoise Huguier - Japanese Bath

**

日本の写真家がヨーロッパを見る


写真集『In-between』1-14 (以下アマゾンのリンク) 
In-between 2 港千尋 フランス、ギリシャ
In-between (4) 小野博 オーストリア、スロベニア
In-between (5) 本山周平 ルクセンブルグ、オランダ
In-between 6 野村恵子 イタリア、スウェーデン
In-between 7 松江泰治 イギリス、スロバキア
In-between 8 鬼海弘雄 ポルトガル、マルタ
In-between 10 今井智己 リトアニア、ベルギー
In-between 11 吉増剛造 アイルランド
In-between 13 野口里佳 チェコ、キプロス

**

EU・ジャパンフェスト日本委員会について : 委員会設立の経緯
EU・ジャパンフェスト日本委員会
アーティスト支援制度 - Tokyo Art Navigation

9.21.2011

Contemporary Photographers Toward A Social Landscape (George Eastman House) Nathan Lyon (1966)



Horizon Press (1966)
artscape : 「コンテンポラリー・フォトグラファーズ」展 

Nobuyoshi Araki 荒木経惟展「彼岸」ラットホールギャラリー July 22 – September 25, 2011



ラットホールギャラリー(RAT HOLE GALLERY)
荒木経惟展「彼岸」

2011年7月22日(金)〜9月25日(日)
Nobuyoshi Araki "Higan"
July 22 – September 25, 2011
Gallery closed: Mondays

荒木経惟オフィシャルサイト -arakinobuyoshi.com-
甘露書房 KANROKANRO > 荒木経惟ページ
松岡正剛の千夜千冊『写真ノ話』荒木経惟
ilove.cat : 写真家・荒木経惟 × チロ 「日本で一番有名な猫」
Culture Power - 荒木経惟・大舘奈津子(一色事務所)×岡部あおみ

Nobuyoshi Araki - Wikipedia, the free encyclopedia
ARTiT : Araki Nobuyoshi
wayneford's posterous : For Japanese photographer Nobuyoshi Araki, 'All Women are Beautiful'
Galerie Steph : Nobuyoshi Araki: All Woman Are Beautiful


荒木氏で、写真集といえばさっちんセンチメンタルな旅・冬の旅がまず挙がります。多作なので選びにくいのですが、私の今日の時点でのお勧めはこの三冊。

東京人生SINCE1962
東京は、秋
冬へ―Tokyo:a City Heading for Death

新刊もまた出るようです。Bound for GloryはTaschenから。

完全版 写真ノ話
Bound for Glory

9.20.2011

ネガカラーフィルム 135 36枚撮 バルクまとめ

【コダック】
35ミリカラーネガフィルム NEWポートラ400 36枚撮り5本パック 3,900円 (税込)
カラーフィルム ULTRA MAX 400 36枚 20本 3,780円 (税込)
ULTRA MAX 400 36枚撮 20本入 4,290円 (税込)

【富士フィルム】
SUPERIA PREMIUM 400 36枚撮り【お買得5本セット】 3,150円 (税込)
PRO400 36枚撮り 5本パック 3,400円 (税込)
スペリア  エクストラ400 36枚撮り5本パック 1,900円 (税込)
業務用カラーフィルム ISO400 36枚撮10本パック 3,000円 (税込 3,150 円)
FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400 36EX 10本 英文 2,980円 (税込)
業務用 ISO 400  36枚撮り 30本入り 9,380円 (税込)

【アグファ】
AGFA VISTA 36枚撮りカラーネガフィルム 10本パック 5,500円 (税込)

【その他】
Solaris ソラリス100(36枚撮り・35mm)フィルム10本セット 3,780円 (税込)
NEOPAN PRESTO400 1,380円 (税込)
TX 400 36EX 3本パック 1,229円 (税込 1,290 円)
PX 600 ポラロイドカメラフィルム SILVER SHADE 600カメラ専用 2,250円 (税込)

通販でもフィルムの扱う店は随分少なくなりました。こちらは9月26日に閉店とのことでザ閉店セールをやっています。気軽に沢山撮れるのが35のいいところですが、なかなか気楽ではなくなってきました。ポラロイドのフィルムがまた生産されて出回っているのは明るいニュース。あとはヨドバシなど実店舗に頑張ってもらいます。

トキワカメラ
アイテムポスト

PEN 写真特集 2011 10/1号 No.299 伝える写真。

今月の雑誌のPEN(ペン)前半部分、東京フォトとのタイアップで写真特集。楽しかった。ページ中ほどには紙をかえて「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展から何カットかのイメージが掲載。

Pen Online
Pen Magazine (@Pen_magazine) on Twitter

個人的には、”ネオドキュメンタリーの旗手、5人の力。”という特集が知らない写真家の活動も知ることが出来て面白かった。(*JR(フランス) *ミケル・ソボツキー(南アフリカ)*リチャード・モス(アイルランド) *マーティン・コラー(スロバキア)*ジュディ・スタークマン(アメリカ)が取り上げられていた)プロの編集の入っている雑誌はやはり読みやすいし、(タイアップは大人の寛大の気持ちで読み進め)隔月くらいで半分のボリュームでいいからこんな情報を伝えてくれる写真雑誌があったらいいのになぁ~。

Amazon.co.jp : Pen (ペン) 2011年 10/1号 [雑誌]
楽天ブックス : Pen (ペン) 2011年 10/1号 [雑誌]
7net : Pen(ペン) 2011年10月1日号
Pen (ペン) 2010年 10/1号 [雑誌]

IMPOSSIBLE - Project Space Tokyo * 荒木経惟「ブラックフレーム 遺影」
[youme.2010] 人は人 我は我なり されど仲よき哉日誌 マイケル・ソボツキーとギデオン・メンデル
JR - Artist
Mikhael Subotzky Archive
Richard Mosse | Photography
martinkollar.com
Agence VU - Martin Kollar
Judy Starkman

Amazon.co.jp : Martin Kollar: Nothing Special
Aperture 203: Summer 2011

Triumph of the Nerds : An Irreverent History of the PC Industry コンピューターの歴史 スティーブジョブス ナーズの勝利



マイクロコンピューターが産まれる過程にいたキーパーソンが全員出てくる有名なドキュメンタリー。

Triumph of the Nerds: The Rise of Accidental Empires (1996) by Robert X. Cringely
Google Video : 01 02 03
Youtube : Triumph of the Nerds 01 02 03 04 05 06
Amazon.co.jp : Triumph of Nerds 1-3 [DVD] [Import]

PBS : Triumph of the Nerds: A History of the Computer
Triumph of the Nerds - Wikipedia, the free encyclopedia

9.19.2011

Montreal Biosphere モントリオール バイオスフェア バックミンスターフラー ジオデシック・ドーム



(via:CABINET Issue 32 Fire Winter 2008/09)

カナダ・ケベック州 モントリオールにあるモントリオールバイオスフェア(Montreal Biosphere)
ジオデシック・ドーム 1967年のモントリオール万国博覧会のアメリカ館としてバックミンスターフラー(Richard Buckminster Fuller) がデザインしたもの。それが1976年に一度燃えたと話には聞いてはいたのですが、写真ではみたことがありませんでした。そんな話をしていてちょうどみつけた写真。燃えても美しい。

この建造物に関して、The Canadian Centre for ArchitectureでのTanget Series というカナダの建築研究機関のプロジェクトに参加した畠山直哉氏が別の展覧会(神奈川県立美術館 - 今日の作家XI 鷲見和紀郎・畠山直哉)で発表した写真作品がある。

また一番上の画像で引用した"CABINET"は幅広いトピックを扱い写真作品も販売している雑誌のようですが、そちらもまたの機会に紹介してみようと思います。

 
Montreal's Biosphere: Museum of Water from Mediamar on Vimeo.

How to get to the Biosphère? (バイオスフェアまでの行きかた)

なお、元々バイオスフェアと呼ばれていたこの建築物は2007年に政府が買い上げて 現在では環境博物館 (musée de l'environnement - environment museum) と呼び名を変えたそうです。

ジオデシック・ドーム
カナダ・モントリオール市の環境学習施設 その(2)バイオスフィア
Montreal Biosphere - Wikipedia, the free encyclopedia


Amazon.co.jp : バックミンスター・フラーの世界―21世紀エコロジー・デザインへの先駆
Cabinet 16: The Sea (A Quarterly of Art and Culture)
Cabinet 26: Magic

9.18.2011

TECHNODON IN TOKYO DOME YMO Yellow Magic Orchestra イエローマジックオーケストラ 東京ドーム

テクノドン・ライヴ - Wikipedia
Amazon.co.jp : TECHNODON IN TOKYO DOME [DVD]

VHSでしか見ることが出来なくて音楽に詳しい先輩によく見せてもらっていてなかなかDVDにならないことを毎回話していました。それがいよいよDVD化。同じ時期に、ナンゴールディンが制作風景を撮った写真集 NOT YMO もありました。Youtubeに動画がもしかしてアップされていると思いますが、貼るのはやめておきます。

9.13.2011

今橋映子 「“パリ写真”の世紀」「パリ・貧困と街路の詩学」

パリ・貧困と街路の詩学―1930年代外国人芸術家たち
プロローグ 宴のあと―フィッツジェラルド『バビロン再訪』
第1章 1930年代への光―無国籍都市パリ
第2章 ナチズムの台頭―亡命地の意味
第3章 危機の時代と「都市論」―亡命者ベンヤミン
第4章 フォト・ジャーナリズムの光芒―アンドレ・ケルテス
第5章 パリの眼―ミラー/ブラッサイ
第6章 都市の痕跡と写真―ブラッサイ『落書き』
第7章 壁の街・文字の音―佐伯祐三
第8章 貧困という制度―オーウェル『パリ・ロンドンどん底生活』
第9章 浮浪者の哲学―ヨーゼフ・ロート

『聖なる酔っぱらいの伝説』 エピローグ 物語られた「時代」―金子光晴『ねむれ巴里』 異都憧憬 日本人のパリ (平凡社ライブラリー)
第1部 ボヘミアン文学のパリ(ボヘミアン生活の神話と現実;アカデミー・ジュリアンと文学;日本におけるボヘミアン文学)
第2部 憧憬のゆくえ―近代日本人作家のパリ体験(乖離の様相―高村光太郎;生きられる都市―島崎藤村;徒花の都―金子光晴;貧困と街路の詩学・一九三〇年代パリ―ミラー・ブラッサイ・オーウェル・光晴)

“パリ写真”の世紀
江戸の記憶・都市の映像―リヴィエール/コバーン/福原信三
第1部 パリ神話の成立と文学/写真(“パリ写真”とは何か;十九世紀生理学の影―始まりとしてのアジェ)
第2部 写真集というトポス(都市のグラフィズム―ジェルメーヌ・クルル『メタル』;遊歩者の手法―『アンドレ・ケルテスの見たパリ』;思考の星座―ブラッサイ『落書き』 ほか)
第3部 パリ写真の展開(報道か、アートか―カルティエ=ブレッソン;街路と演出―モード写真;カメラなき都市写真 ほか) ***

<パリ写真>の世紀 今橋映子著 都市の神話読み解く  千の眼、千の鏡のなかにパリは己の姿を映しだす。パリの闇にうごめく人々の生態を親密な眼差(まなざ)しですくいあげるブラッサイの『夜のパリ』、市庁舎の前でキスをかわす恋人たちのすばやい動きを情感豊かに定着したドアノーの写真、夕暮れ時の曇ったガラス窓の向こうに煙るようにかすんでゆくエッフェル塔をとらえたイジスの『夢のパリ』……20世紀はさまざまな〈パリ写真〉をつむぎだしてきた。  〈パリ写真〉とはなじみのない言葉だが、パリとパリ人、そしてその生活をテーマにした20世紀のストレート写真の総体である。19世紀の絵画的写真の枠組みを脱却し、鮮明で直接的な眼でダイナミックに移り変わってゆく大都市の多層的なトポスへ入り込んでいった、多くは外国人の写真家たちの仕事である。それらはある特別な都市の変遷を継続的に写し撮った記録という以上に、20世紀都市の表象となり、メディアや文学の動向と結びつきながら、世界がパリを感知し、理解するための土台となっていった。いわばイメージによるパリ神話をつくりあげていったわけだが、そのメランコリックな響きとは裏腹に、〈パリ写真〉の表現と思考は想像以上に複雑な文化的文脈に深く根ざしている。それらの根茎のような関係を膨大な資料から読み解き、パリ神話そのものを解体し、脱構築してゆこうというのが本書の試みである。  ロラン・バルトはかつてパリのすべての街角から1本の純粋な線として眺められるエッフェル塔が、実際には入り組み、交叉(こうさ)し、分岐した無数の線の集合でつくられていることへの驚きを述べた。〈パリ写真〉もまた多くの異邦人たちの視線のポリフォニーにより生みだされた類例のないイメージの結晶であり、集団的な想像力の痕跡であったことを、本書は精緻(せいち)な分析と強い情熱で実感させてくれる。 評者・伊藤俊治(東京芸術大学教授) / 読売新聞 2003.06.29(via:紀伊國屋書店)

学術書という分類もあってほどなく絶版。どの著作も大胆な仮説と、気合の入った調査での裏づけと分析は何度読んでも面白い。日本人がいつからか勝手に幻想をもっている ”パリ写真””パリの芸術家”とは全く違う活き活きと泥臭い芸術家の話。

9.11.2011

防災用品 メモ ヘッドライト

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)から半年。複雑なプレート境界にある日本においては、どこにいても地震にあう確率があることを実感として感じています。東北の被災地で被害にあった方は大変だったと思います。関東にあっても地震後の1週間は部屋の電気を消してじっとしていたのを時々思い出します。

この半年間念の為に用意していて常に手元に置いてあったものをまとめておきます。

いつでも取り出せるように屋外に置きっぱなしにしています。
エバニュー(EVERNEW) ウォーターキャリー2L  EBY208

地下鉄で移動することもあったり、地震で電気が止まることがわかったのでヘッドライトだけは一応持っています。
PETZL(ペツル) e lite(イーライト) ワイヤーストラップ E02 P3
GENTOS(ジェントス) ヘッドウォーズ833 【明るさ125ルーメン/実用点灯20時間】 HW-833XE

これも以前から用意してありました。まだ使ったことは無いのですが。
KAKURI サバイバルシート(防寒・保温シート) 40617
KAKURI サバイバルシート(防寒・保温シート)5枚パック

 
他には携帯/スマートフォンの充電バッテリーは持ち歩いています。適度な緊張で引き続き気をつけていきましょう。

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プロセブン 耐震マット(5cm×5cm)4枚入り P-N50L
ソト(SOTO) G'z G-ストーブSTG-10 

X-rite i1 DISPLAY PRO 低価格 カラーマネジメント 新製品

(C) x-rite


i1 Display2の生産終了とともに、新しくi1 DISPLAY PROとなってセンサーが新機構になった新製品。輸入品が24,800円程度で出回り始めました。CRTのディスプレイは対応しなくなって、LEDに特化していることで精度もあがっているように思います。またセンサー部分が、劣化しやすいゼラチン式から、ガラス式フィルタに変更されたことで耐久性もアップしているようです。(旧品は2年での買い替え推奨)デジタルで写真を扱う以上、ディスプレイの色を調整することは必須となりました。

x-rite (英語): X-Rite i1Display 2 Professional
x-rite オフィシャル : i1Display



日本語の説明書がついたものはまだ販売されていないようで、現在のところ直輸入品が入手可能。

楽天市場 : X-rite i1 Display PRO eye-one キャリブレーションソフト
X-Rite i1Display Proアイワン・ディスプレイプロ
Amazon.co.jp : X-rite i1 DISPLAY PRO
EPSON Colorio EP-804AR6色染料インク (赤いプリンター)

Arnold Odermatt スイス警察 カメラマン アーノルド・オダーマット



1958年日本である事件を捜査する捜査員の様子を撮影した今でいうフリーランスのフォトジャーナリストのWatabe Yukichi渡部雄吉)さんのA Criminal Investigationがさまざまなメディアで取り上げられ話題になっています。この本については画像付きでこのブログに詳しいのでこちらを参考に。

一方、スイス警察に40年勤務し、自動車事故現場を記録撮影した警察のカメラマン Arnold Odermattの写真も1990年代に彼の息子 Urs Odermatt -映画監督が自分の映画製作のために参考にするためにそれらの写真を発見するまで一般に知られるものではありませんでした。その後数冊の写真集が出版され世界中で注目を集めることになります。

Arnold Odermatt (via:A M A D O R G A L L E R Y )

写真集はドイツの出版社Steidlから発売されました。事故現場の記録写真 "Karambolage" 真剣に勤務している同僚の(ユーモラスに見える)写真がまとめられた Arnold Odermatt: On Duty そして休みに彼が撮った家族の写真をまとめた In Zivil / Hors Service / Off Dutyの三冊。

Arnold Odermatt
NORDWEST FILM :Urs Odermatt & Arnold Odermatt
James Kelly Contemporary : Arnold Odermatt
写真の由無し事: 2010年 マイピックアップ 写真家55人
Arnold Odermatt - Wikipedia, the free encyclopedia
lens culture: Arnold Odermatt
ビール/ビエンヌ写真祭2013: スイス北西部の街 見慣れた風景と異常な風景 - swissinfo.ch

渡部雄吉
atsushisaito.blog : Watabe Yukichi 「Criminal Investigation」
DALPINE : A Criminal Investigation - Watabe Yukichi
5B4: A Criminal Investigation by Watabe Yukichi

Amazon.co.jp : Watabe Yukichi - a Criminal Investigation
ヴェネツィア案内 (とんぼの本)

9.10.2011

Yusuke Nagano - Little Dragon's Dad's Family Union



Little Dragon
のユキミナガノ(Yukimi Nagano)のお父さんのイラストレーター Yusuke NaganoさんとOLGAが制作したPV

Youtube : Little Dragon - Swimming
Fader : Video: Little Dragon, “Brush The Heat”
TSA : Yusuke Nagano
Yusuke Nagano Myspace
Yusuke Nagano Illustrations



Little Dragon - MySpace
Little Dragon's sounds on SoundCloud

Amazon.co.jp : Little Dragon - Ritual Union
Ritual Union [12 inch Analog]

忘れること、あるいは都市の消滅と資本主義の文化について スーザンソンタグ InterCommunication No.14 1995

忘れること、あるいは都市の消滅と資本主義の文化について スーザンソンタグ(インタヴュアー 木幡和枝)
InterCommunication No.14 1995. Autumn
特集 映像メディアのアルケオロジー

雑誌から切り出したページがでてきて、その彼女の発言は、日本に住むわれわれから見て必ずしも真で無い部分もあるのだが、考えるヒントとしては興味深い点がいくつかあったので要約してメモを残しておく。

読みながら同時タイプしてまとめているので、文意がズレる箇所もでていると思う。興味のある方は本に収録されているのでそちらを参照ください。

Amzon.co.jp : オペラシティの彼方に―エッジを測量する17の対話
NTT出版 : オペラシティの彼方に エッジを測量する17の対話 磯崎新 編

***

事故のいきさつ 磯崎新

関西大震災、オウム地下鉄サリン、タレント知事選と、政治的なトピックスが続出。事件の背後に、同じくポリティカルな問題領域が潜んでおり、それを建築や都市の問題として避けるわけにはいかないと考えていくつかの企画に関わってきた。そのひとつが「水俣メモリアル」の国際デザインコンペティションの審査。同時期に「女性建築家フォーラム」が岐阜で開かれた。基調講演にスーザンソンタグ氏が来日。

「水俣メモリアル」市、および関係者から記念碑もしくはオブジェクトの公募についての相談があり、メモリアルならば、可視的ないっさいのモニュメントが不可能と思われている今日においても成立可能かもしれないと私がサジェストしたことから組まれたタイトル。

(その後、磯崎氏が感冒ウィルスにかかって、スーザンソンタグ氏との対話がキャンセル。インタビュアーをたてて、スーザン・ソンタグの日本論が記録されることとなった。)

***

ソンタグ - 女性建築家だからといって特別に負わされる課題があるとは思いませんし、基本的には男性の建築家と同じ仕事の仕方をするというのが私の観点。もうひとつの論点 - 伝統的に女性が家のなかの仕事についてきたということから、女性の方が感覚的に優れている領域があるという見方。そういう主張はむしろ女性建築家の活躍分野を特殊化し、狭めてしまう。コンペという形式は建築界特有のもの。ブラインド・コンペという応募者が明かされないで審査する制度がもっと多く活用されれば、女性に対するあからさまな偏見が入り込む余地は減少します。

今回の女性建築家フォーラムへ招待され、日程上、来られないかもしれないかもしれないということで、代わりの人を推薦した。アメリカではとても有名な人で、彼女を有名にしたのは建築ではなく、モニュメントです。またイェールの学生だった21歳のときに、ベトナムで戦死した兵士の慰霊碑のためのブラインド・コンペで一位になったのです。第一線で活躍する有名な建築家も参加しましたが、蓋をあけてみたら、勝ったのは無名の、まだ大学院生ですらない21歳の学生、女性、しかも中国系ときている。

ベトナム戦争戦没者慰霊碑 - Wikipedia

結果的に私がこられることになり基調講演したわけですが、日本に長く住んでいる外国人から個人的な見解として「彼女は若すぎる、基調講演にはもう少し年輩でないと」とその人は日本での経験からそういう推察をしたわけです。

***

100年以上もの長い間、「モダン」は「アメリカ」を意味していたわけですが、20世紀末の視点からすると複数のモデルがあることは明らか。ここ30年来、その新しいモデルが日本になってきたと思うのです。「日本流のモダン」「日本流の過去との訣別の仕方」「日本流の過去の破壊法」というような見方。日本モデルはアメリカ・モデルといくつかの点がちがっていました。

-現代の東京がそんな飛躍をしているのは、過去と断絶したからだということでしょうか?

ソンタグ - よそよりもラディカルに過去を断ち切ったから...でもその前にもう一点。
日本が他の国と違うのはなぜか。日本には他の国とはまったく異なる都市の観念があるのではないでしょうか。まず人口を限定していない。何人でも受け入れるつもりがある。「モダン」の典型がアメリカで、「ポストモダン」の典型が日本だとすると、「モダン」のモデルは従来型の都市の延長線上にあります。中心から放射状に広がっていくという考え方。歴史的に、中世以来のヨーロッパの都市のあり方。

日本の都市には中心という観念がありません。中心ができかかっても、都市の拡張とともにまた新しい中心が出現する。この脱中心モデルは新しいものです。もう一つ外国人の目に明らかなのは、単一の中心を決めてものを作らないばかりか、建物の使い方そのものに日本、東京に特有のものがあるということです。

西洋では建物の使い方に一定の方式があります。道路に面した地上階と、その上の階にすべての重要な活動と重要な組織が位置している。レストラン、劇場など。ところが日本では、建物の内部空間にも中心という観念がない。あるいは西洋的な意味でのヒエラルキーがない。ビル全体がひとつの機能に集中していて、どの階でも同じ活動が重複して展開している。たとえば、繁華街のバーや酒場だけが入居しているビルです。

-日本には過去は記憶のなかにしっかりととどめられているという過信があって、物にそんなにこだわらないのかもしれませんが、そのうち記憶すら忘れ去ってしまう恐れを感じませんか

ソンタグ - 忘れることは日本において重要な命題となっているとも思えます。過去との断絶には愕然とさせられます。一つの例をあげると、文学です。明治以来、戦後期にいたる日本の文学は重要な文化を形成してきました。ところが今現在、若い人々がどれだけ文学を読んでいるか、たぶんよその国に比べてきわめて少ないのではないでしょうか。今朝たまたまみた「Tokyo Style」という写真集で、そこには電気機器、服、膨大な数のCDやビデオテープ。本はまったく見当たりません。音楽、ビデオといったものは新しいアートというべきかもしれません。脱歴史的ともいえる。過去は自分には重要ではない、面倒なだけだ、と言っているように見えます。

文学書は一人ひとりが買うもので、それは自分のなかに対象を取り込むことです。一方テレビやビデオというものは、一過性の刺激、興奮のためにあるとは言えないでしょうか。これは消費を奨励する大量生産社会に密着した文化であり、だれもが同じものを消費することを喜ぶ社会です。古い文化の消費形態とは異なり、人々は集団行動にますます取り込まれやすくなるのです。

- ところで、映画100年にちなみ、最後に映画についてお話いただけますか?

ソンタグ - 映画100年の歴史のなかでも、日本映画は偉大な足跡を残しました。ところが私の知る限り、それが大きく崩れさろうとしています。かつてのような創造性と質はみられない。会う人ごとになんでそうなったのか話すのですが、多くの人はかつてのような監督がいないといい、もっとも大きな理由として経済的理由をあげる。でもそれだけではないと思います。大胆な仮説を言うと、経済的に成立しないといのは結果であって、原因ではない。あるレヴェルの真剣さと内面性をもったアートは高度資本主義のもとでは崩壊していきます。経済的圧力は結果であって、真の理由は人々がもはやその種の経験を理解しなくなる、持ちたいと思わなくなる、ということなのです。その種の体験は大袈裟すぎる、押し付けがましい、難しすぎると感じてしまう。映画が要求してくるもの、そのシリアスさやその暗示的な社会批判 - 溝口、小津、黒澤、成瀬、大島、今村らの優れた日本映画の多くにはそれがあった - はいらない、ということです。映画作りに必要な資金が調達できないといった単純な理由ではない。

ついこの間、東京でも、ロシアのソクーロフという40代後半の監督の映画を上映していたと聞きました。彼はタルコフスキーのアシスタントだった人で、作風は違いますが、その伝統をふまえています。とても哲学的で深く、すばらしい物語映画を作ります。新たに資本主義を取り入れたロシア、そこでもまた、ソクーロフのような映画は受け入れない。人々が彼の映画のようなものを欲していないからです。もっと別のものをみたいと思っている。現在の内的生活の重荷から解放してくれるようなもの、消費を加速化し、過去から遠く離れさせてくれるようなものを欲しているのです。

***

さまざまなアートの中でどちらにころんでも消滅することないアート、それが建築です。一面アートであり、同時に倫理的な活動であり、芸術の文脈を離れても実践することができます。別のジャンルのアートとなると、ほとんどのジャンルがそうでしょうが、芸術という意識ぬきにしては優れたものは生まれない。芸術としての建築という意識を恣意的に放棄して、技術、社会、健康、都市、環境という観点からのみ建築を実践してみる。それでも建築から芸術としての側面をぬぐい去ることはできないのではないでしょうか。建築はつねに人目にさらされているわけですから、建築家の将来には、今映画が瀕しているような危機は訪れないのかもしれません。

(InterCommunication No.14 1995. Autumn 特集 映像メディアのアルケオロジー)


Amazon.co.jp : オペラシティの彼方に―エッジを測量する17の対話
スーザン・ソンタグ - 良心の領界
アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX (孤独な声/日陽はしづかに発酵し…/ファザー、サン)
アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX 2 (痛ましき無関心/マザー、サン/モレク神)

9.09.2011

Friedlander (Museum of Modern Art) 0870703447 リーフリードランダー カタログ MoMA Back in stock!


ペーパバックながら480ページの分厚さで内容の濃い本。Peter GalassiによるフリードランダーのMoMAでの巨大な回顧展のカタログ。かなりの作品が網羅されています。長く版切になっていましたが、在庫が戻っているようです。お勧め。

Janet Borden, Inc.
Fraenkel Gallery
Wikipedia

Amazon.co.jp : Friedlander

9.07.2011

第5回写真「1_WALL」展 ガーディアン・ガーデン 2011年9月20日から

以下、GUARDIAN GARDENのウェブサイトから転載(敬称略)

第5回写真「1_WALL」展
2011年9月20日(火)~ 10月13日(木)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

第5回写真「1_WALL」ファイナリスト6名
池崎一世 Ichiyo Ikezaki
板谷麗 Rei Itaya
櫻井龍太 Ryuta Sakurai
清水裕貴 Yuki Shimizu
芹川由起子 Yukiko Serikawa
丸山勇樹 Yuuki Maruyama

[審査員]
有山達也(アートディレクター・グラフィックデザイナー)
小林紀晴(写真家・作家)
鈴木理策(写真家)
姫野希美(赤々舎代表取締役、ディレクター)
光田ゆり(美術評論家)

Photo Gallery International 須田一政「雀島」 and sign..there's Issei Suda two exhibitions this September


How to get to Photo Gallery International

Photo Gallery International
Issei Suda “Sparrow Island”
Sep. 1 – Oct. 1, 2011
須田一政作品展 「雀島」
2011年9月1日(木)−10月29日(土)


How to get to Place M

Place M
Issei Suda "Sign"
Sep. 26 – Oct. 2/Sep. 28 - Oct.7 2011http://www.blogger.com/img/blank.gif
須田一政作品展「Sign」
2011年9月26日(月)〜10月2日(日), 9月28日(水)〜10月7日(金)

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Biography : Issei suda (須田一政)
須田一政 - Wikipedia
須田一政 | Fotonoma The Photographer

Issei Suda - Wikipedia, the free encyclopedia
Charles A. Hartman Fine Art | Gallery of Issei Suda
Issei Suda « Escape Into Life

Books
紅い花―須田一政写真集 (ワイズ出版写真叢書)
民謡 山河
風姿花伝―須田一政写真集 (1978年) (ソノラマ写真選書〈16〉)

Gallery Wawon - Tokyo's Artists own independent photo gallery



Gallery Wawon
畔柳 寿宏(Kuroyanagi Toshihiro) 写真展「homework」
展示期間 2011. 9/24(土)~ 9/25(日)
展示時間 14:00 ~ 19:00



how to get Gallery Wawon


Public Transportation
-JR Keihin-Tohoku Line Ouji Station(North Exit)
-Tokyo Metro Nanboku Line Ouji Station((Exit No.3)
-Toden Arakawa Line Ouji Station Stop

東京都北区王子本町2-3-13
2-3-13 Oujihonmachi,Kita-ku,Tokyo

9.06.2011

Yumiko Chiba Associates - 「1970年代へ 写真と美術の転換期 ―複写 反射 投影―」 Ⅰ期 写真を選ぶ:視覚の点検 ユミコ チバ アソシエイツ

写真展 『1970年代へ 写真と美術の転換期 ― 複写 反射 投影 ―』
以下 Yumiko Chiba Associates ウェブサイトより転載

[ 会期 ]
前期: 2011年9月16日(金)-10月5日(水)
グループ展(出品作家:植松奎二高松次郎眞板雅文若江漢字
後期:2011年10月7日(金)-10月29日(土)
植松奎二個展

[ 会場 ]
Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
〒160-0023東京都新宿区西新宿4-32-6  パークグレース新宿 #206
Tel:03-6276-6731
URL: www.ycassociates.co.jp
営業時間:12:00-19:00  定休日:日、月、祝日

■トークイベント
2011年9月17日(土) 17:30~19:00
光田由里×植松奎二×若江漢字


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「高松次郎 言葉ともの ‐純化とトートロジー」
*トークイベント
2011年9月25日(日) 15:30~17:00 金氏徹平×光田由里
2011年10月16日(日) 15:30~17:00 冨井大裕×沢山遼×光田由里

[ 会期 ]
2011年9月16日(金)-2011年10月30日(日)

[ 会場 ]
NADiff GALLERY
〒150-0013東京都渋谷区恵比寿1-18-4 B1F
Tel:03-3446-4977  Fax:03-3446-4978
URL: www.nadiff.com
営業時間:12:00-20:00 定休日:月(月曜が祝日の場合は翌日)

pg-web :off the gallery 06.08. 83年/美術と写真(前田恭二)
Art Blart : Exhibition: ‘Between Here and There: Passages in Contemporary Photography’at The Metropolitan Museum

Amazon.co.jp : 高松次郎 言葉ともの―日本の現代美術1961‐72
PHOTOGRAPH
不在への問い

9.04.2011

Blind Spot Series ブラインドスポット シリーズ 限定 写真集

Blind Spot Magazine が最近出版しているモノグラフの Blind Spot Series
いずれも1,000部限定で100部(ナンバリング、サイン、プリント付)

ミズラック、ショアが既刊としてでている興味の惹かれるシリーズ。直販のみ。プリントはGriffin Editionsによるもの。

そして、そもそも雑誌だと思っていたのですが、"Mission"を読むとより広い意味でアーティストが制作するのを支援する組織だったんですね。Donationやスポンサー、プリントや機関紙の売り上げで運営。

Richard Misrach "1991"(Limited Edition)

Other Edition : Blind Spot
http://blindspotmag.tumblr.com/
Blind Spot Magazine on Twitter
The Brooklyn Rail : Blind Spot Magazine

Eugene Richards - The Blue Room (2008) ユージン リチャーズ カラー

(C)Phaidon

Eugene Richards(b.1944 Boston) 社会的な問題の啓発のために写真を撮って発表しているジャーナリスティックな写真家のユージンリチャード。彼が2008年に発表した異色のカラー写真のシリーズ "The Blue Room"

アメリカ中西部のうち捨てられた家(廃墟)や農場を被写体にパーソナルで、不吉な写真。意外に思って引っかかったのでメモしておきます。

The Blue Room (Jun 2009) - Fahey/Klein Gallery
Eugene Richards Photography
マグナムフォト:ユージン・リチャーズ

Amazon.co.jp : The Blue Room

Zero 7 - throw it all away


iTunes : Zero7 -Throw it all away

9.03.2011

Kitty, Daisy & Lewis - - I'm So Sorry キティー・デイジー&ルイス





面白いグループだ。3人兄弟でお母さんがレインコーツのベーシストだった人。Kitty, Daisy & Lewis ルイスでは子供達をベースでサポートしている。

他にもジャンプブルース、ロカビリー、カントリー、R&Bなど楽器も色々出来てとても器用。ジャムして上手くなっていったのが見ていてよくわかります、ずっと続けていい音楽を作って欲しいと久々に思ったバンド。どうなっていくか楽しみ。(ボトルから酒をグイグイいってる映像があるけど、酒で逝かないか心配。)



Wikipedia - キティー・デイジー&ルイス
Qetic : FUJIROCK'10 : Report
Myspace
Kitty, Daisy & Lewis Official

iTunes : iTunes : KITTY,DAISY & LEWIS I'M SO SORRY

Amazon.co.jp : Smoking In Heaven(BRC292)
Kitty Daisy & Lewis
The Raincoats